第3話 惰性

 目の前にいるのは、間違いなく「あの」田中さんだ。

 どう見てもただの中年オヤジにしか見えないが、今一番気になるのはそこじゃない。


 何故、田中さんが魔王軍の幹部なんてやっているのだろうか?。

 魔王軍は万年人手不足なんだな。

 まぁ、とりあえずは


「『ステータス』」


 敵の強さを知ることが最重要だ。


「階位『シェリダー』【童貞名】≪猫を愛する者ラブラブキャット≫」


 オえっ……見るだけで吐き気を催す童貞名だ。

 そして何故か攻撃値などの数値がバグっていて見えない。


「おい、パラス君。シェリダーってなんだね? あと数値がバグってて見えないんだけども? パラス君聞いているのかね???????? 」


 若干の沈黙のあと、若干目をそらしながら答える。 


「……ごめんなさい。完全に伝えるのを忘れていました……シェリダーは第三階位相当の強さを表しているもので、数値が見えないのは基本的に、自分にしか詳細パラメータを確認する方法がないためですね。はい」


 おやおやおや


「……君、世界救う気あるのかな? ちょっと浮かれすぎているんじゃない?? ん??? 聞いてますか????」


 流石に、ここまで重要な情報を「忘れてた」で済ますことはできない。

 これは後でお仕置きが必要ですね。


「わ、わかってますよ! ほら、謝ってるじゃないですか! そこまで言う必要あります? 女神だって忘れる事くらいあるんですよ! 道貞さんこそ器が『ちっさい』んじゃないですか???」


「おいおいおい。冗談はやめてくれよ女神様よぉ。こちとら命張ってる立場だぞ? 『忘れてました♡』で許されると本気で思ってるんでしゅかー??? ん???」


「……ぅ……ぅる……」


「ん??? 聞こえませんよー? ちゃんと喋ってくださーい???」


 「ぷるぷる」とパラス人形が震える。


「おーい。聞こえ―――」


「うるさぁぁぁぁぁい!!!! 私は悪くないですよーだ。そもそも、聞かれてませんでしたし? 社会で『知らなかった』が通用すると思っているんですか? 甘い甘い。世の中舐めすぎですよ? 今回は『聞かなかった』道貞さんの責任ですよ。はい、私は悪くない」


 今まで比較的に丁寧なしゃべり方だったものが突然、豹変する。

 まるで、ブラック企業に一人はいるクソ上司のようだった。

 よし、あとで洗濯機の刑に処そう。


『……≪猫の足キャッツポー≫≪猫の手キャッツハンド≫≪猫の跳躍キャッツジャンプ≫≪猫の柔らかいタッチキャッツスタンプ≫』


 そう、思ったや否や。前方から田中さんの攻撃が飛んできた。

 まぁ、

 

―――「来るとは思ったよ」


 完全に不意を突いた攻撃は、容赦なく首を跳ね飛ばすかに見えた。


 しかし、俺は田中さんの猫の手キャッツハンドをいともたやすく"片手"で止めた。。


『な、何故……私の攻撃が通らない!? 今頃、貴方の首が落ちていなければおかしいはずなのに、どうして……"何もスキルを使っていない手"で受け止められているのですか?』


「『どうして』か。別に俺は何か特別な事をしたわけじゃないぞ。ただ単純に、俺と田中さんとでは、現在いる『階位』が違うんですよ。何かしらの秘策があるならともかく、単純なフィジカルで俺に勝てるわけないじゃないですか?」


 一旦の様子を見るためか、田中さんは大きく跳躍し一定の距離を空けた。


『……まさか、これ程とは思いませんでした。城門から入ってきた時には、そこまで強そうには見えなかったですからね。もしかして、初めから私の存在に気が付いて力をセーブしてましたか?』


「当然、力の調整はしていましたよ。パラス人形を投げた"時"にはもう既に、力加減の方はマスターしていたんでね。あと、田中さんが居ることに関しては知らなったです。まぁ、魔王軍が潜入しているのを見越して、正面から"あえて"慌ただしく入ったってのはありますけどね」


「ちょっと! 道貞さん! 何で、私にはそのことを教えてくれなかったんですか!?」


 自分に真意を黙っていたことに対して、「不服」であるとパラス人形の抗議が飛ぶ。


「いやさ? こっちがこんだけ『汚い事女神人形持ち込みしてるんだから、魔神側も当然『汚い事』しているんじゃないか? って疑問を持つのは何もおかしいことじゃないだろ?」


「な、なるほど。やはり、私が見込んだだけはありますね。十点中七点を差しあげましょう」


「……『スキルを使えばもっと楽だったのに』」


 裏声を使い、先程パラスが言っていたセリフを復唱する。


 ―――ぺしぺしぺし


 すると、無言の抗議が俺の頭を優しく襲う。


『……全く、見せつけてくれますねぇ。見ているだけで反吐がでる。』


 田中さんは肩を小刻みに震わせながらこちらを睨む。


「いやぁ、イチャイチャしちゃってごめんなさいねぇ田中さん。田中さんの愛は常に一方通行、どれだけ『異性に対しての愛』を抱こうと、彼の者は貴方を『同じ愛』で返してはくれない。故に、天涯孤独であった貴方には少々きつい物がありましたかね?」


 オレは全力で田中さんを煽る。

 

「そろそろ、"本気"で来てもらえませんかねぇ、"人間"を拒絶し嫌悪した田中さん? 」



『……小僧。貴様、ただで死ねるとは思うなよ?』


―――姿勢を前傾に倒し、腰を浮かせる。

   

『我が、童貞名は≪猫を愛する者ラブラブキャット≫。故にこそ、我は至る≪吾輩は猫である≫』


 田中さんの言葉に呼応するかのように体が変体していった。

 

 鋭い爪と牙、猫の様に短い毛で覆われた黒き猛獣がそこにいた。


「ちょ、道貞さん! これはヤバいのではないですか!? 一旦、ここは引きましょう‼」


 ガバガバ敬語でパラスは警告する。


 しかし、だ。


「逃げねーよ。俺は田中さんの性的指向プライドを自身のエゴでバカにした。だから、ここで殺される可能性があっても逃げない。それに、第三階位の全力に勝てなきゃどのみち、ここより『先』はない。そうだろ? 田中さん」


『ここで死ぬ貴方に、教えることなんて何もありませんよ。万が一、私を倒すことが出来たら「魔王様」について知る限りの情報を教えましょう。我が【童貞名】に懸けて』


「上等だ。」


 俺は深く息を吸い、目を伏せ精神を集中させる。


『戦闘中に目を閉じますか、愚かな。では、遠慮なく殺して差し上げますよ!』


 田中さんは、さらに低く前傾姿勢をとり、目にも止まらぬ速さで突進した。


『ここで死ねぇぇッッッ!!!!』


 空を割く程の致命の一撃を俺は左腕で受け止める。


 その刹那、「ぐしゃ」という音をたて、俺の左腕に鋭い爪が食い込んだ。


『取った!!!』

 

「道貞さん! 腕が! どうしてスキルを使わないんですか! このままでは殺されちゃいますよ! 私そんなの許しませんよ!」


 パラスが何やらふざけた事を叫んでいた。

 何故、『スキルを使わないのか』だと?


 そんなもん、この世界から来た時から『既に使っている』というのに。


『……な、なんだと……ど、どうして切断できないんだ!? オアアッッ!!! 切れろクソがァァァァァ!!!』

 

 一向に前に進まない爪に力を込める。

 だが、それ以上前に進むことはなかった。


『ど、どうして……』


「俺は最初に言ったはずだぜ。『≪童貞神ゴッドオブヴァージン≫は常時発動系のスキルだ』と」


『……そんな事、言っていなかったでしょう!!!』


「……道貞さん…そんな事言ってましたっけ?」


 もちろん


「……あれ、言ってなかったっけ!? まぁ、いいや」


『「おい!!!」』


 二人の息はぴったりだった。

 

『……最初から、私に勝ち目はなかったという事ですか。こんなことなら下手に出るんではありませんでしたね。……いや、「様子を見る」事をしなかった私の「怠惰」故の結果ですかな。最後に教えていただきたい、何故……』


『貴方は"初手"で手を掴んだ時に、私を殺さなかったのですか? これほどの力量差があれば、わざわざ様子見をする必要性なんて、なかったのではないのですか?』


「……俺は田中さんの事がそこまで嫌いじゃなかったんだよ。『猫しか愛せない』って信念貫いて、童貞のまま死んだあんたを、周りの獣人に被害が出ないようにと『わざと』力を放出しながら来たあんたを」



「俺は結構認めてるんだぜ?」


 俺の言葉を聞いて、諦めたのか田中さんは先ほどまでの中年オヤジ状態に戻った。

 

『……ははは、…まさか「認めてる」なんて言われるとは思ってもいませんでしたよ……』



 私は自分の性癖のせいでずっと、周りから気持ち悪がられていた。

 だからこそ、物心ついたころからは周りに好かれようと人一倍努力してきた。

 だけど、自分の「欲」を抑えることが出来ず、結果道貞さんに通報されて刑務所に行きとなった。

 その後からは、周りの人の目と自身の「欲」に板挟みにされ恐怖で眠れなかった。



 そして……



 私は自らの命を絶った。


 欲にまみれた自身の因果との決別を果たしたかった。


 死後、魔神様の御慈悲で私は異世界に転移することが出来た。

 だけど結局……この世界「神々の箱庭ラグナロク」に来ても欲は私に付きまとった。


 ですが、今になってやっとわかったんです。

 他人をただ拒絶するのではなく、他人に頼る事を私はするべきだったと。

 「助けてくれ」と、自身もまた他人を人間を「理解」する努力をするべきだったと……


 もし、まだ間に合うのなら……


「間に合うよ」


 ッ!?



「俺はあんたの『後悔』を笑わない。だからさ、一緒に真の【童貞道】ってのを探そうぜ」


 いい歳したおっさんは誰の目も気にせずに泣いていた。


『……はは、何ですか【童貞道】って。やっぱり、道貞さんは頭がおかしいですね』


「お互い様だろ?」


『確かに』


「って事で、これからよろしくな田中さん! 魔王討伐までつきあってもらうぜ?」


『……仕方ありませんね。今なら、他人を「理解」し、自身の「欲」にも向き合えるような、そんな気がします。』


 二人が握手をしようとした、その瞬間。

 田中さんの心臓辺りを黒いもやが覆った。


「ガハッ! グゥ……ハアハア…契約の効果…ですか……」

 田中さんは心臓の辺りを手で押さえながら、喀血する。


「おい! 大丈夫か田中さん! クソッ! おい、パラス人形起きろ! これ今どうなてるんだ!?」

 焦りのあまり、言葉が荒くなる


「起きてますよ!これは、おそらく……この世界に来る時にした、魔神との契約が罰を与えているんだと思います。契約違反をした場合に、何かしらのペナルティが発生するように仕込んでいたんでしょう」


「クソッ! 何が契約違反だよ。 何か救う方法はないか!?」


「……一つだけ、可能性を知っています。本来契約をする際、何かしらの『鎖』が必要になるんです。魂との契約なわけですから、対象の概念的な何かを、こちら側で縛っておく必要があるんです。道貞さんも生前、契約の際に契約書なるものを書いたことがあるでしょう? その契約書の代わりに概念的な何かを縛っているんです。それを破棄すれば何とかなるかもしれません!」


 何を言ってるのか100%わかるわけじゃないが、俺でいうところの「後悔」に当たる何かを縛られてるって事か。

 ってかそれって、担保じゃねーか性格悪いな


「了解した。田中さん、まだ意識あるか?」


「あ、あぁ。まだ……生きてるぞ…」


 どう見ても死にかけだった。

 上っ面を取り繕うのはうまいのに、こういう時の嘘は下手なんだな。


「俺は今から、田中さんの契約を強引に『破壊』する。少し、目をつぶって横になってな。」


 俺はそう言い「ニカッ」と笑う。


「はは……あとは…お任せしますね……」


 田中さんは眠るように横になった。


「道貞さん、田中さんの『鎖』が何か見当がつくんですか?」


「ほら、最初に田中さんがなんて名乗ったか忘れたか?」


 パラス人形は少し考えてから、思い出した。


「そうだ! 確か、『魔王軍幹部 七大罪が一つ≪怠惰の罪≫って言ってましたね!」


「ってことはだ。後は簡単だよな? 今ある契約を強引に『破棄』破壊して、『再契約』すればいいだけだよなぁ!」


「なっ!?」


 パラス人形は驚きを隠せなかった。

 あろうことか、この男は「神」との契約を破壊し、さらに上から「再契約」すると断言したのだ。


「パラス、お前は最初に言ったよなぁ! 『100歳を超えた段階で、神になれるチャンスがあった』ってよ! それって、その時点で『神とほぼ同レベル』って事じゃないのか!?」


 横たわる田中さんの心臓辺りに手を当てる。


「無理ですよ! 破棄はできるかもしれませんが、再契約は人間には不可能です! 下手をしたら、道貞さんも危険になるかもしれません! 田中さんは命は助かりませんが、魂は助かります! それで十分じゃないですか!」


 パラスは髪の毛を引っ張って止めようとする。


「うるせーぞ。ここで引いたら、『友達』を見捨てたクソ雑魚童貞野郎になっちまうだろうが。こちとら、童貞神やってんだよ! 根暗陰湿クソ雑魚魔神なんかが、俺の相手になるかよッ! 童貞力鍛えて出直してこいやぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 パラスの静止を無視して、田中さんの心臓部めがけて全力で正拳突きをかました。



 「パリンッ」という音を立てて、何かが砕けた。



 本来であれば肉体が粉みじんになっている所ではあるが、今回俺が殴ったのは「物質」ではなく「概念」だ。


「よし、契約の方は破壊できた。たいして硬くはなったな。まぁ、当然か、もうすでに田中さんは前に進んでいるんだからな。さて、じゃ、始めるか」


「だーめーでーす! 止まってくださいーーー!」

 

 いまだにパラスは俺の頭の上で抵抗していた。


「わかったよ。これで万が一俺が死んだら、その後はずっとお前の雑用係でも、秘書でもやってやるよ。どうせそれくらいの事、神様からしたら余裕なんだろ?」


「えっ!? いいんですか!? 」


 いや、露骨にうれしそうな顔をするな。


「って事で、ちょっと行ってくるわ」



「……ちゃんと、戻ってきてくださいよ?」


 

「当然よ!」


 俺は再度、田中さんの胸に手を当て意識を集中し、精神世界への侵入を試みた。





 気が付くと俺は暗闇の中にいた。

 声を出しても聞こえず、何も見えない空間だった。


 次第に、俺の精神を「恐怖」が支配していく感覚を覚えた。

 

 ここはなんだ…………

 


怖い

怖い怖い


 もう手足の感覚はない。

 

怖い怖い怖い

怖い怖い怖い怖い


 あれ、俺はなんで、ここにいるんだっけ……


怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


 『……誰か、俺をコロシテくれ』



―――精神が闇に飲まれている。その時、誰かが「髪の毛を引っ張っている」ような感覚がした。


 俺は途切れ行く意識の中、暗闇に手を伸ばした。

 何のためにここに来たのか忘れてしまったけど、誰かが帰りを待っているそんな気がした。



 先の見えない闇に手を伸ばす。


 そうだ……思い出した。


 あぁ、そうだった。

 

 俺がここに来たのは……





『さっさと、起きろおらああああああああああ!!!!』


 先の見えない闇に対して、伸ばした手を握り「叩きつけた」


 黒い破片となって空間が飛び散り、今までとは打って変わって、真っ白な空間に到達した。




「遅くなって悪い、ちょっと、服選んでて遅れたわ」


「はは、さっきと服装は変わってないじゃないですか。」


「バレたか」


 俺は田中さんに手を差したした


「さっき、しそびれたんでな。今後ともよろしく頼むわ田中さん」


「……私の方こそ、よろしくお願いします」


 田中さんの目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。


「契約成立だ。田中さんの『猫を愛する者ラブラブキャット』に鎖を結んだから、あとは肉体に戻るだけでオーケーだ。って事で行くぞ?」


「へ?」


「おらおらおらおら! せいやぁぁぁぁ!!!!」

 俺はジャイアントスイングで田中さんを、強引に上の方へと投げ飛ばした。



「あああああああああああああ」

 気持ちのいい絶叫を上げながら田中さんの姿は消えていった。





「……悪かったな。勝手に君のテリトリーに入っちまってよ。もう出てきてもいいぞ」


 すると、どこからともなく白髪の幼女が現れた。

 服装の色は黒くボロボロで後ろにはフードが付いていた。背中には先が二又に分かれた棒の様な物を背負っていた。


『………………』


 無言でただこちらをじっと見つめていた。


「あぁ、わかるよ? 確かに俺はカッコいい。でもそんなに見つめられちゃったら、おじさん照れちゃうぞ♡」


『………………』


 白髪の幼女は無言で真っ赤なザクロをこちらに差し出す。


「……悪いけど、俺は元居た場所に帰らないといけないんでな。なに、どうせ『また』ここにくる羽目になるだろうから、そん時一緒に遊んでやるよ。それじゃダメか?」


 赤目の幼女は小さく「こくり」と頷くと小さな門を出現させた。


『……また来てネ?……………約束だヨ?』


 小さくよわよわしい声で呟くように言う。


「当然だ。真の童貞は約束を破らないものだからな。帰り道サンキューな」


 通りざまに軽く「白髪幼女」の頭を撫でて開かれた門をくぐる。

 視界の端で、幼女が微かにうれしそうに笑っていた気がした。


 目が覚めると、目の前で田中さんが俺に抱き着きながら男泣きをしていた。

 そして何故か、頭上のパラス人形も泣いていた。



 事態が収まったのを見て、隠れていた猫耳達が姿を現し始めた。


「……あのぅ。誰か、ここらへんで宿をやっている者はいませんかね?」


 辺りはもうすっかり、夕暮れ時だった。

  

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120歳『童貞』の俺は神様になるはずが一周周って人間のままに!?でも最強の【童貞力】≪童貞神≫を使って異世界を救います。 猫田猫宗 @nekotanekomune

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