3話.神界

3話.神界


神界?ですか。

「そうじゃ。神界じゃ。わしらが住んでいるところじゃ。」

なぜ俺がそこに行くんですか?

「それはのぉ、さっき神たちがお主のことを見ていたと言ったじゃろう?それでなんだが神達がお主に会いたいと言っておるのじゃ」

神様たちが俺に会いたいと?まぁ別にいいですけどあんまり偉い人とかに対する作法知らないです。

「それは大丈夫じゃ。お主のこと気に入っておるからその事はおそらく大丈夫じゃろう」

そうですか、分かりました。神界に行きます。

「ありがとのぉ。まぁそれ以外に行く道はないけどのぉ。フォッフォッフォッ。」





〜神界〜


「さて。神界まで行くとするかのぉ」

と、ゼノムさまが言った。すると光だし、一瞬で移動した。ここは恐らく神界だろう。神様に一瞬で移動なんてちょちょいのちょいだろうな、すげぇ。

「よし、着いたのぉ。この先にこの世界の最高クラスの神がいるから。」

最高クラスの神!?そんな人達に俺見られてたのかよ…

「まぁわしがこの世界で一番偉いがのぉ。フォッフォッフォッ。」

えーーーー!?まぁでも確かに"創造"神だもんなぁ。この世界を作ったのかなぁ。

「よし、では入るとするかのぉ」

と言って大きな扉をゼノム様が開けた。すると、

「よし、皆の者!長谷部 零を連れてきたぞー!」

「おぉまじか!本当だ!おい零!俺は戦神のダガーだ!よろしくな!」

「魔法神のレファー…。よろしく…」

「俺は技術神マリノだ!鍛治とかなんでも出来るぜ!よろしくな!」

「私は運命神レノ。よろしくね零君。」

「私はヴァル!時空神だよー!よろしくねー!」

「私は自然神ミファよ。よろしくね」

「そして最後にワシが創造神ゼノムじゃよろしくのぉ。あとここは神界じゃから喋れるぞ」


まとめるとこうだ。

戦神 ダガー

魔法神 レファー

技術神 マリノ

運命神 レノ

時空神 ヴァル

自然神 ミファ

創造神 ゼノム


まとめて7神と呼ぶそうだ。なんかマジですごい人達だなぁ。

「俺は長谷部 零です。よろしくお願いします。」

そう言うと色々な神から「よろしく〜」と言われた。なんかちょっと軽いな、と思いつつ、考えていた所。

「やっぱり私の言ってた通りね!」

「いや私だって言ってたし!」

運命神様と時空神様がなんか言ってたがよく聞こえなかった。

「そうだ零。席に座りなさい。いつまでも立っていると疲れるでしょう」と自然神様が言ってくれた。

遠慮なく座ると魔法神様が来て、俺の膝の上に乗った。すると周りの神たちが、

「ッッ??!」

「マジかよ…」

「おいおい…」

「流石すぎるわ零君…」

「フォッフォッフォッ」

「凄いわ零君!」

などと、神様たちが言う。あの、どうしたんですか、と尋ねると、

「魔法神は我々最高神以外に関わらないからのぉ。話したり、ましては膝の上に乗るなどいままでいちどもないのじゃ。」

「零は優しい…、膝の上、落ち着く」

と、とろけながら俺の両手を掴んで俺がバックハグするように手を動かした。

「フォッフォッフォッ、零お主はすごいのぉ!魔法神のことを異性が触るのはこれが初めてなのだぞ。我ら男の神でもさわれなかったしのぉ」と、言うとずるいぞ零!っとかダガー様が言っていた。

「そうじゃ零!お主しばらく神界で過ごさないか?」と言うと他の神様たちも、それがいいな、と言っていた。

「神でもない俺がここにいていいんですか?」と俺が言った。すると

「あれ?お前気づいてないのか?ここは神界で神達の力。神力がそこら辺にうようよしてる。それを普通の人間が息をしたりして吸い取ると体が耐えきれなくて死ぬ。なのにお前は死んでいない。普通の人間は神力に耐えられないからな。お前ステータス見てみてもいいか?」っとダガー様が言った。

ステータス?とはなんだろう。ラノベとかにある自分の力を把握するやつかな?とかと思っているとステータス、と唱えてみろ、と言われた。

『ステータス!』

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