登場する人物、武器など (6)

〈登場人物〉


【イネス】

 数々の二つ名を持つ若手冒険者。在職期間としてはまだルーキーの範疇だが、その実力は既に中堅相当。

 独り善がりな意地を張っているが、相棒に対する思いを隠し切れていない。



【ダナ】

 駆け出し冒険者。デビュー前から中堅相当の実力を持つ、超大型新人。

 しょうもない意地を張る相棒にきっかけを作ってやるべく、様々なアプローチを試みている。

 残念ながら、そちらの実力は不足気味。



【アリサ】

 ルシアンナ姫の護衛。元冒険者。

 街中でもお気に入りの甲冑を着用していたが、雇い主に禁止されてしまった。

 意外と筆まめ。



【チャーリー】

 ルシアンナ姫お抱えの技師。趣味全開の武具を市中に流すことで荒稼ぎしている。

 しかし、居候二人から徴収する家賃を負けてやることはしない。


【アラン】

 宿屋の跡取り息子。イネスの兄。

 真面目な性格だが、弟と猥談に興じることを密かに夢見ていた。



【クライド】

 若手冒険者。巨躯を最大限に活かす、生粋のパワーファイター。

 かつては温和な性格だったが、様々な出来事を経験した今は、まるで飢えた狼の如し。



【ロディ】

 熟練冒険者。大人の色気漂う、渋い男前。

 実質、ルシアンナ姫の専属として活動しており、冒険者稼業からかけ離れた潜入調査の依頼も断れなかった。

 シェーカー捌きも、かなりの腕前。



【セレステ】

 ルシアンナ姫の食客。凄腕の術師。

 強力な風術と水術、切り替えの早さが持ち味。



【テオ】

 元冒険者。現在は、自身の出生の謎を追う旅人。

 間断無き連撃を得意とする、将来有望な剣士だったが……



【シリル】

 元『放浪戦士団』幹部の凄腕術師。その実力の底は見えない。

 ルシアンナ姫が作り出した地獄から逃げ出したあと、その消息は不明。



【???】

 シリルの非人道的な実験の餌食となった、哀れな子供たち。

 腕が翼に作り変えられており、飛翔能力を持つ。理性が残っているかは不明。

 それなりの速度で飛べるが、湖を何往復も出来るほどの持久力はない。 

 


【ジョアン】

 『雷獣』の二つ名を持つ、公国の騎士。アリサの父親。

 公国屈指の実力者だが、生真面目すぎる性格のため冷遇気味の扱いを受けている。

 容姿としては洗練された武人風で、とくに獣っぽさはない。



〈登場する武器など〉


【ヴェイパー・シューター】使用者 : イネス

【ヴェイパー・エッジ】使用者 : 同上

【ヴェイパー・チャージャー】使用者 : 同上

 チャーリーが即席で作った一連の魔術具、その仮称。

 上記の三つのパーツから構成されており、それぞれ、ハンドガン、剣、圧力タンクの形状。

 【〜チャージャー】内で発生させた高圧蒸気を利用し、鋼球を射出、あるいは切断面から敵を破裂させる強力な武装。

 爆発注意。



【背嚢の魔術具】使用者 : ダナ

 チャーリーが即席で作った魔術具。

 その強力な特性は、収納物はおろか使用者の体重まで軽減させる。

 流通に革命を起こしかねない代物だが、残念ながら量産は不可。



【二連円筒】使用者 : クライド

 金属製の砲身を二本、強靭な鎖で繋いだ巨大武器。要は、馬鹿でかいヌンチャク。

 フレンドリーファイア注意。



【組紐の魔術具】使用者 : セレステ

 チャーリーがそれなりの丹精を込めて作った魔術具。

 紐の先端に取り付けられた杭を地面に打ち込むことで、地中から無尽蔵に水を汲み上げる。

 本来は飲み水の確保のために開発されたものだが、セレステは鉄扇の飾り紐として使用している。



【仮面型暗視装置】使用者 : イネス、ダナ、ロディ

 『地下闘技場』で入手した遺物。本来貴重なものだが、予備はいくらでもある。

 三本髭はもはやデフォルトのデザインとなった。



【蜥蜴皮のグローブ・ブーツ】使用者 : イネス、ダナ、ロディ

 チャーリーが作製した魔術具。魔力を流すことにより、摩擦が増大する。

 その利便性から、ルシアンナ陣営の制式装備に採用された。



【形見の剣】使用者 : テオ

 立派な拵えの両刃の長剣。

 戦場に投げ捨てられていたが、ロディがきちんと回収した。



【篝火の支柱】使用者 : イネス

 鉄製の支柱。特記事項なし。

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