ナウシカ(仮説)
魚にとって水は、人間にとっての空気である。ナウシカ(原作)の腐海がある世界で育った生物が、清浄な空気では生きられないように、水が変わることはメダカの負担になる。
本来は、徐々に水を混ぜて慣らしていく作業が必要で「水合わせ」というのだが、そんなこと調べるまで知らなかったし、ナウシカの言ってることは超納得なんだけど、生き残ったメダカはしばらく腐った水で呼吸させとく? ムリムリ感覚的にむり。ソッコーできれいな水に移動。
環境の変化に耐えきれず、きれいな水で死んだら仕方ないと覚悟したけど、今までの半分以下にサイズダウンしたスペースをスイスイ泳ぐようになる。
その調子でついでにボウフラ食べてくれないかな、と思った。
ある朝
梅雨寒が和らいだような天気のいい日和だった。
一匹しかいないメダカの下腹部に、つぶつぶゼリーみたいな卵がふわっと固まっていた。
すごく分かりやすい形で、性別が判明した。
二匹飼うのも面倒だけど、オスかメスか一匹で生涯を終えるのに憂慮すべき違いはあるのか考えていたところだった。
メスだった彼女は数日しても卵を腹にくっつけて泳いでいる。蓮の葉や茎には生みつけられないらしい。
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