第269話 注意一秒

「では、全体への説明は以上になります。何か質問はありますか?」


 包丁の使い方やフライパンを使うときのコツなど、道具に関する大まかな説明が終わった。本当はもっと色々あるんだろうけど、残念ながらそんなに細かい話をして貰う時間もないし、そもそもこんな短時間ではどうにもならない。

 今回はとにかく、それぞれが担当する料理さえ作れるようになれればそれでいい。だから理屈とか技術とかそういったものは抜きにして、とにかく沙羅さんの指示通りに覚える。今回の料理教室はその一点に尽きる。

 

 何となく周囲を確認してみると、女子は勿論、男子達も珍しいくらい真剣に説明を聞いている。俺の記憶している限りだけど、普段の授業でもこんな熱心に話を聞いている男子達を見たことがない。

 沙羅さんの授業だからこうなっているんだと言えるけど…こいつら現金にも程がある。

 しかもよくよく見れば、視線が沙羅さんの手元と顔を行ったり来たりしているようだ。こういう姿を見てしまうと、本当に真面目に聞いているのかと問い詰めてみたくなる。

 これで料理教室が終わってから、実際にやってみて全然出来ませんでしたなんて言い出した日には…そいつら全員、沙羅さんの前で土下座をさせてやる。


 結局これといった質問は出なかったものの、女子達は何か聞きたいことでもあるのか妙にウズウズしているように見えた。料理に関することなら堂々と聞けばいい話なので、これはまた余計なことを聞こうしているんじゃないのか?


「では、質問が特に無いようなので、グループに分かれてテーブルに戻ってくだ…」


「はーい、質問でーす」


 小学生が先生に挙手をするように、女子が右手を思い切り上げて自身をアピールする。あからさまにニヤついたその表情にもう嫌な予感しかないな…


「はい、どうぞ?」


 沙羅さんはそこまで気にしていないようで、そのまま普通に話の先を促した。

 こういう何気ないやり取り一つでも、以前の沙羅さんとは比べ物にならないくらい人当たりが改善されているのがよく分かる。

 でもその分周囲も話し掛けやすいと感じているようなので、女子達もここぞとばかりに沙羅さんへ絡もうとしているのかもしれない。


 でもそれはあくまで女子に対してだけなので、男子が同じ事をすればどうなるか…それは考えるまでもない。


「薩川先輩は猫が好きなんですか?」


「え? ええ、猫は確かに好きですけど…何故ですか?」


 またしても料理と関係のない質問が出てししまい、沙羅さんがきょとんとした表情を浮かべた。時間がないって言ってるのに、何でまた余計な話を…


「エプロンも可愛いですし、猫の髪止めも可愛いな~って」

「あ、私も思った! エプロンとっても可愛いですよね!?」


 あー…これはさっきと同じような流れが…


 女子達がカワイイカワイイと連呼し始めて、そこから騒ぎが徐々に大きくなり始めてしまう。滅多に交流できない沙羅さんと仲良くしたい気持ちは分かるけど、いちいちこれじゃ話が先に進まない。


「ふふ…ありがとうございます。このエプロンは私の宝物なんですよ」


 とは言え、お気に入りのエプロンを褒められて沙羅さんも満更ではない様子。ニコリと嬉しそうな笑みを浮かべた。

 あれは俺がプレゼントをしたその日から、沙羅さんは家事の際に必ず使ってくれている。他のエプロンもあるにはあるけど絶対に使おうとしないし、洗濯をするときも夜に洗って朝には使うというヘビロテ具合だ。

 そこまで気に入ってくれて俺も嬉しいけど、エプロン一つを使い回すのは流石に不便もありそうで…


 あ、そうか、新しいエプロンをプレゼントすればいいのか。

 そうと決まればさっそくデートを…って、今はその話じゃないだろ。


「あ、そうなんですか?」

「エプロンが宝物って…あっ!?」

「ひ、ひょっとして、それって高梨くんから…」


 まぁ…今の会話の流れなら、そういう予想がついても当然だろうな。

 女子達の視線が明らかに俺の方へ流れてきて…ついでに男子達の、何とも言えない視線も一緒にこっちへ。


「ええ。このエプロンは、一成さんから頂いた初めての贈り物なんですよ。それにあの日は、一成さんと初めてデートをした記念日ですから、私にとってこのエプロンは、一生の思い出が詰まった宝物なんです」


 エプロンの裾を手に取りながら、幸せそうに微笑む沙羅さん。そのままこちらを向いたので、沙羅さんを見ていた俺とバッチリ目が合ってしまう。お互い見つめ合うように視線を絡ませると、沙羅さんが少しだけ恥ずかしそうに表情を…表情を…


 か、可愛い…それはズルいです、沙羅さん…


「ぐふふふ…感じるぞぉ、凄まじいラブコメの波動をぉ」

「でも高梨くんもやるねぇ」

「エプロンってところがポイント高いよね」

「だよね。アクセとか安易な物に走らないって、薩川先輩のことをちゃんと考えたんだろうし」

「高梨くんって、意外とやり手?」


 あああ、居たたまれない照れ臭い!

 何だよこの羞恥プレイは?

 褒められているのか茶化されているのか分からないけど、周囲からずっとニヤニヤされていて居心地が悪すぎるぞ。


「ねぇ高梨くん! あのエプロンってさ、薩川先輩へのアピールだったの!?」


「へ?」


 そして遂に、話のターゲットが俺の方にも移ってきた。

 アピールとか言われても、あれは純粋にお礼とかプレゼントの意味で買っただけで、それ以上の他意なんか無い……無かったよな…確か。


「またまた~、惚けちゃってぇ」

「あれでしょ、このエプロンを着て俺の味噌汁を作ってくれとか!?」


「はぁ!? いや、ちょ、ま…」


「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!」

「ね、ね、それってプロポーズだよね!?」

「高梨くん、それは重い、まだ重いよ!?」


 こいつら、俺の話なんか聞いちゃいない。

 女子達は勝手な作り話を膨らめながら、結局俺を無視してどんどん話を進めてしまう。

 そう言えば、花子さんとの関係を誤解されたときも、こうやって勝手に話を広げられて騒がれたような気がするぞ。


「さ、薩川先輩と…デート…プロポーズ」

「うがぁぁぁ!! 何でさっきからそんな話ばっかりぃぃぃ!!」

「ぁぁ止めてくれ…現実が、現実がキツすぎるぅぅ…」


 奇遇だな、俺も今そう思ったところだ…って、そうじゃない。

 このまま放置してもヤバそうだし、口を挟んでもヤバそうだ。ただどちらにしても、余計な作り話を増やされそうってことだけは分かる。

 でもそろそろマジで諌めないと、料理教室がどんどん遅くなって…


「ふーん…そんな頃から嫁にアピールしてたんだ?」


 そして隣にいる花子さんまでそんなことを言い出す始末。不機嫌そうにポツリと呟いて、どこか可愛いらしさを感じるジト目で俺の方を見た。

 ちょっと待ってくれ、まさか花子さんまでそんな作り話に引き摺られて…


「いや、それは考えすぎ…」


「皆さん、一成さんを困らせないように! 話を先に進めますよ」


 俺が困っていることに気付いてくれたのか、沙羅さんが突然厳しめの声で場を引き締めてくれる。

 

「「「はーい」」」


 そんな沙羅さんの声に、まるで小学生のようなノリの返事をする女子達。

 何なんだ全く…

 料理教室が始まるまで、俺は男子達に気を付ければいいと思ってた。でもこれじゃ違う意味で女子達の方が危険に思えてきた。

 油断してると宜しくない話まで勘づかれそうで怖い…


……………

………


 沙羅さんから説明が全て終わると、クラスメイト達があらかじめ決められたグループに分かれて各テーブルへ移動する。

 ここからはグループごとに別メニューの調理を開始することになり、俺達のグループはオムライスを担当することになっていた。

 メイド&執事カフェなんてイロモ…もとい、コンセプトカフェに於いて、オムライスなんて定番中の定番でもあり看板とも言えるメニューだ。

 だから俺達のグループは他よりも人数が多く配置されていて、それに俺まで加わっているという訳だ。


 周知の通り、俺は学祭当日生徒会へ出突っ張りになるので戦力になれない。でもだからこそ、準備くらいは重要な部分に関わりたいと思っていた。そう思ってこのメニューに参加することを決めたんだけど、当然の如く(?)花子さんも俺と同じグループを希望した。

 ただ花子さんに関して言えば、当日の割り当て的に生徒会へ張り付かなくても大丈夫だったりする。

 その辺りはどうするつもりなのかな?


「なぁ花子さん。当日どうするんだ?」


「一成がこっちに出ないなら、私も出ない」


 まぁ、ハッキリ言ってこれは、予想通り過ぎるくらいに予想通りの答えだ。ただ模擬店に参加する余裕があるのに、それも全て捨ててしまうのは勿体ないのではないかとも思ってしまう訳で…


「花子さんは、一応こっちに出る時間も…」


「うん。それでも私は一成と…皆と一緒に居たいから」


「そっか」


 そうだよな…

 我ながら野暮なことを聞いたと自分でも思う。花子さんがそれでいいなら、俺からこれ以上のことを言うのは止めよう。俺と沙羅さんは最初からそうすると決めていたし、それなら花子さんもそれに加わればいいだけの話。

 雄二や西川さん達も合流するし、もういっそのこと仲間内だけで完全に独立した学祭を迎えるというのも楽しそうだ。


「ふふ…一成、嬉しい?」


「ん? 何で?」


「今、とっても楽しそうに笑ったから」


 しまった、楽しそうだと思ってはいたけど、いつの間にかそれが顔に出てたのか。


 花子さんが楽しそうにクスクスと笑いながら、俺の左手を握ってぶらぶらと揺らし始めた。こんな楽しそうな笑顔を見せる花子さんは珍しいので、見ている俺まで嬉しい気持ちになってしまう。


「お姉ちゃんと一緒だから嬉しい?」


「学祭が楽しくなりそうだって思っただけだよ」


「むぅ、一成は素直じゃない。でもそんなところも可愛い」


「いや…だから」


 照れ臭いから、不意打ちでそんなことを言うのは止めて欲しいぞ。

 でも花子さんがこんな風に浮かれるのは本当に珍しい。それだけ俺達と過ごす学祭を楽しみにしてくれているってことなんだろうけどな。


「…うひょひょひょ、こっちはこっちで大変に仲が宜しいですなぁ…」

「…う~ん香しい…ここからもぷんぷんと」

「…でも花崎さんも参加しないなんて残念」

「…うん。でもあんな嬉しそうにしてるのに、邪魔したら悪いかな」


「…は、花崎さんのメイド服…超楽しみだったのに…」

「…ツンデレロリメイドがぁ…俺の夢がぁ…」

「…また高梨かよ…」


 しまった。自分から余計なエサを蒔いて…


「はい、とにかくそこを気を付けて下さい。その点を守れば、他は多少曖昧でも大丈夫です」


 ちょうど自分の気を引き締めようとしたところで、背中越しに沙羅さんの声が聞こえてくる。

 そうだ、沙羅さんが真面目にやっているのに余計なことを考えている場合じゃない。


 俺は緩んでしまっていた自分の意識を切り替えると、ついでに皆にも声をかけておく。


「余計な話をしてごめん、俺達も始めよう」


「おっと、そうだね」

「んじゃ早速野菜を切りますかぁ」

「どれからやる?」

「取り敢えず分担すればいいんじゃね?」


 沙羅さんの声は皆も聞いていたようで、俺の言葉を聞いて素直に応じてくれた。直ぐに雑談を引っ込めると、そのままテーブルに用意されていたジャガイモ、人参、玉ねぎなどに手を伸ばして、手元のまな板に移動させる。

 そして沙羅さんから説明された点をお互いで確認し合いながら、包丁を手に持ってゆっくり作業を開始した。


 よし、俺も早く始めよう。


……………

………


 持ち方に気を付けて…手の置き方はこう…包丁の持ち方はこうで…


 さっき見た沙羅さんの姿を思い出しながら、頭の中で一つずつ動きを確認。焦らないようにゆっくりと、丁寧に、そしておっかなびっくり(?)…いや、これは仕方ないだろ。俺は包丁なんて、家庭科で少し使ったことがあるだけなんだからさ。


 そして手元のジャガイモをゆっくり切ろうとするものの…

 あれ? 大変でなかなか切れない。

 それどころか包丁が満足に動いてくれない。

 おかしいな…さっきの沙羅さんの話をもう一度…


「一成、包丁は上から押してもダメ。野菜はこうして、押すように…」


 ストン!


 花子さんが俺に説明をしながら包丁を動かすと、その手元にある人参が小気味良い音と共にスパっと切れた。


「おおっ」


 そうだ、確かに沙羅さんはそういう切り方をしていたな。


「凄いな花子さん」


「ふ…お姉ちゃんだからこれくらい余裕。一成もやって?」


「わ、わかった…」


 どや顔で俺にアピールをする花子さんに微笑ましさを感じながら、今度こそと意気込みつつジャガイモに包丁を当てる。

 向こう側へ包丁を押し込むように、力を加えて…


 ストン!


「おっ、切れた!」


 あんなに切るのが大変だったジャガイモが、今度は大した力を加えることなく簡単に切れた。切り方一つ変えただけなのに、こんなに変わるものなのか。


「一成さん、お上手ですよ」


 !?

 横から声をかけられたことで、沙羅さんが来ていたことに気付く。

 ひょっとして、思わず出してしまった声を聞かれて…


「さ、沙羅さん、今のは…」


「ふふ…一成さん、可愛いです♪ 後でいい子いい子して差し上げますから、頑張って下さいね」


 あー、これは全部聞かれていた上に、それを恥ずかしいと思ったことまで全部気付かれているパターンだ。まぁ沙羅さんに読まれることは今更だから、驚くようなことじゃないけど。

 それよりも、いい子いい子って…俺を特別扱いしないようにお願いしたのに…本音は勿論嬉しいけど。


「…はぁはぁはぁ…、薩川先輩が甘々…ぐはっ」

「…すご…なに今の…薩川先輩、別人すぎでしょ…」

「…ぐふふふ、薩川先輩…眼福ぅぅ」


「おっしゃ、上手く切れたぜぇぇ!!」

「さ、薩川先輩!! 見て下さいよ、先輩が教えてくれたようにやったら、こんなに早く切れます!!」

「あめーな!! 薩川先輩、俺の方が!!」


 あぁ、やっぱりこうなったか…

 バカ共もお約束すぎるだろ。しかも調子に乗って沙羅さんに話しかけるなんて、そんなことをすれば当然…


「私はゆっくりやれと言いましたよ。人の話もまともに聞けないなら、向こうのテーブルで好き勝手にやっていなさい」


「あ…」

「そ、その…」

「さ、薩川先輩」


「あとそこの二人も、それ以上勝手にやるなら出て行きなさい!」


「ひぃぃ!?」

「す、すみません!!!!」


 あーあ、やっぱこうなったか。

 今の沙羅さんは、普段俺に向けてくれる優しい笑顔など影も形もない。

 でも沙羅さんの言っていることは最もな話だ。こちらからお願いしているのに、それを真面目にやらない方が悪いからな。

 これは怒られても当然だし、このまま放り出されても文句は言えない。

 幸いにも同じメニューを担当しているメンバーは他にもいる訳だし、あいつらが外れたところで別に…

 

「こ、怖っ」

「やっぱ薩川先輩は変わってないわ」

「と言うか、高梨くんと差が激しすぎ…」

「いやいや、つまりそれだけ高梨くんのことが特別なんでしょ」


「あ、あぶねぇ、言わなくてよかった…」

「くそぉぉ、高梨と扱いの差が酷すぎて泣けてくるぅ…」

「いい子いい子って、さ、薩川先輩が…」

「うおぉぉぉ、何で高梨だけぇ!!」


「はぁ、バカだなあいつら」

「何を今更。高梨がいなければ、まともに口すら聞いて貰えないことも分からん馬鹿共に付ける薬は無い」

「…川村も相変わらずキツいなぁ」


 川村の言葉じゃないが、沙羅さんが男に対しても接しやすくなったと思っているなら大甘だ。

 とは言え、結果的に緩んでいた空気も一気に締まったような感じになった。これなら余計なことを考える馬鹿も減るだろう。俺も安心して作業が出来る。

 後は…沙羅さんに嫌な思いをさせてしまっているので、家に帰ったら埋め合わせをしてあげたい…決して俺が甘えたいって訳じゃないぞ。


………


 予想通りこの一件が契機になったようで、やっと全員がしっかりと作業に取りかかり始めた。怒られた連中も追い出されることは免れたが、場の空気を悪くしたことで他の連中(特に女子)から無言の圧力を受けている。針のむしろってところか。


 ただ、それはそれとして…


「さ、薩川先輩、ここはどうすればいいですか!?」

「薩川先輩、これを見て欲しいです!!」


 沙羅さんが真面目に対応してくれることを逆手に取って、大した用もない(と思う)のに呼ぶ男子達がどうにも気になる。

 でも作業自体はしっかりやっているみたいなので、俺が安易に騒げば突っ込みを受ける可能性があるし…


 ストン…

 ストン…


「…一成…ないから…」


 これが単なるヤキモチだってことは自分でもわかってる。沙羅さんだって仕事として割り切ってると思うし、でもそうなると、これは俺の我が儘ってことに…


ストン…

ストン…


「一成、集中しないと危ないから…」


 ん?

 今、花子さんが何か言ったような?


「花子さん、今なにか…っつぅ!?」


 指先に鋭い痛みを感じて、直ぐに手元を確認する。

 …やっちまった、指から血が出てる。


 沙羅さんから集中しろと言われていたのに、余計なことを考えていた結果がこれだ。指先を丸めることを忘れてたな…でもそこまで痛みがある訳でもないし、このくらいなら別に…


「一成っ!? 嫁っ!!!!」


「一成さん!?」


 でもそう思っているのは俺だけで、見ている方からすれば…だよな。


 花子さんが焦ったように沙羅さんを呼び、俺の様子を見た沙羅さんが驚いて戻ってくる。

 これは、沙羅さんに謝らないとなぁ…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 焦ることはなくなったと思いますが、書き方は試行錯誤してます。

 相変わらず安定しませんが、お許しください。


 次回は…色々な意味で天国と地獄?ww 

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