旅立ち
「ねぇねぇご主人様はやくー!」
「ちょっともう、そんな急かさなくても大丈夫だよ」
「だってはやく出発したいんだもん」
「ええ、わかってるよ」
早朝、街の門の前にはルルとララがいた。他の人は全く見えない。流石に朝早過ぎただろうか。
「じゃあ、いこっか」
「うん!」
二人は街の外へ一歩踏み出した。
「ねぇご主人様ーどこ行くの?」
「うーん、何も決めてないよ。ルルの好きな方に行こう」
「うーん……じゃああっち!」
「いいね、じゃあその方向に真っ直ぐ行こう!」
「おー!」
召喚術士と使い魔 時雨澪 @shimotsuki0723
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