第1話ー3

「ふぁ~・・・。眠い・・・。」

 欠伸をしながら、俺は、学校へと向かっている。

 結局、土日は、溜まったアニメの消化で潰れてしまった。

 しかも、今日は4月8日で、新入生が入る時期なのだ。中学3年目の俺は、今日から最上級先輩になるのだが・・・。

    ・・・・・・・・・

「・・・誰からも避けられるといいな」

 俺は、小声で呟いた。友達は作りたくないし、できるだけ人とも関わりたくない。もう、二度と・・・。

 そうこうしているうちに、校門の前についていた。考え事してると、本当にすぐ時間がすぐに過ぎてるな~。

 とりあえず俺は、教室に向かう事にした。

***************

 教室はいつもうるさい。

 学校に来るたびこう思ってしまう。

 だってそうでしょ?何十人もの生徒がペチャクチャ喋ってるんだから。

 俺は、静かに隅っこの席に座る。

 HRが始まるまでまだ時間があったので、カバンに入れておいたライトノベルを取り出し読み始める。

 黙々と・・・。

『キーンコーンカーンコーン』

 始業のチャイムが鳴るまで、俺は、ラノベを読むことに夢中になっていた。

 ラノベは物凄く怖い!人から時間奪っていく悪魔だ!しかし、やめられない・止まらない~。ワッハッハー!!!

 そんなバカなことを頭の中で考える。

 そんな中、クラスメートたちは、始業のチャイムが鳴ったのにまだ喋っている。

 静かにしろよ・・・。俺は内心呆れてしまう。この馬―――。

「この馬鹿どもがー!!!」

 教室に沈黙が聞こえ始めた。突然、俺の隣の席の少女が叫ぶ。

 彼女の名前は、朝日川 渚(あさひかわ なぎさ)。黒髪ロング、すこし気の強そうな眼に整った顔立ちの美少女である。

 

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刀と剣の復讐ゲーム 賢賢(たかけん) @doragonn

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