第6話 仕事より猫様優先で。

 もふもふ


 ―猫様は僕のことを下僕と呼んでいると思う。




 猫様はとても遠慮深い方です。自主的には人々の膝の上には乗ろうとしません。でも僕がお父さん座り(胡座)で座っていると、稀にその周りをすりすりなさいます。


 猫様を我が家で初めて膝の上に容赦なく乗せたのは僕のお父さんでした。


 猫様はお父さんのことがお母さんと同じくらい大好きです。


 それはさておき。


 そんなすりすりを始めたとき、そして忙しくないときは捕まえて膝枕役をさせていただきます。


 そして猫様のことを撫でます。


 すると猫様は暫くして大殿籠られます。



 真っ黒になってしまうのです。




 嗚呼。


 猫様、膝枕にしていただきありがとうございます。



 今日も一日頑張れそうです。



 そして一日が猫様への愛で溢れて終わりそうです。


 本当に猫様を愛でているだけで時間はあっという間に過ぎます。

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