コトリバコと麗
第127話 今までの登場人物とコトリバコと麗のあらすじ
「コトリバコと麗」は「犬鳴村は来る勿れの関に存在した」と「杉の木の下には杉沢村が埋まっている」「キサラギ駅は鬼仏駅と書くようです」の続編です。前章を読んでいない人のための人物紹介、コトリバコ編のネタバレもあります。
沢村 錬(主人公)
地方国立大学岡島大学法学部1年 地元大沢高校出身、目つきの悪い元高校球児。140キロ台の剛速球を投げ県大会ベスト4までいったが、最後の夏は肩を壊し一回戦敗退。沢登麗にその霊能力を見出され、強引に勧誘され心霊スポット研究会に入る。麗の言わせると特級霊媒体質。実は神ベネトナッシュの子孫。その身に神ベネトナッシュを憑依させ、九星剣明王になる。
アイヌの伝説の宝剣、虎杖丸(いたどりまる)を駆使して神霊と戦う。決め技は全力投球、アクロバットディフェンス、ブーメランカーブ。コトリバコでは○○○○。
虎杖丸(イタドリマル、アイヌ語でクトネシリカ)
アイヌの宝剣、アイヌ叙情詩に歌われる神霊が宿る蝦夷拵(えぞこしらえ=日本刀をアイヌ好みに制作した)の短剣。オキクルミ(アイヌの王=一説には源義経)が持っていた宝剣。
霊気を纏い、刀身を自在に変え、霊力の斬撃を放つ。
沢井 美優(ヒロイン)
地方国立大学岡島大学文学部1年 地元旭丘高校出身 元新体操部、旭丘高校のアイドル。ヤリサーに勧誘されそうなところを偶然錬に助けられ、錬と行動するうちに錬に引かれ心霊スポット研究会に入る。錬が本当は気が弱くて優しいのに、弱気を見せれば負け、負けと思わなければ何度でも挑める。それに気が付いたら負けることが怖くなくなったという錬のポリシーが好き。キサラギ駅編で明らかになったのは、5次元から時空を見通す第3の目を持つ、プレデアス星人の生まれ変わりだったことが判明した。
鈴木 隆(心霊スポット研究会 部長 ある意味ストーリーテーラー)
地方国立大学岡島大学法学部2年 関東出身、MMRのキ〇ヤシにている。似ているだけではなくその行動、言動も似ており、とんでも説をぶち上げる。しかし、それにも関わらず妙に説得力がある。知識(雑学)も豊富だ。
藤井 彩(心霊スポット研究会部員)
地方国立大学岡島大学経済学部2年 関西出身、元ミスキャンパス。時々かますボケ、それにお色気ネタで心霊スポット研究会のムードメーカー。いずれ隠れた生い立ちとその前世については、この後の「鮫島事件編」で明かすつもりです。
沢登 麗(心霊スポット研究会部員)
地方国立大学理工学部2年 地元出身、天帝(妙見菩薩)を祀る岡島神社の娘、そのせいか霊感が有りオーラが見える霊感少女。錬のオーラの強さを見抜き錬に興味を持っている。
そのほかにも神道系の呪術が使え、黒龍の呪いを開放する。
こんな力を身に着けたのは、岡島神社の巫女として、古の契約により、コトリバコの封印をしなければならない宿命を背負ってうまれたため。
杉田(心霊スポット研究会元部員)
心霊スポット研究会鈴木部長と同じゼミ 美優の先輩、美優を狙ってヤリサーの配下に入りスパイをしていた。杉沢村で死亡。
山岡and田山(心霊スポット研究会部員)
鈴木部長と同じゼミ。目立つところがない怖がり役
大杉(心霊スポット研究会部員)
杉田と美優と同じ高校。杉田に誘われ心霊スポット研究会に入る。密かに美優に憧れているが所詮は研究会の頭数、杉沢村探訪は私用のため不参加。杉沢村で起こったことはよく知らない。
アルコル(天星人 北斗七星の輔星)
天女の羽衣伝説の天女。天から杉沢村に舞い降りた天女は羽衣を隠され天に帰れなくなる。神通力で杉沢村を豊かにするが、やがて神通力を失い死亡する。その時にベネトナッシュを産む。星の導きは「生死を司る星」
黒龍(白龍)
元々はアルコルを守護するための神獣。アルコルの死に直面し、人間に対する怒りのため災いと疫病をまき散らす黒龍になる。最後はベネトナッシュに救われ天に帰る。
ベネトナッシュ( 天星人 北斗七星の弼星)
アルコルの子で半神半人の子。 魔道法師に上手く使われ、杉沢村を守護してきた。錬の持つ自分と似た力に自分の使命を思い出し、錬に憑依して神格化することで魔道法師を倒し、白龍を連れて天に帰る。星の導きは「棺を引く従者」
天帝(天星人、北極星)
天星界のトップ。北極星を司る。モチーフはギリシャ神話の全能の神ゼウス
道魔法師(ラスボス)
杉沢村であくどい陰陽師をしていたが、アルコルのため杉沢村を追い出される。それを逆恨みして、色々と策を巡らし、アルコルを亡き者にし、ベネトナッシュや黒龍を懐柔する。黒龍の呪いを使い、一〇〇〇人の生け贄(ゾンビ)を使い自ら神(鬼神)になろうとした。
錬が神格化した九星剣明王に倒された。平安時代の芦屋道満の弟子。
岡島大学ヤリサーの面々(8人)
女をやるための道具としかみない鬼畜。美優をはじめ彩や麗を自分たちのサークルの入れ恥辱の限りを尽くそうとしたが、作戦は失敗しゾンビたち殺され生け贄になった。
「犬鳴村は勿来の関に実在した」の登場人物
留萌 瑠衣(るもい るい)
岡島大学文学部2年、本編の主人公(ヒロイン)
沢井美優と同じ斎藤ゼミを専攻している。アイヌ民族の血を引く超絶美少女。
勿来の関を発見し、考古学会では一躍有名となる。
カリスト(ラスボス)
神話では、ゼウスに見初められ子を産む。男嫌いのアルテミスに誓いを破った罰として熊に変えられる。アルテミスが統治していた女性の妖精(ニンフ)だけが住む女人島の支配者。女人島が沈み、勿来の関に移住してそれ以来、勿来の関を守っている。
最後は、九星剣明王に敗れ、ベネトナッシュによって天界に召される。
「キサラギ駅の当て字は鬼仏駅となるようです」の登場人物
沢口 美緒(さわぐち みお)
岡島大学付属病院の法医学教室教授、ロングヘアーの美少女。腕利きの監察医。岡島駅で続く列車飛込み事故の原因を心霊スポット研究会とともに探る。
ミノタウロス(ラスボス)
迷宮ラピュリントスの最後にいる地獄の門番。出生の秘密は、ゼウスとエウロパの恋愛から始まるギリシャ神話を鈴木部長が熱く語っているのでそこを見て欲しい。
「麗とコトリバコ」の登場人物
沢登 幽 (麗の兄)
野球バカ。高校時代は有名なスラッガー。甲子園の出場が期待されたが、コトリバコの呪いを封印するため、右手を犠牲にして、野球が出来なくなった。それどころかコトリバコの呪いのため命を落としたはずだったが……。
十七夜(カナギ)
岡島神社と対立している十七夜(カナギ)教の教祖、数千年前にコトリバコを杉沢村の村民に広めた人物。死んでいるはずだが、なぜか現代に存在し、十七夜教の呪いを発動させるために暗躍する。その正体は……?
ドーヌム・オムニス(ホムニス)
麗の兄の検死を行った天才外科医。赤い眼と白髪を持つアルピノで年齢及び出身地不詳の絶世の美女。現在は心霊スポット研究会のある岡島大学の教授であり沢口助教授の上司で憧れの存在。 しかし、彼女にも悲しい背景があった。
コトリバコと麗のあらすじ
今度の舞台は、京都そして岡島大学の学祭、最後はなぜか甲子園だ。
コトリバコを作った十七夜(カナギ)を教祖とする邪教十七夜教(カナギ教)。十七教はコトリバコの呪いを使い世界に厄災をバラまこうとする。その野望を阻止しようとし、明治政府と秘密協定を結んだ岡島神社。
時代は流れ、八つのハッカイ(コトリバコ)を巡り、心霊スポット研究会と十七夜教が京都で、学祭のミスキャンパスの栄冠を巡り争奪戦を展開する。
最後は決戦の地、甲子園で麗の兄と沢村錬が、お互いの野球の技術を掛け、ハッカイの争奪戦に終止符を打つ。
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