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2022年2月1日 21:26
今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。もなか様の「恐怖」の演出がほんとうにすばらしくて、読んでいてどきどきしました。声を出さないように千雨さんが陽也さんの部屋を覗いているシーンも、携帯電話をマナーモードにした上で、千雨さんも声を出さなかった。これなら気づかれることなく陽也さんの部屋から離れられるだろうと思って、読んでいる私も、安心して一息つこうと思った直後、目に飛び込んできたのが、絵美理さんの「千雨ちゃん」の声。その後は畳み掛けるように絵美理さんの声や、足音が聞こえてきて、良い意味で恐怖を楽しませていただいたというか……ほんとうにゾクッとしました。もなか様の恐怖の演出がすごくすきだなあと思ったのは、この場面で、千雨さんが決して振り返っていないところです。恐怖で振り返ることができなかったのだろうとごく自然に思えて……そのことで、絵美理さんの表情が描写されることがなく、かえってこちらの想像によって、恐怖が膨らまされるという感じで……文章なのに、頭の中にイメージが浮かんできて……想像力が刺激されて、とても感動しました。感動したと言えば、これほどの恐怖を感じながら、陽也さんのことを深く気遣う千雨さんの思いに感動しました。あんなに怖い思いをしたのであれば、本来なら、すぐにでも憑代さんに連絡して、呪い絵をなんとかしてほしいとか、壊してほしいと頼んでもおかしくないと思うのです。でも、千雨さんは陽也さんのことを気遣った。千雨さんは、大切な絵が失われたら陽也さんとの仲が悪くなってしまうことを心配していましたが、陽也さんがあの絵をそれほどまでに大切にしていることを知っているからこその心配だったのですものね。優先すべきは陽也さんの信頼(心)よりも陽也さんの命だけれど、最初から「信頼」を無視するのではなく、「信頼」が大切なのを理解した上で命を優先する……というところに、千雨さんの葛藤と優しさと家族愛が感じられて、とても好きなシーンです。憑代さんの『拝命した』という言葉。短いけれど、ほんとうに頼もしく、暖かく感じられました。短い言葉であっても、二人の間にはもう、それでちゃんと伝わる信頼関係が築かれているのだなと感じられて……ここも大好きな場面です。次回もとても楽しみです。ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。怪異風味の作品を書くにあたって、恐怖の演出は大事だと思ったポイントの一つでした。執筆に入る前にいろんなホラー風味の作品に触れて自分なりに研究していたので、ぞくっとしたという感想がとても嬉しいです。千雨も家族を大切に思っている女の子という一面がある子なので、その一面を上手く描写できていたんだなとほっとしました。憑代の『拝命した』という言葉も、一種の決め台詞のようなものです。なので、印象に強く残せたようで嬉しく思っています。またお時間があるときにでも、続きをお楽しみいただけたら幸いです。
2020年7月6日 17:16
自分の家の中にホラースポットが……私だったら耐えられない気がします。千雨さんはお兄さんをとても大切に思っているんですね。憑代さんの「拝命した」が、すごく格好良かったです。どんな形で決着をつけるのか、今から楽しみです^ ^
コメントありがとうございます。千雨は設定の中に家族を大切に思っている女の子というのがあったので、そのように感想をいただけて、きちんと描写できていたとほっとしました。憑代の「拝命した」は一種の決め台詞のようなものなので、格好良くなっていたなら嬉しいです。丁寧なコメント、本当にありがとうございました。
今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。
もなか様の「恐怖」の演出がほんとうにすばらしくて、読んでいてどきどきしました。
声を出さないように千雨さんが陽也さんの部屋を覗いているシーンも、携帯電話をマナーモードにした上で、千雨さんも声を出さなかった。
これなら気づかれることなく陽也さんの部屋から離れられるだろうと思って、読んでいる私も、安心して一息つこうと思った直後、目に飛び込んできたのが、絵美理さんの「千雨ちゃん」の声。
その後は畳み掛けるように絵美理さんの声や、足音が聞こえてきて、良い意味で恐怖を楽しませていただいたというか……ほんとうにゾクッとしました。
もなか様の恐怖の演出がすごくすきだなあと思ったのは、この場面で、千雨さんが決して振り返っていないところです。
恐怖で振り返ることができなかったのだろうとごく自然に思えて……そのことで、絵美理さんの表情が描写されることがなく、かえってこちらの想像によって、恐怖が膨らまされるという感じで……
文章なのに、頭の中にイメージが浮かんできて……想像力が刺激されて、とても感動しました。
感動したと言えば、これほどの恐怖を感じながら、陽也さんのことを深く気遣う千雨さんの思いに感動しました。
あんなに怖い思いをしたのであれば、本来なら、すぐにでも憑代さんに連絡して、呪い絵をなんとかしてほしいとか、壊してほしいと頼んでもおかしくないと思うのです。
でも、千雨さんは陽也さんのことを気遣った。
千雨さんは、大切な絵が失われたら陽也さんとの仲が悪くなってしまうことを心配していましたが、陽也さんがあの絵をそれほどまでに大切にしていることを知っているからこその心配だったのですものね。
優先すべきは陽也さんの信頼(心)よりも陽也さんの命だけれど、最初から「信頼」を無視するのではなく、「信頼」が大切なのを理解した上で命を優先する……というところに、千雨さんの葛藤と優しさと家族愛が感じられて、とても好きなシーンです。
憑代さんの『拝命した』という言葉。
短いけれど、ほんとうに頼もしく、暖かく感じられました。
短い言葉であっても、二人の間にはもう、それでちゃんと伝わる信頼関係が築かれているのだなと感じられて……ここも大好きな場面です。
次回もとても楽しみです。
ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
怪異風味の作品を書くにあたって、恐怖の演出は大事だと思ったポイントの一つでした。
執筆に入る前にいろんなホラー風味の作品に触れて自分なりに研究していたので、ぞくっとしたという感想がとても嬉しいです。
千雨も家族を大切に思っている女の子という一面がある子なので、その一面を上手く描写できていたんだなとほっとしました。
憑代の『拝命した』という言葉も、一種の決め台詞のようなものです。
なので、印象に強く残せたようで嬉しく思っています。
またお時間があるときにでも、続きをお楽しみいただけたら幸いです。