06 『山月記』著者:中島敦

 詩を書いていた友人の李徴りちょうが、世迷言よまいごとを吐いてどこかに消えた。翌年、林のくさむらからなぜか虎になってしまった李徴が飛び出してきた。なんでも、良い詩ができたから世に広めてほしいという。読んでみたが、才英さいえいの李徴には詩の素質はなさそうだ。


                                   了

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