第7話 狩

 きっともとは野良猫だったのかもしれない。


 ―猫様は僕のことを下僕と呼んでいると思う。



 数多の猫の御方々が夢中になると言われている、某天気予報士さんが出ている天気予報をつけても、知らん顔な我が家の猫様が、珍しくTVを一生懸命に見ていらっしゃった。


 …しかも狩の体勢だ。


 TVの台の上に乗って必死に手をバタンバタンなさっている。


 いやぁ〜珍しい。


 さて、何を見ていらっしゃるのだろうか?


 その場にいた家族全員がそう思ってTVを見た。



 …鳥さん達がたくさんちゅんちゅんしていました。



 その日の僕等の夜ご飯は唐揚げだったと記憶しております。もしかしたら違ったかもしれないけれども。



 後書き


 十人十色。唐揚げ、美味しいですよね。

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