その痣は痛みである。この下には血がながれている。
その痣は警告である。この下には血がながれている。
この痣は──
痣ができるには理由があり、そこには必ず痛みがある。
人の心にある痛み、触れてはならぬ闇を「痣(内出血)」という形での表現がとてもしっくりきて、終盤その痣の下に潜んでいたものが広がり、男を侵していくさまはとてもスリリングでした。
「痣」は誰しもが持つものであり、決して軽い気持ちで触れて良いものでもないものでもあるので男の軽率さを見て自戒しました。
(Twitterでの再掲になってしまいますが、投稿させていただきました)
うわぁ…面白いですね。彼も結局最後に目を背けてしまったのが後味悪くて好きです。身体は繋がるのに痣が繋がるのは怖いのかよって思いました。確かに私もこんな女性に会ったら怖いですが…
結局全てを背負ってくれる人間なんて現れないんだろうなと思いました。しかし読んだ後に痣が何なのか気になってしまったので、まさに彼女に試されているような気がして面白かったです。
作者からの返信
瞳さん
素敵な感想ありがとうございます!
人の過去なり、傷なりに寄りそうことは、単純に身体を交える事よりもよっぽどしんどくてえげつないことだな……と思っております。
興味本位で人の痣にずかずか入り込んでもいいことはないはずなんですが、世の中そういう人も多いような気もします。
今後ともなにとぞご贔屓に……
作者さん、ごめんなさい。タイトル、痣じゃなくて痔って読んでしまいました。
おかげでコメディよりの闘病記という先入観持ってしまいました。
本文中にルビが振ってあったので助かりましたが、(速読派なので読後に気づいた)
もう頭に痔が刷り込まれている状態なので、理性的には「怖い話」、感情的には「痔でしょw」というせめぎあいがハンパない読後感です。
下らない感想で申し訳ないです。
作者からの返信
@mnoriさん
感想ありがとうございます。
タイトルにもルビを振っておくべきでしたね(笑)
「痔」だったら逆にめっちゃくちゃセンスあるギャグ小説になったかもしれません……