幻、仮定、真実

何かが引っかかっているせいだ


俺が行動できないでいるのは


無意識の制限があるせいだ


俺が悶々としているのは


呪いにかかっているせいだ


俺が不安に怯えるのは


全部取っ払え!



あの人に会いたくない


顔も見たくない


頭の中から消したい


あの人のせいで


何もできない



いや、本当はあんな奴、大したことない


あんなクソに引っかかって、制限されてたまるか


あんな低レヴェルと同レヴェルになるな


本当はもっと大きな引っかかりもある


そういうところに光を当てて処理しないから


いつの間にか、低次元と同次元になっちまう



試しに、周りは全部死んでしまったと思え


そう仮定してみろ


常識はすべて覆されたと思え


そう仮定してみろ


価値観の革命が起きた、すべてサカサマになった


いや、もはや価値も優劣も存在しないと思え


そう仮定してみろ


そんな世界をリアルに想像してみろ


いつの間にか、引っかかりやクソやゴミが消えているくらいに



本当は常識も義務も引っかかりも制限も呪いも名誉も恥も善悪も


すべて人間が勝手に作り出した幻だ


これは仮定ではなく、真実だ


その真実の中に入れ



実際には今とここしかないというが、


それすら怪しい


クソゲーのシミュレーションはやめろ


さっさと真実の中に入れ!


さっさと飛び込め!


それが理解できる人間だけ、マトモに相手にすればいい


それ以外はゲームのキャラクターみたいな、


クズみたいなもんだ


慈しみ、憐れんでやってもいいけど


そんな必要もない



すでに、あの人はもうさっきまでのあの人ではないし


俺はもうさっきまでの俺ではない


意識の庭にあった低レヴェルな、低次元な、低水準な、低級な、


そんな邪魔なゴミは、きれいに処分された


スッキリ!


そして、今とここという幻が


仮定として存在するのみ

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ふらんつの徒然なる詩 ひろみつ,hiromitsu @franz

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