第4話 最後の一言

「どうしても叶えたいお願いがひとつだけあって、パンチラという恥ずかしい思いをしてまでもう一度呼びました。叶えてもらえますか」


 小絵は少し潤んだ瞳でジェニファーを見つめた。


「もちろんです、ご主人様。私にできることであれば今すぐにでも」


 ジェニファーが大きくうなずきながら言う。


 ——かかった!


 私が練りに練った一言。これを叶えるために3回目のパンチラもがまんしたのた。さあ、受け止めなさい、このエロ魔神!


「では、もう二度と私の前に現れないで!」


 ——勝った。エロ魔神にはこれに勝る願いはないでしょ?


 するとジェニファーが困った顔をしている。それはそうでしょ。もう二度と私に邪な行動ができなくなるはずだ。


「もしかして、そのために今回パンチラをしたので?」

「そうよ。まいったか」


 ジェニファーがニヤリと笑う。


「いえね、わざわざパンチラしてまで呼び出さなくてもズボンを履けば私はでてこれないのにと思いましてね。まあ一回分、タダで目の保養をさせていただきラッキーでした」


 ——しまったああああ!

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女子高生と魔神の規約 西川笑里 @en-twin

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