彼女が待つのはきっと僕だから

作者 ごろん

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★★★ Excellent!!!

物語の早い段階で謎が提示されるので、かなり冒頭から興味深く読めます。
読み進めると新たな疑問も生まれ、主人公の恋愛感情も相まって、先が読めない展開にッ!
でも、しっかりと読後感の良いラストを迎えるんです。
作者様の力量の為せる技だと思います。

読み終わって、小説情報を確認していて気づきましたが5万字くらいの文量だったんですね。
10万字くらい読んだのかと思ってました。
そう思うと、大変中身の濃い5万字だったんだなと思います。

ジャンルはSFとなっていますが、現代ファンタジーなど不思議なことが起こるストーリーが好きな方は特に楽しく読めると思います!

作者様の『都合の良すぎる彼女の秘密』がお好きな方にもオススメ☆
もちろん、この作品を読んで気に入った方には上記の作品もオススメです!

★★★ Excellent!!!

奇妙な現象に翻弄される、少年少女の初恋物語です。
父親の暴力に苦しみつつも真っ直ぐに生きている主人公・霧島くんと、不思議な美少女・冨士崎さんとの交流が微笑ましく、それでいてどこか寂しげで、心地の良い甘酸っぱさが感じられる次第です。同時に、二人の密会場所である「廃屋と化した館」に纏わる奇妙な謎、館の謎と過去の事件を調査している組織の存在が、惹かれ合う二人を試すかの様で、先の展開が気になる構造となっています。
抑制の効いたトーンで静かに紡がれるストーリー、終盤に向けて徐々に解かれて行く謎、ラストの意外な展開、品良く纏まった初恋物語でした。