応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 倒叙ミステリと映像の関係への応援コメント

    はじめまして。青切と申します。
    毎日、少しづつ拝読させていただいております。

    古畑任三郎の放映が開始されたとき、倒叙ものの意図が理解できずに、フジテレビに苦情の電話がけっこう寄せられたと聞いております。
    古畑で初めて倒叙ものに触れた人も多かったのでしょうか。

    それでは。失礼しました。

    作者からの返信

    はじめまして、アカニシンノカイです。
    ご丁寧にありがとうございます。

    放送局にクレームがあったとは知りませんでした。
    興味深いエピソードです。

    「刑事コロンボ」から「古畑任三郎」までは間隔があり、ご指摘のように倒叙ミステリとの出会いが「古畑~」だったかたが多かったのだと思います。

  • 題名を巡る挿話への応援コメント

    こんにちは。
    『十日間の不思議』、読んでみました。なんと青木さん訳の本が丁度図書館にあったのです(やったー!)。

    で、読了して「うーん」となっています。
    で……これ、そもそも地の文の「視点」の問題じゃないのかなぁという気がしました。近年特に増えている気がする、三人称視点で書いているけど、主人公の視点がまじっているスタイル――これが諸悪の根源(って言い方は問題あるかな)というか、そもそも「読者にフェアなミステリ」にはそぐわない形式だと思うんですよねぇ(まぁ、個人的に好みじゃないというのもあるんですが)。
    ミステリで、あくまで読者にフェアに書こうとすると、やはり主人公の一人称視点か、客観視点に、きっちり固定するのが一番良いのではと思うのです。謎解きとしてフェアかどうかを問わない変格ミステリなら、ありだと思うのですが。
    アカニシンノカイさんは、ミステリ小説の視点はどんな形が望ましいと思われますか?

    作者からの返信

    貴重な時間をさいていただき、ありがとうございます。
    私の知人も「ウーン」だったようです。「十戒とか聖書とかわからないし、マニアが偏愛しそう」とのこと。

    視点の話ですと、私はいわゆるワトソンの語り(一人称一視点固定)が推理小説にはマッチしていると感じます。
    視点の固定が肝心というのもありますが、腕がないので書きわけが難しいのです。
    臆病なAの語る世界と勇敢なBの語る世界は見えかたが違うはずなのですが、私がやるとみんな同じになってしまいます。
    Aの使う言葉とBの使う言葉には違いがあるはずなのに、油断するとみんな同じようになります。

    近年のエンタメは複数の人物が切り替わって語る形が増えている気がします。
    なんとなく楽しんでますが、成功している作品はかなりテクニカルなことをやっている印象です。

  • 証拠のかわりに引用しますへの応援コメント

    『十日間の不思議』、とても興味がわきました。今度ぜひ読んでみようと思います。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     「なんだこれは」となるかもしれませんが、機会があればぜひ。

  • 前半の問題への応援コメント

    後半のクリスティ作品の分析に、思わず頷いてしまいました。
    特に、ポアロ作品の上流階級独特の人間関係や、マープル作品の英国の田舎特有の人間関係をしっかり描いているからこそ、その後に起きる事件とその解決が生きる、ということですね。すごく腑に落ちました。

    作者からの返信

     いつもありがとうございます。
     いただいたコメントを読んで、上流階級にせよ、田舎の村にせよ、読み手がその社会に溶け込むまでに猶予を与えてくれているんだなぁ、と感じました。
     事件が起きたとき、既に読者には「きっとこういうことに違いない」という絵が浮かんでいるのだと思います。

  • ああ、なんとなくわかります。一読者としてシンプルに楽しむためだけに読むのと、書くための勉強・修行として読むのと、見方が変わってきますよね。新人賞、良い結果が出るといいですね!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     修行としての読書は、気づきが多くて反省させられることばかりです。
     公募の原稿に取り組んでいる時期は、単純に楽しんで読むことが難しいですね。

  • 情報の出し方って、難しいですよね。説明を説明として読ませず、それでいて必要な情報を与える……というのが理想ですが、なかなか……。

    作者からの返信

     コメントまでありがとうございます。

     今、取り組んでいるミステリで「お、これを書き加えれば伏線が増える」と調子にのって加筆していたのですが、ただのデータであって小説の一部になっていないことに気付きました。
     なかなかどうして、本当に難しいです。
     

  • 操り欲への応援コメント

    引用かと思いました❗ 私はたぶん簡単にアカニシンノカイさんに操られてしまうでしょう。

    作者からの返信

     いつもありがとうございます。
     おふざけがすぎたかな、と思いながら書いたので、少しでも引用かと頭によぎっていただけたなら嬉しいです。


  • 編集済

    「あぁ、やっぱりそういうことなんだ」ともてなす感じが実にいい
    →この「もてなす感じ」という表現、書き手として響きました。そうですよね、そういうのが大事なんですよね。今はできないんですが、できるようになりたいです。

    作者からの返信

     いつもコメントをありがとうございます。
     生意気を申すようですが、なにか読んでいただくものを書くということはサービス業といいますか、工夫をこらして「もてなす」のが理想だと感じております。
     できるかどうかは、また別の話なのですが。

  • まっとうへの応援コメント

    あ、その感覚、割とわかります!
    残酷なシーンをねちっこく書いて、それ自体をエンターテイメントにすると急に下品になるというか……。
    映像作品でも、昔の海外ドラマって、好ましくないシーンは鏡や壺が割れるカットとかで表現されていて、変に生々しくしないというか……そういう上品さが最近はなくなっている感じがしますね。

    作者からの返信

     確かに昔の作品には直接的な描写を避けて変わった表現を選んでいることがあった気がします。ときに婉曲すぎるほどで「ん?」となることも。
     今のほうがコンプライアンスやらなんやらで、規制は多いのでしょうが。

  • 仮面に目はあるかへの応援コメント

    パラサイトとの比較、大変おもしろかったです。

    作者からの返信

     そう言っていただけると、取り組んだかいがあります。
     映画は活字媒体と違う気付きがあり、刺激になります。


  • 恥ずかしながら未読なので、ぜひ、ネタばらしの回にて詳細をお願いします🙇

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     これはネタばらしの回をつくらないわけにはいかないな、と背筋を伸ばしております。

  • インドならよいのかへの応援コメント

    この作品については、エピソードタイトルでヤラれました。そうですよね!確かに「中国はだめでインドならいいんかい!?」ってツッコミが的確すぎて、もう、ニヤニヤしてしまいました。(笑)
    この作品だけは、『天城一の密室犯罪学教程』で以前に読んだのですが、あの十戒の人っていうのがピンとこなくて、今回のこのツッコミでいろいろ繋がりました。

    作者からの返信

     いつもありがとうございます。
     タイトルを評価していただけて、とても興奮しております。適当にひねり出すときもあれば、タイトルだけで刺してみようと意気込むこともあるのですが、毎回、きちんと向き合わないとならないなと感じました。
     天城さんのは学者らしく数学みたいな分析で整理されている印象です。いつかなにか書きたい気持ちはございます。

  • いつも読ませていただいてます

    もし間違っていたら
    申し訳ないのですが、
    内容が一個前のと同じような……?
    違ってたらごめんなさい

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます。
    おっしゃるとおりです。
    訂正しておきます。

    他の作品も読んでいただいて、いつもありがとうございます。

  • 近さと高さへの応援コメント

    元日からの更新お疲れ様です。
    謎と解の位置関係の例え、すごく納得できました。すぐ隣ではなく表と裏、なるほどです。

    作者からの返信

    こちらこそ元日からチェックしていただき、コメントまでありがとうございます。
    高さだ、水平だのと、拙い表現になってしまったと反省していただけにほっとしております。
    ネタばらしをして、具体的に該当箇所を引用しようか考えております。

  • 「茶の葉」の推理の流れへの応援コメント

    おっしゃる通り、「夢」は、ちょっと微妙ですね。ミステリとして、必然性のある、読者が納得のいく、謎解きのきっかけであってほしいところです。
    ちなみに私が今までに見たワーストは、テレビドラマですが、「主婦の勘!」というものでした。ここまでくると、もうミステリではなくお笑いという感じですが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    「主婦の勘!」で処理するのは、いかにもテレビのミステリ作品らしいな、と感じます。
    尺やテンポといった制約はあるでしょうし、テレビという媒体は説明を要するミステリには向いてない面があるのかもしれません。

    ネタばらしの回までチェックしていただき、励みになります。

  • クリスティ作品が好きなので(と言っても不真面目な読者なのでドラマや映画で見てばかり。原作読まなきゃと思ってはいるのですが……汗)、今回のエピソードはとても面白かったです。
    オリエント急行など、映像化されたことでより知名度があがり、結果代表作として認知される……みたいなこともありますよね。読み巧者の方は純粋に内容で選ばれると思うのですが、一般の人が混じってくると映像化した際の「映え(ばえ)」要素が入ってくる、その結果、世論が「クリスティの代表作は映画のあれ」みたいになっていくのかなと思うのです。
    出版業界が、もっとうまく関連小説全般を売ることができると、また違うのかなとも思います。

    作者からの返信

     コメントいただき、ありがとうございます。なにより、連載を細かくチェックしていただいているようで、書いていて励みになります。
     クリスティ作品が好きなかたは多いので、語るには勇気がいりましたが取り上げたかいがありました。
     おっしゃるように映像化が作品を広く世間に届ける力は大きく、私自身、クリスティに関しては原作よりもドラマや映画のほうが触れているかもしれません。
    「映え」というワードは現代的で、なるほど、と刺激になりました。

  • こんばんは。いつも楽しく読ませていただいております。今回、とても細かい部分まで分析されていて、読みごたえありました。続きも楽しみにしています。