登場する人物、武器など (2)
〈登場人物〉
【イネス】
『血染めの農民』の二つ名を持つ駆け出し冒険者。農具で果敢に戦うその実力は、新人としては頭一つ抜きん出ている。
二つ名を馬鹿にするやつはまとめて殴り倒したと嘯くが、実際には相当な泥試合。
【ダナ】
冒険者見習い。無愛想で小汚いガキ。もじゃもじゃ。しかし、どうやら敢えてそうしている様子。
小柄だが足腰は強靭で、いつも身の丈を超える大きさの背嚢を担いでいる。
【ザック】
中堅冒険者。そこそこの腕前を持つが、その性格は絵に描いたようなクズ。
恩人の子を引き取って面倒を見ていることを自慢げに語るが、周囲の反応は冷ややか。
【チャーリー】
帝国軍所属の技師。後ろ盾がない状態で大きな成果を出したため、権力者に取り込まれてしまった。
物作りに専念できる環境に不満はないが、自由度の低さには鬱憤を溜めている。
【ブノワ】
帝国軍の指揮官。通称、デブ。親の七光りで要職に就いたこと、また兄弟姉妹と比較して能力に劣ることにコンプレックスを抱いている。
帝国本国に戻ることを熱望しており、凱旋の手土産となる手柄を欲している。
【???】
帝国軍の指揮官。通称、ヒゲさん。仕事に対する熱意はさほどではないが、有能。
何でも熟せる器用な部下が欲しいと思っている。
【???】
『孤島の遺跡』で遭遇した異形の騎士。全身が甲冑で覆われており正体は不明だが、蜥蜴のような尻尾が生えていることから、人間以外であることは確実。
巨大な槍を携え、小型の地竜に跨る。膂力も速度も尋常ではない。
【蜥蜴人間】
『孤島の遺跡』で遭遇した、蜥蜴の頭部をもつ人型の魔獣らしきもの。尻尾も生えており、四肢も爬虫類のものに類似する。
さほど好戦的ではないものの、追い詰められると襲いかかってくる。戦闘能力は低い。
また、倒されると不気味な煙となって消滅する。
【???】
正体不明の人物。通称、『地獄の船頭』。弟子を引き連れ、帝国軍の要人を拉致した。
【ルシアンナ】
王国の伯爵令嬢。壮絶な体験を経て、自らの足で立つことを決意した。
そんなわけで、手勢が増えるのは大歓迎。
〈登場する武器など〉
【携行砲】使用者 : 帝国軍
神代の砦の防衛設備を元に開発された、帝国軍の新兵器。火砲の類ではなく、実は低速のレールガン。
通常の砲弾以外にも、様々な特殊弾を発射することができる。具体的には、音響弾、催眠ガス、煙幕、焼夷弾など。
致死性の毒ガスを撒き散らす砲弾も存在するが、そちらは厳重に管理されている。無造作にカバンに放り込むなど愚の骨頂。
【蜥蜴皮のグローブ】使用者 : イネス
『帝国砦』周辺に棲息する大蜥蜴の皮を素材としたグローブ。魔力を通すことで手のひらの摩擦が増大する。
【蜥蜴皮のブーツ】使用者 : イネス、ダナ
『帝国砦』周辺に棲息する大蜥蜴の皮を素材としたブーツ。魔力を通すことで靴底の摩擦が増大する。
壁歩きが出来るほどの性能を持つが、普通は体幹のほうが保たない。
【頑丈なオール】使用者 : イネス、???
『孤島の遺跡』で発見された頑丈な操船用品。柄は中空のため、比較的軽量。
両端に水かきを持つそれは、本来はパドルと呼ぶべき形状。しかし、何処からも指摘はなかったので、このままでいく予定。
【蜥蜴人間のマント】使用者 : イネス、ダナ
『孤島の遺跡』で遭遇した蜥蜴人間が着用していた黒いマント。
高い耐衝撃性と絶縁性を併せ持つ。いわゆるゴム。
【蜥蜴人間のグローブ】使用者 : ダナ
「蜥蜴人間のマント」と同素材で作られたグローブ。四本指。
【ピッチフォークの歯】使用者 : ダナ
頑丈なピッチフォークの残骸。四本歯。
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