応援コメント

第5話 決意は金色」への応援コメント

  • 第5話もとても楽しく読ませていただきました。

    とても印象に残ったのは、千雨さんの『びょあっ』という悲鳴?です。

    千雨さんとしてはほんとうにびっくりしたからこそ出てしまった声だというのはわかっていますが、パンセノリスで、しかも憑代さんから声をかけられての驚きという、安全なシチュエーションでの悲鳴だったので、とても微笑ましく感じられてすごくすきな場面です。


    また、千雨さんが《パレット》になれることがわかった場面も大好きです。
    これまで千雨さんは陽也さんを助けたい……という強い心は備えているものの、自分で呪い絵に対抗することはできませんでした。

    そのことが、読んでいて千雨さんの感じる恐怖を引き立てていたんだなあと読み返して改めて感じられました。
    (何度読み返しても、絵美理さんに背後から声をかけられたり、呪い絵が千雨さんに笑いかけるシーンなどはドキドキして、ほんとうにすごいです……)

    また、千雨さんに戦う力がないと思われていたからこそ、憑代さんが千雨さんの前にもう一度現れてくれたときがほんとうに嬉しくて……


    その上で、ここで千雨さんに《パレット》の素質があることが判明して……これがほんとうにすばらしいタイミング、すばらしい構成力だなあと思うのです。

    憑代さんや四季さん達の頼もしさがしっかりと感じられたところで、千雨さんが二人を助ける力があることがわかって……それがとてもワクワクしたのです。

    憑代さんは千雨さんの『陽也さんを助けたい』という思いを確かに受け取ってくれましたが、その上で、千雨さんも『一緒に戦える』んだ……と思えたのが読んでいてうれしくて。


    《パレット》という言葉はこの5話で初めて出たものですが、これまでに千雨さんが呪い絵のことを夢に見ていたということが見事な伏線になっていて、《パレット》について語られているシーンも、良い意味で唐突な感じがしなくて……そういうことか!と、感激しました。


    次回もとても楽しみです。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    今回は、千雨にも呪い絵に対抗する力があると判明するシーンでした。
    こういう異能力が登場する現代ファンタジーで、バディの片方にも実は戦える力があったと判明するという展開が好きなので……。
    この作品でもそれを取り入れたい!と思い続けていたので、このような展開になりました。
    今思い返してみると、パレットの設定は出てくるのがちょっと唐突すぎたかな……?と感じるポイントの一つにもなっています。

    今回も楽しく読んでくれて、本当にありがとうございました。
    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。