第4話 ラブコメとは、苦難を乗り越えてこそ充実するものだ。

『始め!!!!!!!』

始まった・・・これをラブコメにするためのテストが…!

よし、今のところ安定だ。しっかり解けてる。


『はい、そこまで!』


終わった…力は全て出した。あとは結果を待つのみ。って何で俺勉強した奴みたいなこと言ってんの。まー自信はなくもない。

俺が目指すはただ1つ、1位だけ。


それから数日が過ぎ、、、

『おーし、テスト返すぞー。』

ついに来た、運命の時間。

この学校は、採点済みのテストと同時に、順位の書かれた紙も配られる。その順位は、クラスの順位だ。


と、その時、1位候補のあの子が、

「えぇ!!1位じゃない!!」


『何ッッッッッッ!?』


クラスの男子全員が神に祈り始めた。

(俺も)

同時に、テストが返された男子は世界が終わったみたいな顔してる。


ついに、俺の番だ。

国語、96点

数学、98点

理科、95点

地歴、96点

英語、97点


「・・・・・・。」


ワンチャンあるぞーーーー!!

お?お?これあるんじゃないすか?マジで?

やべぇ、ニヤケが止まらん。ウヒヒヒヒヒ…


さあ、運命の順位の書かれた紙を見ようじゃないか。いくぞ、3、2、1………











4位。






何だ、この中途半端な順位は。普通なら喜んでいる。しかし、今は微妙な感じだ。

クッこうなったら1位の奴を一生恨んでやる。


『えー!?ウチ1位なんだけど!?』


????????????????????


は?


『イェーイ!付き合える〜って、ウチらいつも一緒にいるじゃーんあはは〜』


これ、夢か?


あ、しかもこれ、ラブコメじゃなくなったじゃん。

え?これ、続くの?





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お前、「ラブコメ」って知ってるか。 @S-HAL

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