第32話
オーロラは、太陽から送られる『太陽風』というものが深く関係する。
別に、寒いところでしか見られない訳ではない。よくそう思い込んでいる人がいるが、それは違う。
その証拠に、北極以外にも薄裏とではあるが目撃されることが多々ある。
ただ、北極などの寒いところほど色鮮やかではない。
そして、オーロラは地球以外でも太陽系内で見ることができる。木星でも見ることは出来たのだが、その事を忘れていたためよることが出来なかった。
とは言っても、木星は殆どガスでできている上に風邪が強いらしいので着陸は無理だがな。
いや、それを言うと土星も無理そうか。
太陽系の惑星というのは大きく3つに分けることができる。
一つは先程出てきた木星、土星などの『木星型惑星』これは主にガスで出来ている惑星のことをさす。
僕のイメージとしてはフワッフワな感じだ。
2つ目が主に氷なんかからできている天王星、海王星の『天王星型惑星』どちらも青いのは氷だからということが解っただろう。
僕が幼稚園の頃は海で、魚大量の魚放題パラダイスだと思っていた。そんな魚好きじゃないけど。
最後に、地球、水星、金星、火星などの主に岩石でできているゴツい惑星が『地球型惑星』
一番馴染みのあるのがこの辺りではないだろうか。よくSF映画で出てくるのも地球型惑星だし。
さて、オーロラの話にもどるが勿論、違う惑星が故に地球のオーロラの色とは若干違ったりする。
さて、再びやってきましたコントロールルーム。なんと言うか、つい先日エウロパに降りたばかりなのにすみません。
相変わらずの高顔面偏差値。輪郭が輝いている(意味不明)
「今回は降りるかは後で決めるとして、取り敢えず近くまで移動するぞ」
「〰〰〰星のオーロラですか」
「あぁ」
「あの...キャプテン、歓喜さんが...」
「絶対に入れるな」
「はい」
また来たのか、千寿。毎回ついてくる気だろうか?コントロールルームは遊び場じゃないんだけどな。
まぁ、見てほしくはあるけども。
今回は千寿は最後まで入れることは出来ない。だが、勲たちなら大丈夫だ。
何せこれは千寿のためのバースデイプレゼントだ。プレゼントは箱の中身が解らない方がワクワクするだろう?
「何処まで接近しますか」
この間のエウロパの時にカウントダウンをしてくれた爽やかイケメンが聞いてきた。
うーん、そうだな...
「取り敢えず環まで行ってくれ。オーロラが出ているかレーダーを見てくれ」
「は!」
オーロラは紫外線のレーダーで見ることができる。もしラッキーだったら今日オーロラが見えるかもしれない。
なかったら第二の地球までお預けだ。
さて、ここまでは作者が読者の皆様にどの惑星か推測して楽しんで欲しいという事で名前を出してこなかったが、賢明な皆様なら恐らくは先程の僕とイケメンの会話で2つまで絞り込むことが出来ただろう。
グルグル先生に「オーロラ 惑星」って聞くのは無しな!
答えは次までのお楽しみだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます