普通の日常風景(チェス以外のゲームも出るよ)
叶斗のゲームライフ
第14話オリジナル叶斗、復活してからの初遊び
叶斗が、刀偉を待っていると、
ピンポーン
と、言う音が鳴り響いた。
なので叶斗は、刀偉が来たのかな?と思い、玄関に行き、ドアを開けると、そこにはやはり、刀偉が立っていた。なので叶斗は、
『それじゃあ行こうか』
と言い、外に出て、ドアを閉め、施錠をした。
『ねぇ、どこ行くの?』
と、聞いてきたので叶斗は、
『まだ決めてない』
と、答えた。すると、刀偉は、こう言って来た。
『じゃあさ、家来ない?お前ん家の近くにあるからさ』
と、なので叶斗は、
『良いのか?じゃあお邪魔するは』
と答えた。すると刀偉は、
『おっけー。それじゃあ向かおうか。じゃあ付いて来て』
と、言って来た。なので付いて行くと、周りが畑に囲まれ、その中に、ポツンと建っている一軒家が現れた。すると、刀偉は、
『俺の家はあそこだよ』
と、その家を指さした。そして、そこからまた5分位歩いて辿り着いた。結局着くのに10分は掛かった。
『ちょっと遠かったな』
『そうか?それじゃあ中に入ろうか』
そして、2人は、家の中に入った。
『それじゃあ2階に俺の部屋、あるから』
『分かった』
そして2人は、階段を上り、部屋に入った。
『それで、何する?』
『うーんと、とりあえず、家には、対戦出来る格ゲーソフトがあるから、それをやろうかな』
『おう、分かった』
2人は、格ゲーをやる事になった。
『あのさ、お前、格ゲーコントローラー使う』
『あぁ、あるならありがたい』
『それじゃあ用意するは』
と、言って、刀偉は、部屋の奥にある棚の所に行き、格ゲーコントローラーを2台と、それを繋げるこーどを2つ用意した。
『それじゃあコードを繋げて始めようか』
『あぁ』
そして、対戦が始まった。
叶斗は、格ゲーとか、あんまやった事ないけど、とりあえず攻めまくればいいのかな。と考え、ずっと相手の所に移動しては、攻撃を仕掛けてを繰り返していた。そして、それを全て刀偉は受け流し、ニヤリと笑い、
『チェックメイトだ!』
と、言いながら、カウンターからの、5連撃を決めて来た。そして、叶斗のHPは、3分の1位まで減ってしまった。叶斗は、やべぇと思い、今度は、徹底的に、ガードに専念する事にした。すると、HPは減らなくなったが、これじゃあ決着が付かないと考えた。なので叶斗は、攻撃の瞬間を捉えて、カウンターを決めようと考えた。そこから、ガードをしながら、相手の攻撃を見て、少しすると、良さそうなタイミングが来たので、そこから、刀偉がやっていた技をコピーして、カウンターからの5連撃を、逆に食らわせてやった。すると、元々HPが、少し減ってからか、刀偉を、KOしてしまった。
『やった、初めて格ゲーやったけど勝てた。』
と、叶斗は凄く喜んだ。すると刀偉は、
『まじ、初めで、あの、5連撃技を決めたの?』
と、少し驚いていた。そして叶斗は、
『あぁ、お前がやってたやつを、見よう見まねで使わせて貰ったよ』
と、言われた。それを聞いて、刀偉は、
『あの技を見よう見まねで?俺だってあんなに練習したのに、凄すぎる』
と、言っていた。そして刀偉は、
『悔しいからもう1回やろう?』
と、言って来たので、叶斗は、
『あぁ』
と、答えた。そして、もう1度、対戦が始まった。
『さて、今度こそは負けないぞ!』
と、刀偉は張り切り、さっきよりも、集中したような感じで、コントローラーを、異常なまでの速さで、操作してきた。だが叶斗は、
何かこの動き、何処かで見た事あるな。それになんでだろう?動きが読める。だが、これならまた勝てるかも!
と、思い、相手の動きを先読みして、それを上回る行動をして、相手を翻弄して行った。すると相手は、
『チッ』
と舌打ちをし、倒せない事に、苛立ちを覚えていた。そして、最後は、叶斗の動きについて行けず、倒されてしまった。
そして刀偉は、倒されてしまった後、
『お前、本当に、初心者か?』
と、聞いてきた。なので叶斗は、
『あぁ、そうだよ』
と、答えたすると、刀偉は、
『え、嘘、だって初心者とは思えない動きするじゃん』
と、言って来た。そして叶斗は、こう答えた。
『だって動きが読めるんだもん』
と、すると、刀偉は、
『ウザ』
と言い、
『もう1戦!勝てるまでやりたいんだ!』
と、言って来た。なので叶斗は、
『あぁ、いいよ』
と、答えた。そして、それからずっと格ゲーをやり続け、1時間後位に、
『刀偉!お茶入れたから持って行って!』
と、親に呼ばれ、やっとやめる事が出来た。
『くそ、もっと練習して、次こそは勝つからな!』
と言い残し、刀偉は、下に降りて行った。
そして、少しして、刀偉は、お茶を持って上がって来た。
『お待たせ、お茶、持って来たぞ』
と、言いながら、机に置き、叶斗は、
『ありがとう。頂きます』
と言ってから、お茶を飲み始めた。
『さて、次は何をやる?』
と、叶斗が聞くと、刀偉は、
『じゃあ次は、格ゲーのCPU戦をやろう』
と、言って来たので
『あぁ。良いよ』
と答える。すると、刀偉は、
『じゃあ最初は、叶斗がやって良いよ』
と、言われた。なので
『良いのか?』
と、言いながら、叶斗は、コントローラーを握った。
『それじゃあ、どのステージをやろうかな?』
と、スクロールをしながら選んでいると、スペシャルステージ、と言う文字が見えた。なので、
『じゃあスペシャルステージに挑もうかな』
と、言いながら、そのボタンを押した。すると、刀偉は、
『まじか、そのステージを選んだか。このステージは、新キャラが貰えるけど、とてつもなくムズいステージで、全然クリアしてる人いないらしいよ。現に俺もクリア出来なかったし』
と、言われた。なので、勝てる自信しかない叶斗は、
『へぇー、面白い』
と、言って、そのステージに挑んだ。
すると刀偉は、
『まあ、見ればその難しさが分かるからやってみな』
と、言い、叶斗の肩に顎を乗せながら観戦し始めた。
そして、その敵を見ると、叶斗は、
『なんだこいつ、バチくそでかいやん。もうステージの半分がこいつで埋まってるし』
と、あまりのでかさにびっくりしていた。するとその敵は、腕を上げ、その瞬間に、紫色の雲が現れ、ちっちゃい敵が物凄い量降って来た。それを見た叶斗は、焦りながら、ガードボタンを探し、長押しした。すると、敵の量が、あまりにも多過ぎるのか、ほとんどの数が、小刻みに動き、落ちて行った。そして、そのラウンドは終わり、次に、ボスは、つま先で床を砕き、無数の破片を投げつけて来た。すると、刀偉は、
『それはガード出来ないし、避けないと即死だから気を付けてね』
と、言って来た。なので叶斗は、頑張って、避け続けた。すると、次に、ボスが突進して来た。なので叶斗は、チャンスだと思い、さっき、見よう見まねで出来るようになった、カウンターからの、5連撃を食らわせてやった。だが、HPは、まだ、半分以上残っていた。すると、ボスは、また突進して来たので、もう一度、食らわせると、やっとHPが、3分の1まで減った。すると、次に、分身して、攻撃を仕掛けて来た。なので叶斗は、多分、片っ端から攻撃を仕掛ければいいだろうと考え、攻撃仕掛けると、運が良かったのか、1発で当てることが出来、ボスをKOしてしまった。
『倒したよ』
と、言うと、刀偉は、
『は、やば、これを倒しちゃうのはまじで化け物だよ。でも、倒してくれてありがとう。とりあえずこれでこのキャラクターが貰えたから』
と、言われた。そして、報酬画面に進むと、本当に、そのキャラが入っていた。そして、アビリティを見てみると、さっき受けた攻撃と、同じアビリティを持っていた。
そして叶斗は、後ろに手を付き
『はぁ、強かった』
疲れた表情を見せ、刀偉にコントローラーを渡した。すると、刀偉は、
『さて、お前が取ってくれたキャラクターでプレイしようかな』
と、言いながら、プレイを始めた。とりあえず、手軽に倒せるやつで、試して見ようかなと、言いながら、1番上の、ノーマルクエストを選んだ。
『じゃあ早速、使うぞ!』
と、言いながら、あのキャラクターを選び、そのクエストに挑んだ。すると、敵を、召喚技だけで、倒してしまった。
『いやぁ、まじで強いはこれ』
と、言いながら、また、叶斗にコントローラーを渡し、交代しながら、3時間以上、格ゲーをやってしまった。
そして、時刻は5時
『あ、そろそろ帰らないと』
『あ、そうか。それじゃあ家まで送るよ』
と、刀偉は、言ってくれた。なので叶斗は、
『ありがとう』
と、言って、送って貰う事にした。そして帰りに、格ゲーの話や、明日の学校の話をしながら、帰った。
そして、家に着くと、
『じゃあな。また明日な』
と、言われたので、
『あぁ。送ってくれてありがとな』
と、返した。そして、
『ただいま』
と、言いながら、家に入ると、お母さんは、
『おかえり、ご飯出来てるから荷物を置いて、手を洗ってリビングに来なさい』
と、言われたので、ドアの鍵を閉め、言われた通りにした。
そして、リビングにつき、席に着くと、今日のご飯は、刺身に、ステーキに、サラダにと、豪華だった。
『今日は、叶斗が、自由になったから豪華にしちゃった!』
『そうなんだ。凄く嬉しい』
と、叶斗は喜んだ。そしてお母さんは、
『それじゃあ食べようか』
と言って、席につき、食べ始めた。
『今日の午後はね、刀偉の家に行って、格ゲーをずっとやってたんだよね』
『そうなんだ。楽しかった?』
『あぁ』
と、仲良く会話をしながら、食事を済ませた。そして、食べ終わると、お母さんは、
『服とか、準備しといたから風呂に入りなさい』
と、言われたので、
『ちょっと食休みしてから入る』
と言い、30分位してからお風呂に入った。
そして、お風呂から上がり、2階に戻って、学校の準備をし、眠りに着いた。
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