第3話 ここ何処よ?
カスミは白い丸そうな
物の中から考えていた
カスミ「私、生きてる?
変な夢も視たような?
死んだはずじゃ…。
深い湖だったし間違いなく死ねたはずじゃ?
大体。このぶよぶよした膜みたいなのなんなの?浮遊感あるし」
膜みたいなのは
ぶよぶよしているが中からは
壊せないようだった
カスミ「というか、私、こんなに小さかった?この姿勢きついし」
今のカスミは胎児のように丸まっていた
年齢的に5歳くらいの身体か?
ぱらりと髪が手に流れ落ちて
そこで自分の外見が前の「カスミ」とは
違うと把握した
カスミ「え?!…ピンク?
髪がこんな長いしピンク??」
カスミが更に考え始めた頃
外から音がした
?「この子ももうそろそろ産まれそうね」
?「そうだな。私達の魔力を注いだ子だ。きっと頼もしいに違いないぞ」
カスミ(…)
外に二人いる。
どうやら
男女らしい
カスミは聞き耳を立てた
?「この子が産まれるのが楽しみね」
?「そうだな。期待もあるが無事に産まれることを祈る。」
カスミはなんとなく理解した
カスミ(なんで生きてるのか疑問だったけど、ラノベとかで見かける転生か。
……なんだ、、
じゃあ。死ねたんだね。)
カスミは冷静になった
「いらなかったカスミ」は
死ねたなら良いか。と
気楽に考えた
カスミ(私はもう嘘はつかない、わざとつかなくてもよい。私を知る人はきっといない。あぁ…)
カスミは今度は
真っ直ぐ素直に生きよう
そしてまず今を把握しようと
強く決めた
?「私達の子よ。また会いに来るわね。聞こえているかしら?
ふふ、産まれるその時を待っているわ」
?「私達の未来を担う子よ。王子でも王女でも歓迎するからな」
カスミは歓迎されている
らしい
王子、王女という言葉が気になった
よくわからないけど
この人達きっと両親なんだ。
産まれることを望まれている
と思った
カスミ(今度は。2度目の人生は歓迎されている。
わからないことだらけだけど
今少し幸せな気分かも。)
?「今日は帰るわね。名前を決める日が来るの楽しみだわ」
カスミ(……名前、か。
カスミ以外なら何でも良いな)
カスミは
スローライフを送りたいななんて
考えながら
二人を見送った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます