第15話叶斗の学校生活

次の日の朝、

『んー、さて、今日は終業式だから、頑張るかな!』

と、明日から夏休みなので、いつもよりも元気な朝を迎える事が出来た。そして、制服に着替えたりと、いつも通りの事をしていると、

『叶斗!ご飯だよ』

と言う声が聞こえてきた。なので

『分かった。もう少ししたら下りる!』

と、言って、まだ、制服を、着替え終わって無かったので、着替え終わってから、下に下りた。

今日の朝食は、食パンと、ウインナーとレタスだった。叶斗は、

『頂きます』

と言って、ささっと食事を済まし、自分の部屋に戻り、今日の学校の予定を確認していた。

すると、ピンポーンと言う音が聞こえてきた。そして叶斗は、刀偉が迎えに来たのかな?と、思い、荷物を持って、玄関に向かった。そして、ドアを開けると、

『おう、叶斗』

と、そこにはやはり、刀偉が立っていて、挨拶をしてきた。

『それじゃあ行くか』

と、叶斗は言い、お母さんに、

『行ってきます』

と、言ってから、外に出てドアを閉め、鍵を掛けてから、刀偉と、学校に向かった。

そして刀偉は、昨日、格ゲーで遊んだ話をし始めた。

『いやぁ、昨日は楽しかったな!もう遊んでる時、ずっと格ゲーやってたし』

『あぁ、そうだな』

『叶斗も少しは、ハマったか』

『あぁ、面白かったから今度、ゲームショップで買おうかなって思ってるんだよね』

『そうなんだ。じゃあさ、今日空いてる?』

『あぁ、空いてるよ。それがどうしたの?』

『あのさ、今日は終業式で、半日じゃん?』

『あぁ』

『だからさぁ、ゲームショップに、格ゲーのソフト見に行かねぇか?どれが面白かったかとか、色々話したいし』

『あぁ、良いよ』

『おっけー、2時ぐらいにお前ん家に迎えに行くわ』

『あぁ、分かった』

今日の午後は、刀偉と、格ゲーのソフトを見に行く事になった。

そして、2人で楽しく話していると、後ろから肩を叩かれた。

そして叶斗は、びっくりして、

『何だ!』

と、言いながら、振り返ると、後ろには、ホワイトクイーンがいた。

『何だ、ホワイトクイーンか。びっくりしたな』

と、言うと、

『すみません、びっくりさせてしまって、2人の姿を見たから一緒に登校しようと思って声を掛けたのですが…』

と、言って来たので、

『全然大丈夫だよ。それじゃあ一緒に行こうか』

と、答えた。するとホワイトクイーンは、笑を浮かべて、

『はい』

と、返事した。そして、3人で登校する事になった。すると刀偉は突然、ホワイトクイーンに遊べるかを聞き出した。

『ねぇ、ホワイトクイーン、今日の午後さ、ゲームショップに、叶斗と格ゲーのソフトを見に行こうと思ってるんだけど、一緒に来る?』

『分かりました。行きます。どこ待ち合わせですか?』

『2時に叶斗の家』

『分かりました。私、格ゲーにも結構興味あるんですよね』

『そうなの?じゃあさ、格ゲーのソフトって持ってると、聞いてきた。』

『ビクトリーロードと言うゲームをやっています』

『そうなんだ、昨日さ、実はそのゲームを家で叶斗とやったらさ、負けちゃったんだよね。そのゲーム、叶斗めちゃくちゃつよかったんだよ』

『そうなんだ、じゃあ今度、戦って見たいです』

『じゃあ、今日、俺の家に来る?』

『はい』

『叶斗も勿論、来るよな?』

『あぁ、良いよ』

そして、ホワイトクイーンの以外な趣味を知り、そして、その後も、3人は、その話で盛り上がり、いつの間にか、学校に着いていた。

『あれ、もう着いちゃった。大分早く感じたな』

と、言って、笑いながら、先生に、挨拶をし、校舎に入った。そして、昇降口で、靴を履き替え、2階の教室まで移動した。

そして、叶斗と刀偉は、教室で、

『いやぁ、まさかホワイトクイーンが格ゲーをやってるのは以外だったな。趣味がチェスとか、俺の余り知らないボードゲーム系で、叶斗とかしか話が合わない人だと思ってたよ』

『あはは、そうなんだ』

すると、来るのがいつもより遅かったからか、そこから、5分後に、ホームルームが始まった。

『さて、これからホームルームを始める。席に着け。日直、挨拶お願い』

『はい。起立、気を付け、礼、着席』

『さて、今日は、終業式だが、体調とかは大丈夫か?式中に悪くなったらすぐ先生に言うように』

『はい』

『それじゃあ体育館に、8時50分位に移動するからそれまで自由にしてていいぞ。それじゃあ、ホームルームを終わりにする。日直、挨拶』

『起立、気を付け、礼、着席』

そして先生は、ホームルームが終わると、そそくさと教室から出て行った。

『なぁ刀偉、一応終業式前にトイレ、済ませておこうぜ』

『うん、良いよ』

そして2人は、今いる教室の、目の前のトイレに向かった。

すると、以外にも混んでいなかったので、さっさと済ませ、教室に戻った。すると、ホワイトクイーンが駆け寄って来た。

『叶斗さんと、刀偉さん、暇なので格ゲーの話でもしませんか?』

『あぁ、良いよ』

『あの、刀偉さんは、格ゲーで、何のキャラを使って戦ってますか?』

『えっと、スペシャルステージのボスのキャラクターを叶斗がゲットしてくれたから、そのキャラを使ってやってるかな』

『そうなんですか!あれって倒さなきゃ貰えないキャラでしたよね?叶斗さん、よく倒せましたね。あんな強いの。どうやって攻略したか、教えて欲しいレベルですよ』

『本当にそうだね』

『はい』

『叶斗さん』

『何?』

『今日遊ぶ時実際に倒してる所、見せてくださいよ』

『あぁ、別に良いよ』

『やった。これでようやく攻略方法が分かります』

と、また3人で、格ゲーの話をしていると、移動する時間が来た。なので叶斗達は、廊下に出て、並んだ。そして、先生が来て、

『さて、みんな揃ってるか?それじゃあ移動するから先生についてこい』

と、言ってから、前に進み始めた。

そして、体育館に着くと、もうほとんどのクラスが整列して、待っていた。なので、叶斗達のクラスも、同じ様に並んだ。

そして、10分位してから式が始まった。

『これから、終業式を始める、一同、起立!開式の言葉、教頭先生、お願いします。』

『はい、これから、第70回、終業式を始めます』

と、いう風に、式が進み、30分位で式が終わった。そして、教室に戻ると、

『皆、通知表配るから席に座れ』

と、言われ、座ると、先生が、順々に、机を周って行き、通知が配られた。そして次に、先生は、

『帰りの準備をして、終わった人から帰っていいぞ』

と、言われた。なので、バッグ以外何も持って来なかった叶斗は、刀偉と、ホワイトクイーンと一緒に、そそくさと帰った。

そして帰りも、ゲームの話をしながら、帰った。

そして、10分位して、家に着き、夏休みが始まった。













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