結婚して夫の希望で山の中に住む美冬。冬、雪の中、幼馴染の秋人が山の家に訪ねてきます。結婚する前、ふたりは付き合っていたのでした。雪に閉ざされた山の中の家、男女三人なにが起こるのかっ!納得的なよいラストがあって、オチ的な後日談で小説は幕を下ろします。雪を溶かすほどのともに過ごした熱い時間がふたりの人生のハイライトになったことでしょう。
恋じゃなくて愛です。ええ、おこちゃまはお帰り下さい。男女の熱い想いが、劣情が、嫉妬が、雪を溶かすほど熱を帯びてほとばしるのです。人の想いはそれほどまでに熱いのです。しかし、その情熱は──ねえ? あとは読んでのお楽しみ。