最終章 その後とその力
第8話 その後とその力 ENDD
あれから1週間経った。
零士はバイト終わりにtwilightに向かっていた。
世守から連絡があったのだ。
中に入ると京と世守がカウンターで会話していた。
二人は零士に気付くと中に招き入れた。
世守が話し始めた。
『この前の件は色々ありがとう。』丁寧に話し始めた。
『今日は伊東さんから電話があった。』
『そうなんですか?あれからどうなったんですか?』零士はドキドキしながら世守に質問した。
世守は一呼吸おいてから話し始めた。
『まずは怪我は大丈夫だったみたいだそこまで酷くないみたいだよ。
あれから杉原さんが警察と協力して動いたみたいだ。国立は解雇会社の財産を利用しての横領行為として損害賠償で訴えられている。あの半グレの深海は警察に暴行の容疑で逮捕その他の余罪も捜査されているみたいだ自分の親の会社でもあるから会社ごと操作の対象で伊東さんの会社から訴えられているみたいで大打撃
伊東さんはその後店舗の店長不在もあり店長に就任今は問題なく生活が始まったみたいだよ』
世守はにっこりと笑いながら話終えた。
零士は嬉しい気持ちでいっぱいになった。
『よかったです。本当に本当に』零士は感動して声を詰まらせた。
『これも全部、零士くんと京さんの協力のおかげですね。』世守が零士を見つめながら話した。
『大変だったぜ!あの後車で向かいながら杉原さんって人に電話して説明するのはよ』
京さんが照れ笑いしながらあの時の大変さを世守に恩着せがましく語った。
『でもs世守くんあの時3人もいてよく乗り切れましたね!』零士は思い出したかの様に質問した。
『あ、まぁね。僕はすこし格闘技習ってたから!』
照れながら世守は答えた。
零士は前々から気になっていた事を聞くか迷っていたが世守にu促されたので思い切って質問した。
『あの、前にも見たんですが世守くんの特殊な力って・・・』
気まずそうに質問する零士を見て世守はゆっくりと話してくれた。
『この力はねある時僕は火事の被害にあったんだ今よりずっと小さいときにね、その時のケガで腕に火傷を負ったんだけどその火傷が癒えてから気付くとこの炎のようなタトゥーに見えるようになったその時から。』
世守は遠い目で自分の腕のタトゥーを眺めながら話を続けた。
『それからなんだ、この腕で掴んだ相手の思考や今までしてきた罪の意識を感じる事ができるようになった、それからその感情を相手に逆流する事が出来るようになった、理解してもらえないだろうけどそう言う事が出来る更に火を操作すること出来るようにもなったんだ。』
『火を操作?』零士は目を丸くしながら聞いていたがうっかり心の声が漏れてしまった。
『そう。火。零士君も前に見たかもしれないけど僕は火を操ることができる、生み出す事は出来ないけど火があればそれ思うように動かす事が出来るんだそしてその火がこの腕に吸い込まれるようになる、その腕で掴んだものに精神的なダメージを与えることができるんだ。』
世守はため息をつきながら語った。
世守は珍しく下を向いていた。
零士はだまったまま世守を見つめていた。
『気味悪いだろう?怖いよな』世守は苦笑いしながら付け加えた。
零士はゆっくりと首を横に振る。
『そんな事ないよ、すごいことだよ。そんな力があるのにそれを困っている人の為に使ってる、それって凄いことだよ!』零士は興奮しながら答えた。
世守はニコッと微笑んだ
『ありがとう、話してよかった。嫌がらない人に出会ったのは二人目だよ。』
世守はそう言いながら京を見た。京も微笑みながらビールサーバーでビールを注いでいた。
何だか不思議な気持ちだ。
零士はぼっとしながら感じていた。あの時電車でたまたま同じ車両に居合わせなければ出会うことは無かった、でも出会った。面白い人生だ。
人の役に立つ事って気持ちいいことなんだとも感じていた。
京がお酒を三人分運んできた。
『さぁ一件落着!飲もうぜ!』満面の笑みでジョッキを持っていた。
零士と世守もそれぞれのグラスを持ってお互いを見つめ合った。
零士がふと話し始めた。
『この前誘われた話しだけど、決めたよ。僕も手伝う。バイトも辞めるよ!』
世守はにっこりと笑いs小さい咳払いをした。
『よし!じゃぁ今回の伊東さんの事件無事に解決。そして新しい仲間が出来ました!これからも全力で問題を解決していこうと思う。二人には協力お願いします。僕たちはチームだ!仲間に乾杯!』
三人は乾杯と叫びながらお酒を飲み干した。
BAR twilightからは楽しそうな声が外にまで漏れていた。
作者から
この度は最後まで片腕の炎を読んでいただき誠にありがとうございます。
今回の話しは自動車会社で起きた暴力事件、これは実際にあった話を基に脚色をさせていただきました。
登場する建物や会社は空想でございます。
まだまだ未熟ものではございますが色んな思いを言葉に、物語にしていきたいと思います。
片腕の炎に関してはこう言った仕事や生活でありそうな闇を書いていきますのでこれからも斎藤 零士と畔上 世守を暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
その他の作品も書いてiいくつっもりですので
気にって頂けたた方はフォロー、高評価をしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
作者 火焚 柾
片腕の炎 火焚 柾 @hidaki
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