モテない中年男性の時代

第1話まさる

俺は33歳で彼女いない歴年齢だ。仕事は日雇い派遣をしている、勿論実家暮らしだ。見た目はいない歴だが意外にもたまにかっこいいと言われたりする事もある。しかし身長が163と低くそれはコンプレックスである。俺は女を信用していない、街コンに何度か出たことはあるがLINE交換しても次の日にはブロック等は日常茶飯事。恨んでもいるし信用してないが俺は何より自分が嫌いである。それでも求めるし性欲に飢えてて愛を求めてそんな自分が情けなく日々苦しみながら生きてる。今日の現場は食品工場のライン作業だ、コンビニの商品の盛り付けだ。大勢のおばちゃんに溢れてる、むさ苦しいな可愛い人いねえかなと思いつつ。マスクしてるし帽子も被るので顔は分からないが若い女性もそこそこいる。

朝の９時から16時までの仕事だ。三時間やって休憩になった。休憩室に入り持ってきた焼きそばのカップ麺を開けた。置いてあったポットは既に温められていたのですぐにお湯を入れその辺の椅子に座った。奥の方の長いテーブルの端に地味ながら可愛い眼鏡を掛けた22くらいの若い女性がいた。