第4話 ぶよぶよの中で実験


カスミ「うーん」


カスミはぶよぶよの中で

どれくらい手を動かせるか?

なにか出来ないかを実験していた


カスミ「元々身体動かすのが好きだし。退屈だな。私が入ってるんだしこのぶよぶよ大きいよね?透けてないし外は殻ぽいし。まさか卵?待て…人間だよね?私、、」


カスミの元には偉そうな神官と

両親がわりと来る


聞き耳を立てて毎回誰が来るか

と最初は思っていたが

今では足音だけでわかる


母はカツンカツン

父はコッコッ、というような

音だ。


神官はじゃらじゃら謎の音がするから

すぐわかる。


カスミ「身体的には人間ぽいけど。鏡がないしわからない。私、人間なんだよね?うーん」


謎が深まる

人間はそもそもこんな

ぶよぶよから産まれない

前に両親がこれに魔力を注いだと

いっていた


まさかこの世界では人間から

人間が産まれないのか?


疑問だらけだった


カスミ「暇だしあれをしようかな」


カスミはあれ。をしだした

手を動かしつつ集中する


そうするとあることが出来ると

発見したのだ


むしゃくしゃして

手を動かし外に出たいと

強く思っていた時に発見した

というか出来るようになった


手探りで外や自分の

謎のエネルギーを感じる


カスミは「それ」を感じて

動かしながら

自分がいる場所を探る


カスミ「……やっぱり、、形的に木だよね…」


シルエットや物に寄り添うようにして

あるので大抵の物はエネルギーを

通じて形のみはどんなのかは

伝わってきて把握できた


自分はやはり丸い何かの中にいる

そして丸いのは木のようなものに

ぶら下がっているようだ


カスミ「うーん、木なのかな?やけにでかいし。上の方の形が変じゃない?」


もっと感じたい!と念じてみた


カスミ「あっ!

…は?なにこれ」


カスミの手が光だした


カスミ「うーん……スルーする。光ったけど。うん」


カスミはファンシーな世界ってことかな

と黄昏た


カスミ「ファンシーな世界なら人間じゃないって確率もあるのかも…どうか人間でありたすように!」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

嘘つき少女は転生して王女になった アストライア @aletheiacharm

現在ギフトを贈ることはできません

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ