第2話 教えてナビー先生
無事、城から解放された俺は日も暮れていることだし安宿で部屋を借り、ナビーにこの世界の情勢などを聞いていた。
スキル「ナビゲーション」
このスキルは、所持者が訪れたことがあるところに他者には見えない中継ポイントを設置して半径10キロ圏内に漂う精霊などから様々な情報を収集して、所持者に危険や情報を教えてくれるスキルだ。
ナビーは俺に見えるように妖精の姿になり、幻術で作った大き目のホワイトボードで俺に授業方式でわかりやすく説明をしてくれた。
この異世界「ユウギリ」大陸は、魔族以外は、6大陸に海底都市の7大勢力に分かれていた。
1つ目 北西に位置する、オーガ族の国家のレン帝国のレン大陸
2つ目 最北端に位置する、人族のホクカン王国のトナ大陸
3つ目 中央大陸に位置する、他種族国家のダーシア共和国のダーシア大陸
4つ目 東に位置する、ドワーフ族の技術大国ドール王国のルワーム大陸
5つ目 南西に位置する、魚人族の海底都市ブルーム王国
6つ目 南東に位置する、獣人族のフェア王国のフェアリー大陸
7つ目 最南端に位置する、エルフ族の娯楽都市エルフェブン
ナビーはホワイトボードに6つの大陸と海底都市を描き上げていった
「色々検索した結果ナビーのお勧めがダーシア大陸ですね、他種族国家で、あまり大陸の開発が進んでおらず、いざという時にどの国にも逃げやすいのでお勧めです」
「なるほど、目指す大陸はダーシア共和国でいいとして、あとは貨幣の価値なんかを教えてくれ」
ナビーは地図を消して今度は貨幣を描いていった。
「この世界の貨幣は6つの貨幣になっております。銅貨、白銅貨、銀貨、白銀貨、金貨、白金貨です」
「銅貨が10枚で白銅貨1枚、白銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨が10枚で白銀貨1枚、白銀貨が10枚で金貨1枚、金貨100枚で白金貨1枚になります」
俺のためにナビーはわかりやすく元居た世界の通貨とこちらの通貨を図で表してくれた。
1円=銅貨1枚
10円=白銅貨1枚
100円=銀貨1枚
1000円=白銀貨1枚
1万円=金貨1枚
100万=白金貨1枚
「ちなみに国王からもらった50枚の金貨で何日くらいくらせるんだ?」
ホワイトボードに宿屋のイラストと、パンのイラストを描きわかりやすく価格も書いてくれた。
「この王国ならパンが1こ銀貨2枚、飯なしの安宿1泊で白銀貨4枚ですので、3食パンだけ食べて寝るだけなら108日は暮らせますね」
「そんなパンだけの生活無理だけど、大体100日分あたりか、あとは収入手段か」
「その問題なら、マスターのスキルがあればなんとかなります」
「俺のスキル?」
「はい、冒険者ギルドか商人ギルドに入会すればいいのです、冒険者ギルド方はダンジョン制作と魔物制作を使ってダンジョンを作ってしまえば安定した収入は手に入りますし、商人ギルドのほうも錬金スキルなどを使えば収入可能です」
「冒険者ギルドてあるの?」
「はい存在しております、魔物討伐、植物採取、護衛などを行う組織が存在しております。」
「商人ギルドはどんなことを?」
「露店管理、店舗販売管理、道具制作納品、道具特許権などを管理しております」
「冒険者ギルドで魔物討伐などをするか、商人ギルドに入って錬金術師として生活するのもありてことか」
「マスターならどちらでも行けると思います。」
「後は移動方法だな」
「移動方法は2種類あります、馬車でいくか、最短距離をマスターが走っていくかのどちらかですね、お薦めはマスターが走るほうです、馬車なら10日ですがマスターなら3日で行ける計算になります」
そういってナビーはホワイトボードに馬車と走っている俺の姿を描いた。
「え?…俺て馬車よりも早いの?」
「早いです、移動代もかからないしナビーはこちらを強くお勧めします」
走ってる俺のほうに大きな花丸を書きホワイトボードを叩くのであった。
「わかった、ナビーがそこまで勧めるならそちらでいこう、明日は野営用の品物と少し多めに食料を購入してこの街をでよう」
何にしろ明日だ。
早くこの国を離れて、ダーシア共和国へ。
明日からは旅路でしばらくはベッドで眠ることもできないだろう。
俺は明日のために眠りについた。
____________________
名前:大 真央(ダイ マオ)
性別:男
称号:異世界から来た魔王
職業:錬金術師
LV:01/99
HP:1500/1500
MP:1600/1600
SP:1000/1000
攻撃:650
防御:750
速さ:550
魔力:850
魔力防御:950
幸運:5
【スキル】
水魔法(C)
風魔法(C)
錬金術(C)
合成錬金(C)
状態異常耐性(EX)
【ユニークスキル】
言語理解(EX)
アイテムボックス(EX)
ナビゲーション(C)
解析鑑定(EX)
偽装(EX)
ダンジョン制作(C)
魔物作成(C)
魔王覇気(C)
【祝福】
女神の加護(EX)
邪神の加護(EX)
【祝福】
女神の加護(EX)
邪神の加護(EX)
召喚されたら魔王でした、しかも勇者召喚の儀で呼ばれるとは… 珈琲 @ibe329
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