エピローグ


時は流れ、2学期が始まった。

俺達はいつものように校内清掃をしている。


「今日も学校は平和だねー」

「ほら黄瀬さん、柱のところに埃が残ってますよ」

「……相変わらず自分は動かないんだな緑川」

「でも、平和な日常って大事なんだよな」


あのあと、宝玉は無事オード村長達のもとに戻り、厳重に管理されている。

ハイロゥ団も解散したようだ。


世界を救った実感はあまりないけれど、あの出来事を振り返ると、この静かな日常が大切に思えてくる。


「ジャスティスゥファイブ!」

「ブレイブゥVゥ!」

「……また騒がしくなってきた」


赤井といる限り静かな日常には程遠いな。

そう思いながらも笑みを浮かべる俺だった。





おまけ


目を覚ましたハイロゥは巨大なガラス瓶に閉じ込められていた。


「やぁ、目覚めたかね。驚いたよ、急に君が空から落ちてきたときは」


そう語る男は片眼鏡で、青い髪を三つ編みにしていた。


「しかし、君の身体は実に興味深いな……いい研究材料になりそうだ」


笑みともいえない笑みを浮かべ、男は迫る。


「な、やめ、ヒイィィィィッ!」


その晩、三つ編みの悪魔の家から奇妙な叫び声が響いたとか響いてないとか……



おしまい

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【二次創作】学園戦隊ジャスティスファイブif~異界の英雄~ カラーアゲイザー @karaage8d

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