応援コメント

第1話 出会いは白色」への応援コメント

  • 「リペティファクターの絵筆」第一話、とても楽しく読ませていただきました。


    穏やかな冒頭から一転、出会いの場面が衝撃的で、そのまま一気に読み進めていました。

    現代において町中で子供が倒れているというだけでも大事なのに、臙脂色の着物に黒い袴、背中には木箱と、特徴的なビジュアルで、ますます気になりました。

    そして倒れていた憑代さんをすぐに助けた千雨さんのやさしさがとても好きです。
    人が倒れているところに出くわすという突然の非日常の中でも、介抱して、食べ物を与えて、道案内をして……と、自分にできることを一生懸命する子なんだなと感じられて……


    また、助けられた憑代さんも好きです。
    財布をなくしてもなんとかなるだろうという、ちょっと不思議なところはあるけれど、夢中でおにぎりを食べるところ、そして助けてもらったことにお礼を言うところなど、
    まだわからないことが多い憑代さんという少年がどんどん好きになるのでした。

    わからないと言えば、憑代さんの肩書、【修繕画師】もどんなものなのか明かされておらず、とても気になります。

    修繕という言葉、画という言葉から、絵を修復する仕事なんだろうなというのは想像できますが、それがこの作品をどのように彩ってくれるのだろうと、ワクワクが止まりませんでした。


    そう思っていたところに、千雨さんの家や家族の様子が描写されて、絵美理さんとの会話を楽しく読ませていただいていたところで、陽也さんの部屋に存在する『絵』の存在が明かされるところが、展開が実に自然で……
    自然なのに、とても衝撃的で……物語の第一話としてほんとうにすばらしいなと思いました。


    登場人物の名前もとてもきれいで印象に残りました。
    春咲千雨さん、白筆憑代さん、羽井絵美理さん……全員が美しく特徴的な名前で、ひと目で覚えてしまいました。
    千雨さんとお兄さんの陽也さんの名前が雨と陽で対になっているところもすきです。

    次回以降のストーリーはもちろん、登場人物のみなさんの名前を読むのも楽しみです。


    このお話を読むことができるのがうれしいです。
    ありがとうございました。


    作者からの返信

    嬉しいコメント、ありがとうございます。

    本作品は、怪異物風味ということもあり、日常の中に潜んでいる非日常を意識して書いていました。
    第一話は特にその部分を意識していたため、出会いの場面が衝撃的といってもらえて嬉しいです。
    また、登場人物の名前もそれぞれのイメージに合うように……と思いながら考えたので、印象に残ったという感想が本当に嬉しいです。

    本作品もまだカクヨムに投稿しはじめたばかりの頃の作品なので、読みづらい部分が多くあると思います。
    それでいて一話一話が長いので、お時間があるときにでも続きをお楽しみいただけたら幸いです。

  • とても丁寧で読みやすい文章と面白いお話で、惹きこまれました。
    続き、楽しみにしています(*^_^*)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    できるだけ読みやすくなるように……と意識しながら書いていたので、そういっていただけると嬉しいです。
    続きも少しずつですが公開していくので、のんびりとお待ちいただけたら幸いです。