第5話 神の仕事

「ということで、神としての仕事を説明するわ」


「神は罪人や悪い人を正しき道に導くのと、人に幸運を与えるものなの、だから私達は世の中の人を正しくしていかないと神として失格になってしまう」


「でも、それをどうやってしていけばいいんだ?学校もあるし」と俺が問う


「だからわたしはこの部活を作ったの。この部活では普段はボランティアとして活動し、夜になったら活動することになるわ」


「だが、夜は親に見つかるんじゃないのか?」

そうなのだ、親にバレたらとんでもなく怒られるのは間違えない。


「いや、その心配はないよ。僕たちは神になったんだ。神器だってあるから心配する必要はないよ」と和佐が言う。

「というか、神器ってなんだ?」


「神器というのは、神の使うアイテム的なものだよ。家には身代わり人形を置いとけばいい。神以外の人には本物との区別がつかないから安心して」

なるほどな、それを使えば何かあったらすぐに家を出ることができる。俺らが、正しき世の中にしたいといけないんだな。神になったからには頑張らないとな。


「バタンッ!!」


その音と同時に誰かが入ってきた。

「偵察ご苦労様、休んでて」

おそらく、水連の知り合いのようだ。

「おい、偵察って何のことだ?」

「偵察ってのは、悪い人達がいないか見てもらったということよ。いつ誰が悪さをするかわからないからね。この子は人形よ」


そう言って、とても長い今日1日が終わった

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神からのオクリモノ 蓮芝 @renchan0218

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