第17主題 白百合の病
「みよし先生の
僕は、美しく折り目の付いたハンカチを
罪づくりな人に、また出逢った。
そう思えて泣き笑いしている。
「ヒナノさん、僕は
顔をハンカチで
「みよし先生の御年齢? おそらく、大学院をストレートに御卒業時点で24歳でしょう。非常勤生活6年目の中堅。30歳。そう見えました。違いますか?」
驚くべきことに彼女は、僕に白百合の病が宿った年齢を、ぴたりと言い当てた。
「30歳。
本当は53歳だ。そんな事実は黙っておこう。
20年あまり学び
彼女は「天然」と云う言葉が、しっくりとくる、僕の笑いのツボを
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