一節一節がしりとりになっていながら、物語としての構造は丁寧にたもたれた作品です。すごい。よくこんなにポンポンと思いつくなぁ、と感心しました。個人的に最後のお話が好きです。しりとりと言うユーモアを手綱に、骨格のしっかりしたショートストーリーが楽しめます。
しりとりで話を書くというのは考えたこと無かったので、楽しく読めました。次は「あかさたな」で紡ぐ物語でしょうか?(冗談です)星2を進呈させていただきます。