第4話 最後の一言
「どうしても叶えたいお願いがひとつだけあって、パンチラという恥ずかしい思いをしてまでもう一度呼びました。叶えてもらえますか」
小絵は少し潤んだ瞳でジェニファーを見つめた。
「もちろんです、ご主人様。私にできることであれば今すぐにでも」
ジェニファーが大きくうなずきながら言う。
——かかった!
私が練りに練った一言。これを叶えるために3回目のパンチラもがまんしたのた。さあ、受け止めなさい、このエロ魔神!
「では、もう二度と私の前に現れないで!」
——勝った。エロ魔神にはこれに勝る願いはないでしょ?
するとジェニファーが困った顔をしている。それはそうでしょ。もう二度と私に邪な行動ができなくなるはずだ。
「もしかして、そのために今回パンチラをしたので?」
「そうよ。まいったか」
ジェニファーがニヤリと笑う。
「いえね、わざわざパンチラしてまで呼び出さなくてもズボンを履けば私はでてこれないのにと思いましてね。まあ一回分、タダで目の保養をさせていただきラッキーでした」
——しまったああああ!
女子高生と魔神の規約 西川笑里 @en-twin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。女子高生と魔神の規約の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます