僕の好きな人がストーカーなんだがどうすればいいだろうか?

柊 咲舞

第1話 メール先の交換って友達認定でいいの?

主人公.  鳳  空


妹.    鳳  雪


友達.   中野 裕也


先輩.   橘  春乃


同級生. 佐藤 亜耶


主な登場人物です。

これから、増えて行く予定です。

又、立ち位置も変わっていきます。

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「空にい、早く起きて!」


そう言って俺の部屋に入って来る。


「おはよう、雪。今日も可愛いな」


「空にいに言われても嬉しくない」


「早く起きて今日、高校の入学式なんだから遅刻したら恥かくよ」


そう言って、部屋を出て行く。

兄のことを考えて朝早くから起こしに来てくれたと思うと本当に感謝しかない。


「雪、起こしてくれてありがとな」

妹の背中越しにお礼を言う。



今日から高校生活だが、一つ不安がある。


「と、友達出来るかな?」


運のいいことに同じ中学の友達も同じ学校なのだが、もし違うクラスだった場合は一人ということになる。

だから、友達ができるか今から不安になってしまう。

そんな事を考えながら、リビングに行く。


「今日のご飯も美味しそうだ」


そう言って食べ始める。


「今日のご飯もおいしいな」


「ありがと」


妹の作った料理を黙々と食べる。

食べ終わり、シンクの食器を洗い始めようとした時家のチャイムが鳴った。


   ピンポーン


「空にい早く行ってあげて」


「いいのか?」


「いつも、やって貰ってるから今日は私がやるから。」


「じゃぁ、行ってくる」


「行ってらっしゃい」


そう言って、玄関を出る。



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「裕也、待たせてすまん」


「大丈夫、そんな待ってないし」


裕也とは、中学の時に会った。

親の転勤でこっちに引っ越してから家が近いからいつも一緒に学校に行ってる。


「なぁ、空」


「お前、何部入るんだ?」


何にも考えていなかった。

高校に入って勉強して大学入って就職。

そんな、大雑把な事しか考えてなかった。


「俺は、部活見てから決めるかな」


「どんな部活かわからないもんな」


そんな、話をしていると高校に着いた。


玄関にクラスの名簿と席が貼ってある。


あ行の橘は早く見つかった。

次は、な行の中野、、、

見つけた!


「裕也、見つけたぞ。」


「俺たち、一緒のクラスだな」


「今日から、改めてよろしく」


「あぁ、もちろんだ」


俺たちのクラスは東棟の二階にある。

一組だ。


「学校にある教室、覚えるまで結構時間かかりそうだな。」


「案外、広いからな」


そんな、会話をしながら教室に入って指定された席に座った。

席に座って待っていると、教師が教室に入ってきた。


「おはようございます。」


「この、クラスの担任の田村 麻里といいます。」


眼鏡をかけていて、ルールには厳しそうなイメージの人だ。


「これから、体育館で入学式を行いますので廊下に並んで私に着いて来て下さい。」


入学式があるのは、変わらない。

新入生の挨拶をしてから、校長の式辞があるり話が終わると教室に戻った。


「これで、今日の日程は終わりです。」


「明日は、8時30分までにはこの教室にいて下さい。」


そう言って、先生は教室から出て行った。


すると、いきなり隣から話しかけられた。


「ねぇ、君って名前なんて言うの?」


「私は、佐藤 亜耶 これからよろしく!」


「俺は、鳳 空 よろしく」


「いきなり、だけどLAIN交換しない?」 


「いいけど」


「じぁ、私のQRどおぞ」


LAINも交換したから、友達認定でいいよね?

俺には、わからない。

誰か教えてくれ、メール先を交換したら友達なのかじゃないのかを!


「じゃぁ、また明日」


そう言いながら手を振り帰ってしまった。


「空、お前やるじゃんか」


「入学式、初日に女の子に話しかけられるなんて」


「よし、帰るか」


「おい、話の内容変えるなよ」


裕也には言えない。

さっき、佐藤からLAINをもらった話だけは。


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裕也と俺はいつものように家に帰っていた。


後ろに誰かがいる感覚がする。気になって後ろを見ても誰もいない。

裕也にも聞いてみる。


「裕也、誰か後ろにいる感じしないか」


「空、怖い事言うなよそんなことないだろ」


いやいや、絶対人がいるって。

そう思いながら歩いていると家に着いた。


「気をつけて帰ろよ」


「あぁ、また明日」


そう言って俺は家に入る。

妹はもう帰って来ているみたいだ。

リビングからはいい匂いが漂って来ている。


「空にい帰って来たら、ただいまぐらい行ってよ」


「ただいま」


「なんか、新婚夫婦みたい」


「空にいとなんか結婚したく無い」


「え、俺は雪とだったら結婚してもいいけど」


これは本当だ。本心からそう思う。


「だって、雪は美人さんだし、料理だってうまいし、なんなら家事全般めっちゃできるしいいとこ尽くめじゃんか。」


「あ、ありがと」


雪は頬をあからめて俯いてしまった。


「じゃぁ、俺は部屋に戻って着替えてくる」


そう言って、部屋に戻った。


「俺は実の妹になんて事を」


「俺が雪のこと恋愛対象として見てるみたいなこと言ってしまった」


雪に引かれても仕方が無いな、、、


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裕也と一緒に学校に行って席でスマホをいじっている。


「あっはよー、空君」


「おはよう、佐藤さん」


「空君、亜耶でいいよあと、タメで」


「いいの?」


「同級生なんだし全然いいよ」


相手がいいって言ってるんだし遠慮なく言おう。


「亜耶、おはよう」


「うん、おはよう」


「空君って何の部活入るの?」


「まだ、決めて無いねやってみたいのがあったらやるけど。」


「亜耶は?」


「私は、陸上かな?中学んときやってたし」


亜耶と話をしていたら、先生が入ってきた。


「おはようございます。」


「今日は皆さんに係りを決めてもらいたいと思います。」


「クラスの会長を決めたら、会長が進行して下さい。」


「では、会長に立候補してくれる方はいませんか?」


「じゃぁ、私がやります」


「この、クラスの会長は南条 理央さんに決まりました。」


バトンは会長に渡され次々と係りが決まっていった。


俺の係りは、図書が係りだ。

昼休み、放課後に本の貸し出しや点検をするらしい。

本は好きだし、別に嫌な係りになるくらいならよかったと思う。


係り決めや自己紹介をしているうちに昼になった。


「昼は、学食 弁当を食べて休憩して下さい」


「弁当は教室でも、窓から見える中庭でもいい。」


「とにかく、休憩をして1時30分までにはここに集合していて下さい。」


「空、中庭で飯食おうぜ」


「わかった、準備して行く」


そう言って、弁当を持って中庭に行った。


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アドバイスを頂けると嬉しいです。






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