第4話 2歳 本と魔法
タクマは、2歳になった。いまだに姉に手を引かれて、連れ回される。僕としては、もう姉ばなれがしたいがまだ2年あるが入学試験があるため勉強する。家が裕福な家庭は、6歳になると王都の学校へ行って勉強するそうだ。
兄さんが今年入学試験を受けに王都に行くらしい、どんな問題が出るか聞きたい。
兄さんが剣の練習をしているとき、姉さんがいるのはわかる、なぜ僕がいるかというと
『タクマは、私が目を離すといなくなるから
だめ!いっしょにするの!』
とだだをこねて泣く、それを見た父さんがおれていっしょにする羽目になった。
僕としては、やっと姉さんから離れるチャンスをのがした反面、剣の練習ができて良かった。あとは魔法だけだ。姉さんはまだ文字が
片言しか読めないから、本のたくさんある部屋には、行けない。
ある日、母さんが手が空いている時、本がたくさんある部屋に連れて行ってくれた。だが
姉さんは、いやいや手を引かれ連れて行かれた。
『タクマ、母さんが本を読んであげる。どの
本がいい。』
『母さん、あの本がいいです。』
タクマは、指で指した。
『タクマ、これはね魔法の本で難しいと思うわ
もっと違うのにしたらどう。』
『母さん、最初だけでいいからお願い。』
『わかったわ、最初だけよ。』
『読むわよ!魔法には、火魔法、水魔法、風魔法、土魔法の基本四属性と稀に光魔法と闇魔法が存在する。しかしながらどの魔法もイメージが大事である。はい今日はおしまいに
します。』
あ〜本閉じた。
『う……………………もっと読んでよ〜!』
『約束でしょう。また今度ね。』
しぶしぶ答えた。
『わかった。母さんありがとう。』
『いい返事。シャルはどうしたの?』
『母さん、姉さんはそこで寝ているよ!』
『あら、本当。しょうがない子ね!タクマは
大丈夫かな?』
『僕は、身体を動かすより本が好きだからへっちゃらだよ〜!』
『それじゃあ、ここの鍵は開けておくから好きなだけ読むといいわ!』
『母さん、ありがとう!』
『いいえ、どう致しまして。でも無理はダメよ!』
『分かった、母さん。』
それからは、好きなだけ本が読めることになった。しかし、読めない字が存在して困難の
極みだ。イメージが大事だ、
『火魔法は、小さな火の玉をイメージしてあ
、出来たこれがファイアボールか?、消すと
イメージして消えた。』
『水魔法は、小さな水の玉をイメージして出来た。これがウォーターボールだ。消すとイメージして消えた。』
『風魔法は、小さな風の玉をイメージして出来た。これがウィンドボールだ。消すとイメージして消えた。』
『土魔法は、小さな土の玉をイメージして出来た。これがダートボールだ。消すとイメージして消えた。』
火魔法、水魔法、風魔法、土魔法の基本四属性がイメージでき、ステータスに反映されている。
名前:タクマ
年齢 : 2歳
職業:なし
Lv:01/20
HP:200/200
MP:500 /500
攻撃:50
防御:50
魔攻:100
魔防:100
速度:100
気合:50
スキル :採取01 細工01 【弓術05】
魔力操作05 剣術01
魔法 : 【光魔法01】【火魔法01】
【水魔法01】【風魔法01】
【土魔法01】
固有魔法: 【創造魔法】【隠蔽】
【神眼】【空間魔法01】
【経験値二乗】
【使用魔力×0.1%】
加護 : 【アルーシャ創造神】
称号 : 【多才で器用】
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スローライフを求めて、異世界へ 式田レイ @yoshiki458
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