1人1人のキャラにしっかり味があり、ストーリーもサクサク進むストレスフリーな作品。
設定の描写で某有名小説と思われがちになるかもしれないが、そんな人ほどしっかり読み進めて欲しい。
『似て非なる』を体感するであろう。
比較を敢えて述べるなら某有名小説にはなかったクラスアップがあったり、頑なにソロプレイで突き進むのではなくパーティをしっかり組みパーティと共に突き進むであったり…。
いやいや敢えて述べる必要はないな。
読めば素晴らしくも面白い事がわかるのだから。
何よりガチャ空先生の他作品が書籍化やコミカライズされている時点で本作も素晴らしい事は言うまでもないはず。
是非皆さんにも読んでもらいたい。
ガチャ空さんは、なろうのダンジョンバトルロワイヤル(めちゃくちゃおもろい)で知った。そして今回の新作、読んでみると期待以上の面白さだった。自分で言うのもあれだがかなりVRMMO物は読んできた方だ。その中で多いのは主人公だけが得られるスキルや称号で特別に強くなり、優れたPSで無双といった展開だ。しかし、この作品は、主人公がある程度PSはあるものの、メイン垢がランカーという設定もあり、知識を使い効率的に少しずつ強くなっていく過程がとても読んでいて楽しい。また、ゲームの細かな設定(ステータスなど)をきちんと載せているため、能力値がガバガバといったことも起こらないと思われる。なんかいい作品ないかと思った方はぜひ読んでみるべき作品だ。