第7話
ゴンッ
パキッ
カーーン
ドンッッッ
これらの効果音は宇宙空間なので聞こえないだろうが、僕の脳内にそれらの音が響く。(想像)
「とりま、この板もらうぜ親父。」
僕は表面の鉄の板を一部と、アルミホイルのようなものを少々もらってゆく。あの父の事だ、少しでも壊れたら分かるように何らかの装置を入れているだろう。
「壊しましたー」なんて報告は無用だ。性格は別として、腕と頭脳だけは信頼できるしな。
僕はその部品を鞄に入れ、繋いでおいたロープをたどって船に戻る。
宇宙服をさっさと脱ぎ、皆のいる所へ戻った。
「俺は!第二の地球で、これだけの人数をまとめ上げる優秀な指導者が必要だと思う!そこで!俺が!王になる!!」
服の上からでも分かるような、武術大会の選手のような筋肉隆々の少年がテーブルの上に立って演説?をしていた。
「.........はぁ?」
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