「かがみよ かがみ」もくもく会

木谷日向子

第1話 書きたいテーマを探す

 noteを書くようになって、自分のことを題材にしたエッセイを書く機会が多くなりました。ですが、一人で思ったままをエッセイとして書いていると、「果たしてこれで読者の方々に伝わっているのだろうか……?」と不安になってくるようになりました。なので、「かがみよ かがみ」の編集部が主催してるオンラインエッセイ勉強会に参加することにしました。

 集まったのは20代の若い女性で、最初のグループワークで私は「書き方」を考えるというチームに入りました。

 私はエッセイを書くようになって、自分のことを赤裸々に書くのが恥ずかしく、私生活でも人に遠慮しながら生きているのに、エッセイの中でも人に「これ読んで伝わるのかな」と考えすぎてしまって、真面目な感じに、オブラートに包むような感じに書いてしまうという悩みを打ち明けました。

 どこまで自分のことを書いていいかわからない……。

 Iさんから、「かがみよ かがみ」で人気のコラムニストがいるということ伺いました。その方は自分の男性関係やセックスの話を赤裸々に書いているそうなのですが、「血が出ないようになったもの」しか書かないようにしているらしいです。自分の髪の毛になったもの、傷ではなくなったものしか書かない。なるほどと感じました。

 なので、私も、一歩手前くらいまで、自分の心に深く潜ってその濡れた土に潜る寸前まで書いてみようかな。それが表現だよなと考えました。 

 私は今まで感性で文章を書いていってしまっていたので、プロットや構成を立てるということをしてこなかったのですが、プロの小説家の方々にプロットを立てた方がいいという話を伺い、小説や脚本を書く時はプロットを書くようにしていました。

 エッセイでもプロット・構成を書いた方がいいのかという質問に、Iさんは箇条書きで論理的にまず書いて、そこから肉付けをするということを教えてれました。

 そして、人は皆が思ってること、つまり普遍的なことの反対意見の話に惹かれるということも学びました。

 友達に話すように書く、それが面白く伝わりやすいエッセイだということです。

 私のエッセイのテーマは大学時代に学んでいた美術史に関することで、レポートのような形にするのではなく、自分が絵画から何を受け取り、それをどう生活に生かしているか、ということを書いていきたいと考えました。

 次回は構成・プロットの勉強会に参加します。

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「かがみよ かがみ」もくもく会 木谷日向子 @komobota705

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