第7話 帰宅

女子高生さんにお礼を言い、私は家に帰る。


ドアを開けるのを躊躇う。


えい!開けちゃえ!


「おかえりぃ」

ママが笑顔で迎える。


あれ?爆笑してない??


リビングでパパが注射器を腕にさしている。


「きもちいいいい!!」


パパ目がキまってる。

恐!


「あーあれ?さっき政府からワクチンが郵送されたの」

ママが笑顔で言う。


「パパもママも明日から仕事よ、今夜はカツ丼」

良かった!これでいつもの家庭に戻れる

ご飯が食べれる!



ママが私の腕を掴む


「その前に、打たないとね」

注射器を私の腕に刺す


「あへぇ~」

パパがソファで放心している。


「大丈夫だいじょうぶイタイのは最初だけだから、天井のシミの数でもかぞえてなさい」


助けて、ママ

いや、ママはこいつだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

飯、ご期待ください! えーる @e-ru30

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ