第282話 永遠

 指輪選びは思っていたよりも順調に進み、早くも残すところは最終決定を選ぶだけという段階になった。

 かなり悩むと予想していたが、その都度、鈴原さんが的確なアドバイスをしてくれた。だからそこまで迷うこと無く、順調にここまでこれたという訳だ。

 あとは、俺が実際どういう物を選びたいのか、その明確なビジョンを持っていたことも一役買っていたとのこと。


 そもそも俺が今回の指輪で、最も重視したことはただ一つ。

 沙羅さんが日常的に身に付けることを考えた上で、動作の邪魔にならない物を選ぶということだ。


 やはり婚約に関わる指輪である以上、俺としても沙羅さんには日常的に身に着けていて欲しい。特に学校では御守り(男避け)の意味合いもあるので、尚更普段使いをして欲しい。その点を考慮して決めなければならない。


 つまり押さえるポイントとしては…


 常に身に着けていても、沙羅さんが邪魔に感じることなく日常生活を送れるような指輪であるということ。

 具体的に言えば、学校を含めた日常生活で、動作の邪魔になるようなゴテゴテしたデザインの指輪にしない。そして傷や変色などの劣化に強く、なるべく着け心地の良い物であるということ。


 これらの点を押さえた上で、後は俺の直感で決める…と言うことになる。

 

 ちなみに、学校で指輪を着けるのは校則的にどうなのかと言う点については、少なくとも婚約等の特別な理由がある指輪に関しては大丈夫らしい。

 何故そんな事が分かるのかというと、あの学校のOBで、実際に婚約指輪を着けていた人が西川さんの知り合いに居たそうだ。

 でもその人のお相手は大人だったらしいので…この歳でそれを考えている俺は、やっぱり異色なんだろうな。


「高梨様、如何でございますか?」


「そうですね…」


 鈴原さんは俺の希望を聞きながら、次々に的確なアドバイスをしてくれる。

 リングの素材は硬すぎず劣化にも強いというプラチナ。形状は着け心地を考えて、内甲丸という指輪の内側が丸みを帯びているタイプ。それを軸として、候補を選んでいくことになった。

 俺も一応、試しに着け比べをしてみたが、確かに丸い方が着け心地がよかったような気がする。あと脱着も楽だった。


 そして最後の条件である、宝石が飛び出していないタイプの指輪。

 宝石が外に出ていると、何かの拍子に引っ掛かかる可能性が考えられる。それで手作業の邪魔になったら本末転倒だ。


 そういった条件を潜り抜けて、最終候補まで残った指輪がこれ…エタニティリングと呼ばれる種類の指輪。

 俺が求めた全部の条件に合致しているというのは勿論のこと、何よりもその名前と作りが実にいい。


 エタニティ…「永遠」という意味で、ギザったらしいかもしれないけど、俺の沙羅さんに対する想いを表すにはピッタリの名前。


 そして作り。

 このエタニティは幾つもの宝石が指輪に埋め込まれたような形状をしている。

 だから日常的に身に付けていても邪魔にならなそうだし、華やかさと実用性を両立させた、実に俺の理想通りの指輪といった感じだ。


 あとは…これは少し違うかもしれないし、あくまでも俺のイメージの話になるけど…


 宝石部分を極立たせて、見た目豪華な作りを演出する指輪ではなく、魅力を内包させた、さりげないデザインの指輪。

 それが俺の中で、沙羅さんのイメージに合ったような気がした。

 他の連中は沙羅さんの外面ばかりだけど、俺だけは内面を…「本当の沙羅さん」を知っている。「本当の沙羅さん」を愛している。

 上手く言えないけど、そんな俺からすれば、この指輪を選ぶことがピッタリなんじゃないか、そんな風に思えたんだ。


 だから…


「決めました。俺はこれにしたいです」


 今俺が見ているこれは「ハーフ・エタニティ」と呼ばれる種類の指輪だ。それのレール留めという形式(?)だそうで、これのお陰で引っ掛かりが防げる形状になっている。あと耐久性の面でもいいらしい。

 ちなみに「ハーフ」と言うからには当然上の存在があり「フル・エタニティ」と呼ばれる指輪全体に宝石が埋まっている超豪華なものがあるそうだ。

 当然、値段も凄いみたいだけど…


 でもそれならそれで、今回はハーフを贈って、将来の正式な婚約指輪はフル・エタニティにする。そうすれば、それこそ今回のコンセプトにもピッタリと当てはまるんじゃないか?

 そう考えたら、ますます他を選ぶ理由なんかないような気がしてきた。


 と言うより、もうこれしかない!!


「成る程…高梨様、少々お伺いさせて頂きます。候補には有名なブランドもございましたが、それでもこちらで宜しいのでしょうか?」


「えっ? あ、はい。そうですね。そこまで考えて無かったですけど、俺はもう、これがいいって決めましたから」


 確かに…言われてみて気付いたが、ブランドを気にする必要はあったのかもしれない。

 でも正直、俺はブランドよりもこの指輪そのものが気に入ったんだ。華やかさと慎ましさを両立させたようなこのデザインは、正に沙羅さんにピッタリだと感じた。 

 ひょっとしたら品質で違いがあるのかもしれないけど、でも今回は何よりも自分の直感を信じると決めている。だからブランドや肩書きのようなものは一切気にしないし、もし気にするとしてもそんなのは将来でいい。


 それに…もし俺が逆の立場なら、沙羅さんが選んでくれた物なら何であっても嬉しいからな。だからきっと、沙羅さんも同じように喜んでくれると思う。いや、間違いない!


「…一般的に、有名なブランドであるが故の安心感は、判断材料の一つとして有力であることは事実でございます。まして、婚約、結婚に関する指輪ともなれば、やはりブランドという肩書きを考慮されても何ら不思議はございません。ですが、高梨様はあくまでも、ご自身のお気持ちと、薩川様への想いでお選びになられたのですね?」


「…そこまで言われると、ちょっと大袈裟ですけど」


「いえ。実はこの指輪、ブランドとしてはマイナーでございますが、品質であれば私が自信を持ってお勧めできる一品となっております」


「そうなんですか? そのワリには値段が…てっきり品質が落ちるのかと」


 別に値段で選んだ訳じゃないけど、やっぱり安かろう悪かろうという部分は何に於ても存在する。値段が安いということは、絶対にそれなりの理由があるだろうし。


「勿論、低品質であるから低価格というお考えも間違っておりません。やはり良いものは高いという定説はございますので。ですが、品質は良くとも有名ブランドではないというだけで、価格が抑えられている商品も確かに存在するのです。他にも宣伝費など付随する理由はございますが、詳細は割愛させて頂きます。とにかく、高梨様がお選びになった指輪は、そういった理由の物でございます」


 なるほど、そう言わてみると確かに納得。

 ネームバリューが付加価値だと考えたら、ブランド名を価格に上乗せするなんて分かりやすい理由だ。実際、これはどこどこのブランドなんですよ~って、自慢する奴はいくらでもいる。

 でも品質だけで見れば、ブランド品に負けない商品があっても不思議じゃないし、寧ろそういうブランドを目指して作っている新興会社などがあっても当然だろう。


「そして、この指輪は私自らが製造元に足を運び、直接仕入れを行っている商品となっております。実は製造にも少し口を挟んでおりまして、正に高梨様がお選びになったこのエタニティは、ある意味で当店のオリジナルとも呼べる側面があるのです。ですから高品質であるにも関わらず、価格を抑えることが可能となっているのですよ」


 つまり、仕入れを極力安く抑えて更にオリジナル的な商品であるからこそ、ここまで安く出来るということか。

 でもそれは、鈴原さんの「目」や知識、経験があって、初めて探し出せた掘り出し物とも言える。

 高品質なのに低価格、これは素直にありがたい。


「しかし、高梨様がこの指輪をお選びになるとは…何と申しますか、感無量でございますな」


「そうなんですか?」


「はい。今回のご要望で、やはり価格面はどうしても考慮せざるを得ない要素でございました。もちろん当店は低品質な商品など扱っておりませんが、その中でご案内するとなれば、当然ランクを落としたブランド品であるか、もしくはブランド外であっても私のお勧め品かの二択でございます。もし高梨様が選択に迷われるようでしたら、後押しをさせて頂こうと考えてはおりましたが…」


「俺が先に選んだ、と?」


「左様でございます。ですがそれは、高梨様が私の選定眼をお認め下さり、信用して頂けたということでございますからね。当然、私としましては感無量の思いでございます」


 ちょっと大袈裟だと思うけど、でも自分が自信を持っている一品を選んで貰えて嬉しいという気持ちは分かる。特に、これだけのブランド品の中から、ほぼストレートで俺が選び出した訳だし。


「でも俺はお世辞抜きで、本当にこれが気に入りましたよ。だからこの指輪を買います」


「誠にありがとうございます。この指輪であれば、必ず薩川様に喜んで頂けると私は確信しておりますよ。先程ブランドのお話を致しましたが、この指輪は現時点を持って、高梨様が薩川様の為だけを想い選ばれた指輪…という、至高の付加価値が付与された一品となりましたので」


 おぉ…それは実に上手い言い方だ。

 流石はプロ中のプロと言うだけあって、セールストークも素直に感動レベルだぞ。


「それでは、詳細のご説明をさせて頂きますので、もう少々お付き合い下さい」


「はい」


 良かった…何はともあれ、これで目的を達成することができた。

 こんな凄い掘り出し物が見つかるなんて、このお店に連れてきてくれた西川さんにも本当に感謝だ!


……………


 詳細を決める上で、鈴原さんのお勧めもあり、指輪の内面に刻印をすることにした。定番でもあるだろうし、俺としても記念日の一つとして、ハッキリと分かる形で残したいという気持ちがある。だから学祭の日付と、オレと沙羅さんのイニシャルを刻印して貰うことにした。

 後はサイズ調整についての説明と受け渡し日の案内を聞いて、そして…指輪を入れる箱の話。


 TVとかで見たことがあるけど、目の前で箱を開けて指輪を見せる「あの」定番儀式。

 鈴原さんは、俺にあれをやるべきだと言っている訳だ。


「アンケート調査でも、かなりの女性から好まれているという結果が出ております。まして舞台上で行うのであれば、周囲へのインパクトという意味でも是非ご提案させて頂きますよ?」


「な、なるほど…アレを俺がやるんですね」


「はい、アレでございます」


 そうか…アレをやるのか…

 確かに俺のもう一つの目的を考えれてみれば、インパクトは最大限にあった方が都合はいい。何よりも沙羅さんが喜んでくれるのであれば、俺にはそれをやらないという選択肢が存在しない。


「わ、わかりました。頑張ります」


「はい、その意気でございますよ。最も、肝心の婚約については既に成立しておりますから、無用な緊張を感じる必要はございません。寧ろ、場を盛り上げる為のパフォーマンスだとお思いになれば宜しいかと」


 沙羅さんから断られることは絶対に有りえないから、そういう意味で緊張をする必要はないだろう。

 但し、かなりの注目を浴びるのは間違いないので、どちらにしても緊張しない訳がないんだけど…


…………………


 俺の話は全て終わり、結局予算的にも問題なく収まることで解決した。但し、鈴原さんからかなりのサービスがあったことは想像に難くない。

 いくら既製品でしかもブランド品じゃないと言っても、さすがにこれで本当にいいのかと思えるような値段だったからな…でも正直に助かったことは事実なので、ここは大人しく甘えておく。


「西川様から直々のご紹介を頂いておりますし、何よりも本日は、高梨様の御来店記念日でございますからね。何卒、今後とも宜しくお願い致します。お気に召して頂けたようでしたら、将来はオーダーメイドをお勧めさせて頂きますよ」


 俺の来店記念日って…何だそれ?

 まぁそれはともかく、オーダーメイドか。

 もちろん興味はあるけど、さっき軽く資料を見ただけでもかなりの価格になるであろう気配を感じた。

 でも「婚約指輪は給料の三か月分」という有名な話を考えてみれば、皆そのくらいを当然と考えて購入していても不思議はないか。

 それなら俺も、将来は頑張って働いてこれを買おう。沙羅さんの為なら、俺はいくらでも頑張れる!

 そして本当の婚約指輪に、オーダーメイドのフル・エタニティを贈る…これはもう決定事項だ。俺はそう心に決めた!!


「では、高梨さんの指輪は無事に決定したようですので、次は私のブローチをお願いしますね?」


「畏まりました」


 俺の話が済んだので、今度は入れ替わりで西川さんが相談に入る。

 その間、俺達はひと休憩ということで、応接スペースにお茶を用意して貰った。

 でも、俺はもう一つだけ見ておきたい物があるんだ。


「あれ、もう買い物は終わったんじゃ?」


 俺がショーケースを眺めていると、後ろから速人が声をかけてくる。

 ちなみに俺が今見ているのは、ブローチが並べられているコーナーだ。西川さんがブローチを注文すると聞いたときに、俺もそれで思い付いたんだけど…


 やっぱりここは、日頃の感謝を込めて、真由美さんにも何かプレゼントをしたい。

 流石に指輪は無いとしても、ブローチならいいんじゃないか? そう考えた訳だ。

 でも問題は…


「高梨様、何かお探し物でございますか?」


 ショーケースの前で悩んでいると、声をかけてくれたのは女性の店員さん。

 鈴原さんと同じで、こちらが逆に恐縮してしまいそうなくらいの丁寧な物腰と所作だ。


「あ、いや、真由美さ…じゃない、沙羅さんのお母さんにも何か贈りたいと思ったんですけどね…」


「それは…薩川様の奥様ということで宜しいでしょうか?」


「えっと、そうなりますかね?」


「それはそれは…」


 ん?

 取り立てて変なことを言ったつもりはないが、どこか驚かれているような感じがする。

 俺が沙羅さんのお母さんにプレゼントをするのは、そんなに変なことなのか?


「あ、いえ、決しておかしいことではございませんよ。お嬢様とご結婚をされれば、当然、高梨様から見てお義母様ということになりますので」


 そうだよな、別に不思議なことはないよな。

 ちなみにこの場合の「おかあさま」は「お義母様」の意味だということくらいは流石に分かってる。もうそこの勘違いはしないぞ。


「大変失礼致しました。改めまして、ご挨拶が遅くなり誠に申し訳ございません。私、先程高梨様のご対応をさせて頂きました鈴原の妻、雅代と申します」


「あ、そうなんですね。改めまして、高梨です」


 成る程、鈴原さんの奥さんだったのか。となると夫婦でお店をやっているってことだ。これはひょっとして、他の店員さんも家族だったり?


「ご丁寧にありがとうございます。主人共々、どうぞ宜しくお願い致します。早速でございますが、ブローチをお探しでしょうか?」


「ええ。ただ、流石にちょっと予算が…」


 指輪より安いと言っても、今の俺の懐事情ではちょっと厳しい。それこそ、ここは諦めて雑貨屋で売っているような物にするという手もあるけど、真由美さんにそれはちょっとイメージが…


「左様でございましたか…高梨様、これはご提案でございますが、実は私の娘が自作のアクセサリー教室を行っております。当然、ブローチの製作キットもございまして…」


「つまり、自作なら手軽に用意できるってことですか?」


「はい。実費だけとなりますので、かなりお手軽にご用意頂けます。ただし、あくまでも簡単な自作ですので、品質もそれ相応となります。まして、身に付けるお方が薩川様の奥様ともなりますと、本来であれば私もお勧めは致しません。ですが、他ならぬ高梨様のお作りになったブローチであれば、奥様もお喜び頂けるのではないかと…」


 自作のブローチか…

 確かに、俺の自惚れ込みで言わせて貰えば、真由美さんはきっと喜んでくれるんじゃないかと思う。それに、沙羅さんにも今まで手作りのプレゼントをしたことがないし、せっかくの機会だから二つ。いや、もし可能なら…

 でもその前に。


「あの、取り敢えず、詳しく話を聞かせて貰えませんか?」


「勿論でございます。娘を連れて参りますので、少々お待ち下さい」


 ちょっと話が変わってきてしまったけど、これはこれでありかもしれない。

 問題は作るのにかかる時間と、アクセサリー教室の料金がどうなるか…だ。


「一成、それ面白そうだから俺も付き合うよ?」


「速人?」


「そうだな。折角だから、俺も付き合うとするか」


「雄二まで…」


「お前が薩川さんにこれ程のデカいプレゼントをするのに、俺が我関せずなんて態度を見せたら、甲斐性なしだと怒られそうだからな」


 うーん…その台詞は夏海先輩なら十分にあり得る。というか、嬉々として雄二を攻め立てる姿が目に浮かぶぞ。

 あ、そうだ、夏海先輩と言えば…


「雄二、まだ西川さんには報告しない方がいいのか?」


「…あぁ、西川さんには自分から言うってさ。絶対に余計なことをするなって釘を刺された」


 そうか…でも夏海先輩は、普段の頼もしさに反して、恋愛事には引っ込み思案な傾向がある。

 西川さんになかなか報告できないのも、自分が恥ずかしいからなのか、それとも単に照れ臭いだけなのか…


 もしくは西川さんが壊…いや、それは考えないことにしよう、うん。


「ふう、お待たせしました。私がどうかしましたか?」


「「「 っ!? 」」」


 噂をすれば何とやら、西川さんが戻ってきた。思ったりより早かったな…というかタイミングが良すぎる。

 夏海先輩の名前を出さなかったのは不幸中の幸いだった…


「い、いや、一成が自作のブローチを作りたいって話をですね!?」


「そうそう、アクセサリー教室があるみたいなんで、俺達も一緒にって話をしてたんですよ!!」


「で、でも西川さんの時間もあるから、大丈夫かなって…どうですか!?」


「成る程、そういうお話でしたか。もちろん私も大丈夫ですけど…あぁ、ひょっとして真由美さんに?」


 三位一体のジェッ◯スト◯ーム誘導で、何とか会話を逸らすことに成功した。

 いきなりで焦ったぞ…まぁそれはともかく。


「よく判りましたね?」


「ふふ、真由美さんが何故か指輪のサイズを伝えてきたと言っていたでしょう? 指輪はあり得ないとしても、高梨さんはそういう方ですからね」


「へ?」


 西川さんが俺の顔を見ながら、少しイタズラっぽく微笑んだ。

 今の流れでどう納得されたのかイマイチわからないが…でも取り敢えず今はいい。

 時間が大丈夫だというなら、このままお言葉に甘えて参加させて貰おう。


「では、私も参加しましょうか」


「いいんですか?」


「はい。折角なので、私も両親へのプレゼントを作ってみようかなと。敢えて正直に言わせて頂きますと、お父様もお母様も、今更ブランド品の一つや二つをお渡ししたところで何ということはありませんからね。もちろん喜んでは下さるでしょうけど、手作りとなれば、その価値は全く別物だと思いますから」


「確かにそうですね」


 普段からそういうのばっかりの人だと、安くても手作りとか気持ちの籠った物の方嬉しいというのは十分にあり得る。ましてそれが、自分の大切な人からだったら尚更だろう。


「アクセサリー作りはやったことがありませんから、それもちょっと楽しみです」


 俺もそんなのやったことないけど、製作キットというからには説明通りにやればいいんだろうし…何とかなるだろう。

 沙羅さん達が喜んでくれるといいな…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 少しスランプが顔を覗かせてしまったので、思っていた以上に大変なパートでした・・・

 ということで、全員アクセサリー作りに挑戦することになりました。

 製作シーンは・・・多分駆け足です(^^;


 これで、雄二と速人もプレゼントの調達が出来ることになりましたねぇ・・・いつ渡すのか?w


 次回は続きです~

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