雨上がりのアスファルトの匂い

 自分でつけたエッセイのタイトルが未だ正確に覚えられませんなっちゃんですこんにちは。

 「が」だっけ「で」だっけ「に」だっけ、あれ……? ってなってます。


 海には太陽が似合うと思いませんか。

 わたしは思うんですよ。

 むかーしね、わたしが通っていた大学の近くには、道の駅ってやつがありまして。

 大学もその道の駅も、海に近い高台にあったので、ちょっと外の坂道を歩くといつも海が見えていました。

 わたしは当時まだ車の免許を持っていなかったので、いやまあ、今でも立派なペーパードライバーですけれども、その頃はバスを使うか歩くか人の車に乗せてもらうか人の原付きの後ろにちょっとお邪魔するか、っていう移動手段だったんですよ。

 だめよ原付きにニケツしたら。

 そんで、人の車に乗せてもらってよく近くの道の駅に遊びに行っていました。

 歩いても行けちゃうんだけど、乗せてもらうほうが多かったかな。

 海鮮物のご飯が美味しかったです。

 お高かったけど。

 田舎だもんだから土地だけはあるので、奥の方にちょっとしたアスレチックなんかもあって、高台を活かした東屋なんかもあって、なかなか良い立地でした。

 建物がお洒落だったしね。

 その、すこし高いところに作られた東屋から見える夕陽がね、わたしは大好きだったんですよ。

 見晴らしのいい場所に設えられた東屋から見える水平線と、オレンジ色の大きな夕陽。

 周りが草まみれだから、虫を警戒してあまり長居はしたくない場所ではあったんだけど、時々そこで海と夕陽を眺めるのが好きでした。

 絶好のデートスポットでしたね。

 人があんまり居ないし、静かだし。

 また行きたいなあって思うんだけど、このご時世だからなかなか遠出もしにくいよね。

 思い出補正がかかってるだろうから、もしかしたら今行くとまた違う気持ちになるかもしれないしね。

 ん、いやでも、上の子連れて行ったことある気もするな。

 でも多分それから7〜8年は経っている気がする。


 花火大会行ったり、友だちと買い物行ったり、バイトしたり、大学生の頃は楽しかったことばっかり覚えてます。

 神社の参道とか、道の奥まったところの先にある隠れ家みたいな家とか、寂びれた駅前とか。

 戻りたいなーって思うけど、戻れないんだなこれが。

 なんたってわたしは方向音痴ですからね。

 その光景は覚えていても、そこに行き着くための道のりは覚えてはおらんのです。

 ちくしょう。

 笑。


 基本的にインドアですけど、流石にどこか遠出したくなっちゃって、記憶だけお出かけしてみました。

 旅行したーい!

 旅館にお泊りしたい!!

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