その接点は突然のようで必然。その出会いは偶然という名の運命。高梨一成と薩川沙羅――二人の出会いは運命の赤い糸と言うべきもの。価値観の相違からくるすれ違いと破局の危機を互いの歩み寄りで撥ね退け、中学時代の怨敵たちを乗り越え、二人の絆は強固になる。しかし、それは本当の始まり。互いの未来のため、二人は心を強く育てていかなければならない。これはそんな二人の、心の成長の物語。