叶斗の楽しい夏休み

第16話叶斗のゲームストーリー

そして叶斗は家に着き、

『ただいま』

と、言いながら、入ると、お母さんはいなかった。なので、何処に行ったんだろう?と思い、庭を覗くと、水やりをしているお母さんの姿が見えた。そして、叶斗が覗いている事に気づいたお母さんは、近寄って来て、窓を開け、

『あ、おかえり。じゃあさ、帰って来てすぐで悪いんだけどさ、荷物を置いて来て、草取り手伝ってくれない?』

と、言われた。そして叶斗は、まだ時間も早いし、

『別に良いよ』

と、答え、2階の自分の部屋に、荷物を置いてから、軍手を持って庭に向かった。

『で、何処抜けば良いの?』

『えっとね、弊の所の花壇に生えているやつと、庭全体に生えているのを抜いて』

と、言われた。なので、中腰になって、そそくさと作業を始めた。

そして、どんどん抜いていき、10分位で、やっと、花壇に生えているのを、抜き終わった。

『いやぁ、やっと花壇の所が終わった。次は庭全体のを、か。暑すぎて面倒いな。』

『そうだね。でもこれ終わったらご飯だから、そのために頑張ってやろう』

と、会話をしながら、庭の方の草を抜き始めた。

そして、そこから、20分位たって、暑すぎて、口数が少なくなり、ぼーっとする回数が増えて行った。

『大丈夫?きつかったら涼しい所で休んでて良いよ』

と言われ、叶斗は、お言葉に甘えて、家の中に戻った。

『さて、コップに氷と水を入れて、水を飲んで、ゆっくりしてからまたやりに行こうかな』

と、言って、洗面所で手を洗い、キッチンまで移動して、コップに氷と水を入れてから、リビングに行き、冷房を付けて窓際にあるソファーの上に座って、ゆっくりとしていた。そして、10分位して、

『大分体力戻って来たかな?じゃあそろそろまた、庭に戻るか』

と、言って、腰をあげ、コップをすすいでから庭に戻った。

『もう大丈夫なの?』

『あぁ』

『じゃあさ、もう半分位は終わってるから、さっき抜いてた方の、反対側をお願い』

『あぁ、分かった』

と、また指示を受け、言われた通りに反対側の草を抜き始めた。

よくもまあ、こんなに早く、抜けるもんだ。もう半分、終わっちゃうなんて。

と、思いながらやっていた。すると、気付けば3分の1が終わっていて、あと少しで終わる。と言う所まで来ていた。

『あんまり抜いてないのに、どんだけ抜くスピードが早いんだよ』

と、言うと、

『慣れて来ると、動きが機敏になって来るんだよね』

と、言っていた。なので、叶斗は、

『そうなんだ。じゃあしょっちゅう手入れをしているんだね』

と、言うと、

『うん』

と、頷いて、また、草抜きを再開していた。なので、叶斗も集中してやっていると、1時間位で全ての草が抜き終わった。

『手伝ってくれてありがとう。さて、これから、ご飯の準備をするから、そっちも手伝ってくれない?』

と、頼まれた。なので叶斗は、

『あぁ』

と、答え、2人は家に入り、手を洗ってからキッチンに向かった。

『さて、今日は、素麺をやろうと思ってるから、上の棚から乾燥麺を取り出して。そしたらその間にお湯を沸かして置くから』

と、言われので、棚から乾燥麺を取り出し、蓋を開けて待機していた。

そして、5分位すると、

『沸騰して来たから麺、入れて良いよ』

と言われたので、鍋の中に、円を描く様に入れて行った。

そして、10分位して、

『出来たよ』

と、言われたので、麺を皿に盛り付け、テーブルに持って行き、

『それじゃあ、頂きます』

と、言ってから、叶斗は、ゆっくりと食べ、30分位で、食べ終わった。

そして叶斗は、皿をキッチンまで運んで、洗ってから、部屋に戻った。

『さて、時間まで久しぶりに、チェスでもやるかな』

と、思い、パソコンを開いてオンラインチェスのアプリを開き、やり始めた。そして、強い奴いないかな?と、思いながら、待っていると、キングと言う、いかにも強そうな人とあたった。そしてその人と、やって見ると、本当に強かったので、叶斗は、面白い。と思いながら、やっていた。そして、最終局面に差し掛かり、そろそろ攻めの動きを見せようかなと思い、クイーンを動かしまくった。そして、残り少ない相手の駒を、クイーンで取り除き、相手は、キングだけが残った。そして、最後に、自分の持っている駒を全て使ってキングを囲み、クイーンでとどめを刺した。

そして、以外にも戦いが長引き、時刻は1時を回っていた。なので、あと1戦したら終わりにしようかな?と、思ってまた入ると、今度は、トップランカーの人が入っていた。なのでその人に勝負を申し込むと、OKが貰えたので、勝負する事になった。すると、相手はまずナイトを移動させてきた。なので叶斗は、ナイトを1番始めに出す人初めて見た。と思いながら、いつも通り、ポーンを前に出す。すると、相手は、自分のターンになると、ずっとナイトを取られやすい位置に動かしていた。なので叶斗は、取っていいのかな?取ったら反撃とかありそうだな。と、考え、取らないで、ずっと、ポーンや、ビショップを動かしていると、相手は、次のターンから、ポーンを、一歩ずつ、前に進めて来た。そして、叶斗は、ポーンを最終列まで持ってかれるとやばいと思い、ちょうど、ビショップが取れる位置にいたため、ビショップを動かして、駒を取った。

と、叶斗は、トップランカーのプレイングが見た事無かったため、どう対応していいか分からず、ずっと防御していた。そして、最終的に、駒が、クイーンと、ルークと、キングだけになってしまい、ピンチな状況に陥った。なので、仕方ない。もう攻めまくるしかない!と思い、出来る限り動かしやすいホワイトクイーンを、動かして、相手の駒を取り除く事にした。まず、クイーンを、自分の陣地の端っこから、斜めに一歩だけ前に進めて、相手が、攻めて来たら、駒を取ると言う、釣り作戦を実行した。すると、面白い位引っかかり、まず、ナイトが取れ、その次に、ビショップ、そして、ルーク、そして最後にクイーンが取れた。そして、少しだけ、ピンチから開放された。だが、この作戦が見破られ、相手は、もう1つのルークを動かし、取りずらい状況を作って来た。そして叶斗は、次の作戦を考えた。そして、思いついたのが、ルークをまず横に移動させて、その後に下に下げて、そして、もう1つのビショップを取ると言う作戦だった。だが、相手は、その作戦に気付いたのか、ビショップを動かし、ギリギリルークじゃあ取れない位置に持ってかれた。でも、クイーンが取れる位置に持って来てくれたので、クイーンでビショップを取った。だが、相手は、ポーンを後7つ持って居たので、それを前に持って行って、プロモーションと言う、特殊技を使うための行動をしてきた。そして、自分のターンが終わるごとに、ポーンが1歩ずつ、動いて来るので、やばいと思い、そのポーンを倒そうとして、クイーンを動かして取ろうとするが、取ったとしても1歩ずつ、違うポーンが動くため、防ぐのが大変だった。

だが、見事防ぎ着ることが出来、相手の残りの駒が、ルークと、ナイトと、キングだけになった。そして最後は、クイーンとルークを使って一掃した。そして最後に、キングの駒を、

ルークで逃げられないようにして、ホワイトクイーンで倒した。

そして、叶斗はトップランカーに勝てる事が出来た。

『やったー!トップランカーに勝ったぞー!』

と、声に出して喜んだ。そして、記念に、勝利画面を撮影した。そして、今何時だろうと思い、時計を見てみると、1時50分と、表示されていた。なので叶斗はやばいと思い、遊びに行く準備を始めた。

『それじゃあまず、今日はゲームショップに行くから、お金を何万円位か財布に入れて、後は、バッグを探そう。えっとバッグバッグ、あった。それじゃあこの中に財布を入れて、後は、着替えなきゃ』

と、1人でブツブツと言いながら準備をしていた。

『よし、準備出来た』

と、言うと、ちょうど、

ピンポーン

と言う音が鳴り響いた。なので、刀偉かホワイトクイーンのどっちかが来たかなと、思い、玄関まで移動し、ドアを開けるとホワイトクイーンが立っていた。

『おう、今日の午前中ぶり。まだ刀偉は来てないから来るまで俺の部屋で待ってようぜ』

『はい』

と言う事で、刀偉が来るまで俺の部屋でホワイトクイーンと、待つことになった。

『ねぇ、お前ってさ、チェスやってたよな?』

『はい』

『実はな、今日、お前が来る前にオンラインチェスをやってたらさ、トップランカーの人がいて、その人と戦ったら勝てたんだよね。凄くない?』

と、言いながら、証拠の写真を見せた。すると、

『凄いですね。じゃあ、トップランカーに勝てたって事は私にも勝てる可能性が高いって言う事ですよね?』

と、聞かれた。なので叶斗は、

『それは分かりません』

と答えた。すると、

『それじゃあ夏休み何ですから明日にでも会って、勝負しましょうよ』

と、言われたので

『あぁ、分かった』

と、答えた。

そして、こんな話をしている間に、また、

ピンポーン

と言う音が鳴り響いた。なので、刀偉が来たかな?と思い、荷物を持って、ホワイトクイーンと一緒に、玄関まで移動し、ドアを開けた。

『よ、来たよ。それじゃあ行くか』

と、言われたので、叶斗は、お母さんに出掛けて来ると伝えて、外に出た。

そして、ゲームショップに向かった。

『ねぇ、今日の午前中さ、ビクトリーロードとか言う昨日刀偉とやったゲームの話したよね?』

『うん』

『あれさ、今日買おうと思ってるんだけどさ、オンライン対戦とか出来んの?』

『まあ出来るよ。対戦ボタンがあるからそこを押してから、下の方に、オンラインって言う文字が出てくると思うから、そこを押せば』

と、言われたので、

『分かった』

と、言った。そして、その後もおすすめの格ゲーの話とかを聞きながら歩いた。そして、10分位で着いた。

『それじゃあ中に入って格ゲーソフトでも漁るか』

と、言いながら、中に入り、刀偉は、広い中を、迷う事無く格ゲーエリアに辿り着いた。

『さて、まずは昨日やったゲームを探すんだよな?』

『あぁ』

そして、5分位見ていると、刀偉が

『あったよ!』

と、言いながら持って来た。なので叶斗は、それをカゴに入れた。そして次に、

『格ゲーコントローラーってさ、どれが1番良いの?』

と、聞いて見ると、

『昨日俺ん家で使った格ゲーコントローラー置いてない?』

と、言いながら、探し始めた。そして、10分位して、

『あったあった。これがおすすめだよ』

と、言いながら、持って来た。なので叶斗は、

『分かった。ありがとう』

と、言いながら、これもカゴの中に入れた。

そして、そのソフトを見つけ、カゴの中に入れた後は、刀偉の解説を聞きながら、ソフトを見て行った。そして、10分ほど経って、

『それじゃあそろそろ会計に行こうかな?』

と、言いながら、叶斗は、ここの反対側にあるレジに行き、会計を済ませた。

合計で、7千円を超えた。

そして、会計を済ませた後に、約束通り、刀偉の家に行った。

『さて、次は俺ん家に来るんだよな?それじゃあ行こうか』

と、言われ、そこから、大体10分位で刀偉の家に辿り着いた。そして、お邪魔しますと言って、家の中に入り、刀偉の部屋に行った。 『それじゃあちょっと待っててね。準備するから』

『おう』『はい』

そして刀偉は、棚から格ゲーコントローラーと、ソフトを準備して、ゲーム機の電源を付けた。

『さて、それじゃあ始めようか。確か、叶斗がスペシャルステージのボスを倒してる所が見たいんだよね?』

『はい』

『それじゃあ叶斗、お願い』

『おう、分かった』

そして、刀偉に、叶斗に格ゲーコントローラーを渡たされ、叶斗は、スペシャルステージのプレイを始めた。そして叶斗は、昨日と同じ攻略方法だが、昨日の対戦で慣れたのか、昨日よりもスムーズにクリアする事が出来た。

『凄いですね。まさか本当に、倒してしまうとは…じゃあ、あのキャラクター、このアカウントなら使えるって事ですよね?』

『うん』

『使わせて貰っても良いですか?』

『良いよ。それじゃあ叶斗、次、ホワイトクイーンと変わってあげて』

と、言われたので、叶斗は、格ゲーコントローラーを、ホワイトクイーンに渡した。

『それじゃあ、このキャラで、ちょっと難しめのやつをやって見ましょうかね』

と、言いながら、画面を、スクロールさせて行った。そして、ホワイトクイーンは、

『私もスペシャルステージをやってみましょうかね』

と、言いながら、どんどんスクロールさせて行って、スペシャルステージの所の画面に戻り、プレイを始めた。

『さて、じゃあ、叶斗さんのやっていた通りに』

と、言いながら、さっきのプレイと同じ動きをしていた。そして、ちょっと苦戦している様にも見えたが、見事、勝つ事が出来た。

『あんまりこのキャラの強さ、分からなかったけど、叶斗さんの攻略法で、まさか本当に勝てるとは。家に帰ったら、やって見よう』

と、言っていた。そして次に、刀偉は、

『ねぇ、突然何だけどさ、俺とホワイトクイーンで勝負してさ、勝った方が、叶斗と、戦うってゲーム、やって見ない?』

『おう、良いぞ』『はい』

『じゃあ、コントローラーもう1つ持って来るから待ってて』

と、言いながら、また、さっきの棚まで移動して、コントローラーを持って来た。

『それじゃあ始めるぞ!準備は良い?』

『はい』

それじゃあスタート

2人は、スペシャルステージのボスのキャラクターを使っていた。そして、二人共、実力は、そこまで大差なかったため、試合は、接戦になった。そして、叶斗は、その試合を凝視して、2人の戦い方を、学んだ。そして叶斗ある事が分かった。まず、刀偉は、なるべくアタックを優先する、要は脳筋プレイだ。そして、ホワイトクイーンは、チェスをやっているからか?闇雲に攻撃をせず、相手の考えを読んで、それを上回る行動をしたり、ガードをとにかく優先する。そして、わざと無駄な動きを増やし、相手を錯乱させるようなことを良くしていた。と言うことは、もしも勝手、戦う事になったら、必ず錯乱させるような事をして来るだろう

と、叶斗は考えた。そして、それを対策するには、こっちも、同じ様な行動を取れば、勝てる可能性があるだろう。そして、使うキャラは、スペシャルステージのボスキャラが1番得策だろうと、

と言う事を考えている間に、試合が終わっていた。そして、勝ったのはやはり、ホワイトクイーンだった。

『くそう、負けたか。それじゃあホワイトクイーン、叶斗とのバトル、頑張ってね』

『はい』

そして、刀偉に変わり、次は、ホワイトクイーンと、叶斗で戦う事になった。

そして、叶斗は、使うと決めていた、スペシャルステージのボスを選び、勝負を開始した。そして、やはり相手も同じキャラを使って来た。

そして、叶斗は、、ホワイトクイーンと、同じ様な動きをして、相手を惑わすと言う作戦を、実行した。すると、ホワイトクイーンは、案の定、読みが外れ、同じ動きをして来る叶斗に、戸惑っていた。多分、攻撃をして大丈夫か、したらやばいのか、どっちなのか、考えているのだろう。そして、迷った挙句、攻撃を仕掛けて来た。なので、同じ様に、攻撃を仕掛け、ホワイトクイーンより、少し早いタイミングで、攻撃をした。そして、このキャラクターの火力が凄いのか、1発で、HPを、半分持って行く事に成功した。そして叶斗は、この作戦は強いけど、早く勝負を終わらせたいから作戦を変えようと考え、叶斗は、召喚をし、沢山の仲間を呼び寄せた。そして、それを防御するためにホワイトクイーンは、案の定、防御に集中した。なので、この隙に、ホワイトクイーンの裏を取り、仲間が全員落ちて行って、防御を解いた瞬間に、攻撃を仕掛け、ホワイトクイーンを、KOした。

『いやぁ、本当に強過ぎますよ。まじでこのゲームやったの、昨日が初めてですか?』

『あぁ、そうだよ』

『何かプレイングが、相当やり込んでる人見たいな感じでしたが』

『やっぱそうだよな。ホワイトクイーンもそう思うよな?だって俺も最初見た時はびっくりしたもん』

『やっぱり刀偉さんも、びっくりしたんですね。でも、始めたてで、ここまで上手い人、初めて見ました』

『そうだね』

と、ホワイトクイーンと、刀偉は、こんな事を言ってきた。そして、それを叶斗は、褒め言葉と、捉えた。

『それじゃあ、時間まだあるし、何やる?』

と、刀偉が聞いてきた。なので叶斗は、ステージ選択画面に戻り、、面白そうなステージを選ぶため、スクロールをし始めた。

だがあまり興味の引くステージが無かったのか、こんな事を言い始めた。

『あのさ、スペシャルステージのボスのキャラクターを使ってそれをゲットしたステージを挑んで、ボスが召喚を使うタイミングで一緒に使ったらどうなるかやって見ない?』

と、そして刀偉は、

『うん、良いよ。面白そうじゃん』

と、答えた。なので叶斗は、スペシャルステージを選択し、そこでゲットしたキャラを使い、勝負した。そして、叶斗は、一番始めの攻撃相手が召喚して来るタイミングを覚えて居たので後は、タイミングを上手く合わせてやった。すると、見事成功し、そして、召喚したきゃらが2倍に増え、バグで画面が2つに割れ最終的に、ボスと一緒に落ちて行ってしまった。

『いやぁ、召喚してからやっぱり画面、めっちゃ重くなって、バグで画面が割れたね。それに最終的に、ボスと一緒に落ちるんだ。何かあまり面白くない展開になったね』

と、刀偉に言われたので叶斗は、

『あぁ、そうだね』

と、答えた。そして、3人は、ちょっとずつ格ゲーにも飽きてきて、刀偉はこんな事を言ってきた。

『ねぇ、まださ、他にもゲームあるから他のゲームしない?』

と、そして叶斗は、

『何のゲームがあるの?』

と、聞いた。すると刀偉は、

『えっとね』

と、言いながら、棚まで行き、そこから箱を取り出して叶斗とホワイトクイーンの所まで戻り、箱の中に入っているものをぶちまけた。そして、

『ここからやりたいの選んで良いよ』

と、刀偉は言った。なので叶斗とホワイトクイーンは、

『まじで、じゃあ何をしようかな』

と、言いながら、漁った。そして叶斗は、FPSと言うゲームを手に取った。すると刀偉に、

『あ、このゲーム面白いよ。決められたフィールドの中で、銃を構えて、敵を倒すゲームなんだよね』

と、言われたので、

『ふーん、じゃあこのゲームをやって見ようかな』

と、言った。そして刀偉は、

『分かった』

と、言って、ソフトをゲーム機に読み込ませた。そして、ゲームが始まると、

『じゃあやるぞ。3人対戦モードでいいよな?』

と、聞いてきた。なので叶斗は、

『あぁ、良いよ』

と、答えた。そして、刀偉に色々教えて貰いながら、戦う事になった。

『それじゃあまず、銃を選ぶんだけど、まず、選べる銃を説明するね』

『あぁ、よろしく』

『大体、戦場に持って行ける銃は、2つなんだ。そして、持って行ける銃の種類も違う。なので、持って行ける銃の説明をしよう。まず、メインの銃を決める。そしてそのメインの銃で、大体持って行くのは、アサルトライフルだ。たまに、狙撃銃などを持って行く人も居るけど、アサルトライフルの方が、初心者にとってはいいと思う。そして、2つ目に持って行くのは、サブマシンガンや、ハンドガンを持って行く人が大体だ。まあでも、どちらかしか持って行かない人もいるけどね。そして、大体アサルトライフルとか強い銃を使うには、このゲームの場合は、課金しなければいけない場合が多い。でも、前に、課金しまくって買ったから、銃の種類は結構あると思うよ。まあ、とりあえず銃の説明は終わり。まあとりあえず銃選びは、さっき言った事を参考に、好きに選んでね』

と、言われたので、

『あぁ、分かった』

返事をし、銃を選んだ。そして叶斗は、メインに、AK-47と言う武器を選び、サブに、P90を選んだ。そして、ホワイトクイーンも、同じ様な銃を選んだ。そして、戦場に入った。

その戦場は、周りが木で囲まれていて、その近くに、迷路見たいな道が広がっていて、真ん中の方は、廃墟や、湖、岩などが、所々にあり、どの場所も、草がぼうぼうに生えていた。なので、叶斗は、箱庭見たいなステージだな。

と、思った。そして、刀偉が、

『ここは、俺達しかいない所だから、操作とかを、説明するするね』

と、言って来たので、

『あぁ、よろしく』

と、言った。

『それじゃあまず、コントローラーに、LRって書いてあるボタンがあるでしょ?そこを押すと、銃弾が出る。そして、反対側の、LZを押すと、リロードって言って、銃弾が、銃にセットされるから。そして、Bボタンでジャンプ、歩くのは、スティック、そして、Xボタンで伏せで、Yボタンでしゃがむって感じだよ』

と、言われたので

『分かった』

と言って、1通りやって見た。そして次に、刀偉はこう言った。

『基本的な動きは大丈夫そうだね。それじゃあ対戦して見ようか』

と、なので叶斗は、

『あぁ、分かった。それじゃあとりあえず、お前を探して撃てばいいのかな?』

と、言いながら、刀偉を探し始めた。だが、中々見つからず、いつ撃たれるか分からないので、怖くなり、入り組んだ道に入って行き、1方向しか攻めいれない場所まで移動して、身を潜めた。そして、身を潜めて数分経つと、足音が聞こえてきた。なので、近くにいるのか?と思い、倒しに向かおうとしたが、向こうが来てくれるまでは、出ない方が、やられる可能性は低いな。と考え、その場所に留まった。だが、ずっと近くで足音がするため、少しだけ顔を出して、覗いて見た。すると、目の前に刀偉がいて、こっちに気付いてなかったので、威嚇射撃をして、すぐに隠れた。すると、居場所がバレたのか、足音がどんどんこっちに近付いて来た。なので、叶斗は、刀偉が入って来るであろう通り道の壁に張り付いてしゃがみ、銃を構えた。すると、案の定刀偉は、警戒しながらこっちに来たので、しゃがみながら、銃を、刀偉目掛けて撃った。すると、刀偉は、下に銃口を向けて撃って来たが、反動で、当てづらいのか、全然当たる気配がしなかった。なので、LRボタンを長押しし、連射しをして、刀偉は、力尽きた。

そして、次に、叶斗は、ホワイトクイーンを倒しに向かった。まず、今居る場所を抜けて、足音を聴き済まし、色々な所を周った。すると、奥の方から、ザッザッザッと言う音が聴こえて来た。なのでこの音を頼りに進んで行くと、後ろの方から誰かに撃たれた。なので、叶斗は、物陰に隠れ、銃声と、撃たれた方向から、位置を割り出し、反対側から出て行って、この近くにある、廃墟を目指して走り出した。すると、そして、廃墟の1階、崩れている部分の2階、と、捜索いると、ホワイトクイーンは、2階、の隅に、隠れて居るのが見えた。なので、銃を構え、叶斗も丁度ホワイトクイーンから見えない位置に隠れ、ホワイトクイーンの横スレスレを狙って攻撃した。すると、ホワイトクイーンは、壁を伝って廃墟からとび降り、逃げてしまった。なので叶斗は、ホワイトクイーン目掛けて狙撃をするが、飛距離が足りず、逃げられてしまった。

なので叶斗も飛び降り、ギリギリ姿を捉える事が可能だったので、追い掛けた。そして、ステージの端の方にある、迷路のような道で、少し撒かれそうになったが、木の壁の方まで追い詰める事が出来た。そして、今度は、ホワイトクイーンにしっかりと銃口を合わし、バンッと銃を撃って、倒した。そして、ゲームが終わった。

『いやぁ、まさかFPSでも負けるとは思わなかったよ』

『あぁ、そうだな。俺も勝てると思って無かったから勝てて内心めっちゃ驚いてる』

『まぁ、そうだろうね。てかさ、ホワイトクイーンも以外と強かったよね?』

『そうですか?』

『うん』

『それは良かったです』

と、ホワイトクイーンが、刀偉に言った後、刀偉が、

『それじゃあ悔しいからもう1回やろうぜ』

と、言って来た。なので叶斗は、

『あぁ、分かった。良いよ』

と、答え、また、ゲームがスタートした。

叶斗は今度、戦略を変え、始めから隠れずに、徹底的に、探し回る事にした。まずは、廃墟の中を覗いたり、迷路の様な場所に入って行ったり、草むらや、岩の周りを捜索したりと、だが、何処にもおらず、仕方ないので、廃墟まで移動して、さっきホワイトクイーンがいた所で、わざと、居場所が気付かれる様に、銃を、1発撃ち、耳を澄ませた。そして、10分位して、ズーッズーッと、音が聴こえて来たので、敵が来たのかな?と、思ったが、わざと隠れずに、敵に姿を晒した。そして、やはり、相手は、銃口を向けて撃ってきたので、叶斗は、伏せて、死角まで移動し、そこから立って銃を構え、スっと敵の方に近付き、攻撃し、倒す事ができた。そして、上に載っているキルされた人と、した人が表示される、画面を見てみると、そこには、ホワイトクイーンと、書いてあったので、叶斗は、ホワイトクイーンを倒した。そして、次に、刀偉を探しに行った。すると、刀偉は、廃墟の入口に、立っており、不意を付かれて撃たれてしまい、今回は負けてしまった。

そして刀偉は、

『やった!初めて叶斗とゲームをして勝てた!嬉しいんだけど!』

と、凄く喜んでいた。なので叶斗は、

『うん良かったね』

と、返した。すると、刀偉は、

『反応なんか薄くない?まあ、どうでもいいけど。とりあえず1対1で、引き分けになったから、もう1回勝負しない?そっちの方がきりがいいでしょ?』

と、言われたので、

『あぁ、そうだな。それじゃあやろうか』

と、答えた。そして、またまたゲームがスタートした。

そして、叶斗は、

そして、その戦略が、まず、なるべく銃声とかを鳴らさないよう、隠れて前に進んで、刀偉を見つけ出し、バレない様に付いて行って、最終的に、ホワイトクイーンを等が見つけたら、2人を一気に倒しちゃおうと言う、物凄く難易度の高い戦略戦略を今度は考えた。

そして、その戦略通り、やっていると、廃墟の周りの草むらに、差し掛かった辺りで、刀偉を見つける事が出来た。そして、叶斗は岩陰に隠れ、刀偉に付いて行き、ホワイトクイーンと対面するのを待っていた。だが、全然見つける事が出来無かった。だが叶斗は、ここで倒したらホワイトクイーンにバレると思い、一瞬、この戦略で戦う事を諦め、倒そうとしたが、辞めた。そして、この戦略を継続して、10分以上経過した。そして2人が迷路の様なエリアに差し掛かった所でホワイトクイーンを見つける事が出来た。そして2人が対面した瞬間に、叶斗は、出ていき、居場所を晒し、銃を連射して、同時に撃破し、戦いが終わった。

『くそう、負けたか。今度このゲームで遊ぶ時は、もっと練習して、挑んで、勝ってやるから覚えててよ』

と、叶斗は、刀偉に宣言された。なので叶斗は、

『あぁ、良いよ』

と、言った。

そして、叶斗は、FPSでも刀偉に勝つ事が出来た。

そして、長い戦いが終わり、時間を確認すると、時刻は5時を回っていた。なので叶斗は、

『そろそろ帰るは』

と、言った。すると、刀偉は、

『もうこんな時間か。それじゃあ家までまた送って行くね』

と、言われたのでまた、お言葉に甘えて、

『あぁ、ありがとう』

と、答えた。そして3人は荷物を持って立ち上がり、階段を降りて、玄関まで行き、お邪魔しました。と言って、外に出て、3人で話しながら帰った。

そして10分位して、家に着いた。そして叶斗は、皆に

『じゃあな』

と、挨拶をして、家の中に入った。そして

『ただいま』

と、言って鍵を閉めて、荷物を置くために、部屋に戻った。そして、今日買ったゲームを棚にしまい、また、1階に戻り、風呂に入った。そして、ゆっくり入ってから上がり、夜ご飯を食べるために、リビングに向かった。

『今日のご飯は親子丼だよ。もう少しで出来るから待っててね』

と言われたので、席に着いて、テレビを見ながら待っていた。そして、5分位して、

『出来たから持って行って』

と、言われたのでキッチンまで移動し、テーブルに運んだ。そして、

『頂きます』

と、言った後に、ゆっくりと、食べた。そして、食べ終わると、叶斗は、何時でも寝られる様に、歯磨きなどをを済ませ、部屋に戻った。そして、今日学校で配られた手紙に、保護者宛では無く、生徒宛のが、2枚位あったので、それを読んだ。すると、まず一枚目には、宿題に付いて細かく書かれていたり、夏休み終わりの登校日の持ち物に付いて書かれていた。そして、2枚目には、上は、夏休み中の部活に付いて書かれていて、下には、部活の作り方などが載っていた。そして叶斗は、この部活の用紙を見て、

そっか、あの学校も、申請すれば部活が作れるんだ。それじゃあ、ゲーム部を作ってそこに友達を入れて、毎日楽しく過ごそう。確か二年生になったら強制で、部活に入らなきゃ行けないらしいからな

と、考え、その部活の用紙をファイルの中に保管した。そして叶斗は、メールで、刀偉と、ホワイトクイーンに、明日俺ん家に来て。と、お願いした。そして、刀偉もホワイトクイーンも、家に来る事になった。

すると、何時に行けばいい?と言うメッセージが飛んできたので、10時頃に来れる?と、送り返した。すると、

おっけー。と、来た。なので、明日は早く起きなければならないと、叶斗は思い、まだ7時と早いが、ベッドに潜り、眠りに着いた。


















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ファンタジーチェスライフ ナイトメアン @naitomeann

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