第5話 なでなで
可愛いのです。本当に。
―猫様は僕のことを下僕と呼んでいると思う。
猫様は基本的になでなでされるのが大好きだ。(例外もあるけど。つまりは気分屋さんでいらっしゃるのでしょう。)
初めて会った時からそうだけど、なでなでするとゴロゴロと喉を鳴らし、目を細めて、上手くいけばそのまま目を閉じてしまう。
なでなで不足が発生するとまず道ゆく家族全員の足にすりすり攻撃をなさり、近くに座ればお腹だしごろんごろん、どう?邪魔でしょ?構いなさいよ。が始まる。
こうなったら誰かは生贄にならなくてはいけない。
例え、どんなに忙しかったとしても。
そして僕が撫でるとご褒美に、腕を美味しそうに食べてくださるのです。
猫様はなでなでされるのが大好き。
そして僕も猫様をなでなでするのが好きです。
食べられるのも。
猫様ってもふもふで気持ちいいのです。
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