御伽話風和風ファンタジー。まず目を引くのは舞台設定の妙ですね。貧しい少女が蛇神の生贄になる冒頭。そこから話は動き出すのですが無理のない流れが良き。違和感なくすっと物語の世界に惹きこんでくれます。ネタバレしたくないので中盤の展開は割愛しますがとにかくラストが切ない。蛇神の深い悲しみが行間から溢れています。歴史小説や現代ドラマが好きな方にも通じる良作です。是非是非~