第12話【完】
刀は
「シン
言われるままに手にした。が、
「
「ね」
「『ね』じゃねえ!」
「持ち主を
「つか、こんな重いモンよくその箱に入ってたな」
言っている間にも、
「なんでもええ!
今度は
「
シンが
あまりに力を入れていたので、
「……え?」
「ほ、ほら
「ええーっ!?」
「すっげ……まるで重さを感じない。でも切っ先まで刀の
「刀が、
「刀が……?」
「はい。では、
「軽いな、ノリが」
「
確かに、特別
「ああ。この刀、
「ええ、ございます。しかし、
「……
「きっと
いい
「シン! お前も
「なっ……! べ、
「お前とがいいんだ」
「うぐ……!」
「
「……わかったよ。
「はい、どうぞ。では、
そして、身を
「……神風とはよく言ったものですね」
大地に
「お二人とも、
大地を
『
心強い二人の声が
いつもは、目が開いてるのだかわからないほど糸目の
「
「そっちこそ」
二人とも、
足取りは軽く、ふわりふわりと
くるりと身を
二人が
シンは
そこへ、一本の
「見えたぞ、
「やけに遠いな」
すると、シンが
「遠いのならば、
シンの起こした風に
「糸を
『切れたっ!』
二人の
ふっと
「これで、
■ ■ ■
「あー! づがれだー!」
「そうでしょうね」
大の字に転がる
もともとは
「お二人とも、神の間近で
「
「さすがは
西に
「
「……いつかまた、
しかし、と
「もう
「そっか……じゃあ、それまでに村の
立ち上がり、大きく
「そうだ! シン、お前も村の
ふいに、風が
その先に、シンが申し
「すまない、
「……は? なんでだ……?」
「理由は言えない。すまないと思っている」
「なんだよ、それ!」
「シンは、たくさん村のために
しかし
「
「
「なんだよ、
「
「――じゃあな」
「…………」
強く
「
「まだ、礼もしとらんのにか?」
深々と頭を下げる
「申し
「……じゃあ、な。
森の中へ消え行く二人に、
■ ■ ■
シンと
「シン
「なんだよ、
「何かと
シンは
「ま、まあ……しばらくの間なら……」
「ありがとうございます」
「そういや、あの赤い石を集めてどうするんだ?」
「シン
「? じゃあ何だ?」
「
舞いし者の覚書 仕神けいた @tsukagami
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