『小さなお話し』 その92

やましん(テンパー)

『しね!❗ やましん!』

  『これは、だいたい、フィクションです。』



         🐥



 『しね!やましん❗』



 『おぎょわ❗』


 やましんは、身をかわす。


 すぼん!


 すずめさんが、地面に突き刺さっている。


 引っ張り出す。


『あのね、やましん狙っても、意味ないよ。自決するかどうか、悩んでるのに。』


『なら、すなおに、当たってくださいよ。』


 すずめさんが、泣きなから、言います。


『そりゃ、まあ、反射的によける。』


『ちぇっ、言行不一致。どこかの議員さんみたいだ。』


 ふらふらしながら、すずめさんは、お空に帰ります。


『やれやれ、パン、かいに行こ。ちょっと、遠くに。』


 流星5号に乗車します。


 もう、20万キロ、とくに越えた、レトロ・マイカーです。



 夕闇せまる、うっとうしい、しかし、どこか懐かしく、挑発的な梅雨の空。



 『やましん、しね!』


 『おわ、またきた。』


 B29みたいな、巨大な『蛾』さんが、突っ込んできます。


 あきらかに、特攻です?


 『蛾』さんは、吹き飛び、フロントガラスに、なんだか、痕が残ります。


 やましんが、やるにやれないことを、なぜ、彼ら、彼女らは、平気でやってくるの?



『やましん、しねぇ!』


『ぎょちゃあ〰️〰️〰️〰️〰️。あぶな。なんで、にゃんこが、飛び出してくるの? ああ、も、だめ。かえろ。』


 やましんは、お家に帰りました。



 すると、ネコママが待ち構えています。



『うっ❗ まさか❕』



『ふあ〰️〰️〰️〰️〰️😸』


 大あくびしたネコママは、自分の店に戻ってゆきます。


 あれで、心配してたのかも。



 やましんも、地下のカフェに入りました。



『なんなんだろう? ママ、今日は? おかしいな。』


 ママが言います。


『やましんさん、懸賞が、裏政府から、付いたらしいにゃ。』


『な、な、なんで?』


『反裏政府的な夢ばかりみるから、らしい、にゃんこ。』



『はあ…………………………❔ 夢の中のお話しの責任とらされるのかい?』


『まあ、にゃんこ。』



 やれやれ、世も、末である。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


            おしまい




  


 


    










 


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『小さなお話し』 その92 やましん(テンパー) @yamashin-2

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