第3話


ジグは治療院から出てすぐ本部にある更新装置に階級証を読み込ませた。


「そりゃ、そうか」


まだ自分は≪十六級≫だと知り、数日前にぽっきり折ったあばら骨がしくしくと痛み出す。すっかり治ったはずなのでこの痛みはばつの悪さからくるものだ。

見舞いにきたローマルに怪我の事情を話すと「馬鹿だな」とあきれられた。


「そんなの俺らみたいな素人にどうこうできるわけないだろ。むしろ、よく生きてたよ、お前」


それは先に報告を聞いて駆けつけた上官のハウロの説教を砕いて短くしたようだった。


上官とは大がかりな任務で兵士を指揮する立場にあるものだ。元兵士が多く、ハウロは≪七級ザイン≫だったが、腕を負傷して現場を離れた過去を持つ。今は妻子がいて、口を開けば小言か家族自慢しか出て来ない。

ハウロが怒り、ローマルがあきれるのはジグなりに納得の結果だった。


そうというのも、水源地でジグが対峙したのは、見慣れない装束に頭からすっぽり包まれた男だった。彼は巨大な角を持ちジグの身の丈の二倍以上ある獣を連れていた。その見た目は明らかに王都の統治下で暮らす人間ではなく、何よりその獣と意思の疎通ができていることが西の蛮族である証拠だった。

しかも、その獣が流した血で水源が汚されていた。

男のジグを見る目つきは明らかな敵意を示し、獣を庇うように前に出てきた。


手負いとはいえ、獣に攻撃されてはひとたまりもないのは明らかだった。

何とか戦闘を避けるため、ここは多くの人が使う水源なのだということを説明しようと近づいた瞬間、獣が暴れ始め、なだめようとした男を前足で払いのけると、ジグに向かって咆哮を上げた。


とっさの判断で武器を出したが、構えるより早く獣の突進を食らい、岩に体を強打した。

獣は咆哮を繰り返し、そして、真っ赤な血を吹いて絶命した。

男はいつの間にか姿を消していた。


ジグは動けずにその場で気を失い、獣の咆哮を聞き、不審に思って様子を見に来た貧民街の人たちによって保護されたのだった。


情けないことこの上ない。

下手をすれば自分だけではなく、戦う術を持たない人たちまで巻き込むところだった。


それらを加味すれば未だに≪十六級≫から下がっていないことが奇跡のように感じる。

結果として被害が自分一人にとどまったことが降級しなかったことが要因だろう。獣は死に、男は消えたが、捜索部隊がすでに組まれ、派遣されている。手負いということもあり、すぐ捕まるだろうと言われていた。


水源を獣の血で汚し、貧民街を潰すつもりだったのだろうというのが研究者の見解だった。確かに、ジグも目覚めてから最初はそう思った。


しかし、何度もあの時のことを思い出すうちに、混濁していた記憶が回復してきた。

あの若い男は獣に寄り添っていた。それこそ、心配でもするかのように。


そして――あの男は、何と言っていたのだろうか。

獣に払いのけられた後、何か言っていた。だが、よく思い出せない。知らない言葉だった。何より、防御の姿勢を取るので精いっぱいだった。

西の蛮族が、あんな風に言葉を話すなんて知らなかった。それにあの男はどう見ても「まとも」だった。戦線への配給に行った時に見た西の蛮族は遺骸となっていたが、それでもその異常さは見た目にも明らかだった。


おおよそ知性など感じられない見開かれた目、へらへらと笑う口。頭陀袋を巻いたようなボロボロの服に、不格好に肥大した筋肉……。


あの男には、人並みの知性があるように見えたし、文明的であるようにも見えた。衣類も間違いなく、きちんとしていたのだから、ひょっとしたら「外」には西の蛮族ではない、獣を飼いならし、文明的な暮らしをする者たちがいるのかもしれない。


ならば、もしもの話だが、手負いの獣を連れてやっと見つけた水場が偶然、あそこだったとしたら。貧民街は円を描くように広がる王都の最も外側に位置する。工業都市と貧民街を隔てる壁はあるが、貧民街と外界を隔てるものは住人達が作った柵などしかない。迷い込んでも、無理はなかった。


そう考えていくと、あり得ない話ではない気がしてきた。あれだけ巨大な怪物が王都に飛来したのだ。十二番街の水源地は高い岩場が目立つため、徒歩なら迷い込んで抜け出せなくなってもおかしくない。

そもそも、イェカの話では半年前から水の様子がおかしいということだった。半年も獣に血を流し続けさせるわけがない。


やはり原因は別にあるのではないだろうか。


ジグは思い立ち、今すぐにでも現地へ向かいたかったが、思いとどまる。

今更独断で動くことは憚られた。何より、蛮族が迷い込んでいるのだ。それが一人とは限らない以上、もし万が一、また同じような目にあえば、今度は自分以外の人にも危害が及んでしまうかもしれない。それは避けたかった。


だが、供を連れるとしても、頼れるのはローマルだけだ。二人っきりでどうにかできる問題ではない。

諦めるしかないのだろうか。


「おお、いたいた。お前か、噂の命知らずのポヴェロというのは」


近くから聞こえたしゃがれ声に振り向き、背後に立っていた大男を見てつい、ギョッとする。


「ガルナ・シュ・ド……!」

「いかにも」


丸太のような手足に、後ろに撫でつけられた白髪混じりの髪。太い首には単車用の防塵眼鏡をかけている。腕を組んで観察するようにジグを見つめた。


なぜ≪三級≫の彼が自分に声をかけてきたのかわからない。接点などはないし、彼が言った「命知らずのポヴェロ」なんて酷い呼ばれ方も今初めて聞いた。


「なるほど。まあ、確かにな。それで、出立はどうする」

「出立?」

「なんだ、やつから聞いていないのか」

「やつ?」


ガルナは腹に響くような声で笑った。笑うと顔がシワだらけになり、まるで好々爺だ。しかし、笑みを収めた顔は確かに≪無欠のガルナ≫の名にふさわしい威厳を感じさせた。


「まあよかろう。水源を見に行くぞ。今から出れば夜には工業都市につく。行く気があるならさっさと腹ごしらえをするなり、装備を整えるなりしてこい。俺は関所で待つが、半刻(約一時間)ほどで発つ。そのつもりでな」


ガルナはそう言って外へ出て行ってしまった。

受付回りに人は少なく、幸い≪三級≫に騒ぐ人だかりに巻き込まれることはなかったが、間近で見たガルナの迫力に今更緊張してきた。

≪一級≫になるためにはあの男さえ越えなければならない。


ジグは大慌てで腹ごしらえをすませて関所へ向かった。


そこは片開の格子門により、本部基地と王都の町が隔たれた場所だった。手続きを終えた兵士を乗せた単車や車が開いた格子門から出て行く。今いる正門と反対側に位置する裏門にも同じ関所があり、帰還時にはそこから本部に入り報告業務に移る。

ガルナは単車を二台用意して待っていた。


ジグは一瞬、状況も忘れて今から政府からの借用だとしても単車に乗れることをうれしく思った。というのも、普段、任務と言えば車の荷台に乗り合わせて行くのが常だったからだ。その方が時間はかかっても割安ですむ。


単車ならば確かに夜には工業都市に到着できるだろう。さらりと移動手段に単車を選ぶところが上級兵士だった。

オルトアも自分専用の単車を持っている。ジグもいつかは自分用の単車が欲しかった。


「用意できたようだな。では、行くぞ」


ガルナは単車にまたがり、防塵眼鏡をつけると、原動機を作動させた。排気のにおいとドッドッドという音についわくわくする。ジグも単車にまたがった。握り部分にかけてある防塵眼鏡をかけ、金具部分の帯を引き、顔に密着させる。原動機を作動させた振動にじわりと痺れる。


ジグが原動機を作動させたことを確認し、先にガルナが出発した。

追いかけるように単車を発進させる。


王都の市街地には入らず、敷地外へと抜ける兵士専用の舗装された道を滑るように進んだ。風を切って進む感覚が気持ちいい。


王都から離れると舗装路は終わり、ぼこぼこした地面になる。それでもガルナは休憩など挟まずに、むしろ速度を上げた。その背中から離れないよう、慣れない単車で必死についていく。


そうして第七工業都市に到着した頃には、運転していただけにも関わらず、すっかり空腹になっていた。

ガルナがとった宿の近くで単車に燃料を補給し、宿の食堂に向かう。狭い食堂は貸し切りにしてあるらしく、他に客はなかった。大机に椅子が二脚向き合うように置いてあり、席につくと、それを合図に給仕たちが肉料理をどんどん運び込んでくる。


ガルナは机に並べられた端から次々と料理を口に運んでいく。


さすが≪三級≫ともなれば水飴をかけて照り焼きにされた丸鶏など、数本の骨を残してぺろりと食べてしまい、また次々と平らげていく。


「見ているだけでは何の足しにもならんだろう」


あっけにとられるジグにガルナはそう言って鷹揚に笑い、また食事に戻る。

声をかけられたことで我に返ったジグも料理に手を付け始めた。フブニの宿の食事もうまいが、ここは幅広い料理が出て来て面白かった。


たらふく料理を食い、椅子に深く座ると、ガルナも腹をさすって同じように座った。


「よい食いっぷりであったな。確かにやつの言う通りかもしれんなあ」

「いい加減、そのやつって誰なのか教えてほしいんだけど」

「では、続きは俺の部屋で話すとしようかの」


二人で食堂から客室に移動する。ガルナの部屋はかなり広い。体が大きいので寝台もそれなりの広さがなければ眠れないのだと笑っている。


笑うと本当に優しい爺さん風になり、ジグもつられて頬を緩めた。

部屋にある向かい合うように設置された長椅子にそれぞれ座る。


「さて……。お前、そもそも任務の件を俺から聞いたんだったな」

「そうだ」

「これは特別任務というやつだ。報酬などはない」


ガルナがジグの反応をうかがうように見つめてきたが、ジグの反応で「なんだ、知っておったか」とつまらなさそうにする。


「知ってたわけじゃないけど、そうかも……って思って。十二番街関係の任務なんて募集されてなかったしさ」


特別任務とは、任務とは名ばかりの上級兵士による独断行動だ。政府は急を要する事態に対応するため、リレーンが行っていたような事前調査をせずに現場に向かうことを≪五級≫以上の兵士に許していた。

状況として水源地へ向かったジグの行動も特別任務に相当するが、階級が伴わないため、身勝手な自殺行為として評価されたがガルナなどの立場になれば全く違ってくる。


「でも、普通は交流のある後輩とかを連れて行くもんじゃ……?」


任務の発信者が上級であれば部下は下級や、中級でも構わない。そうなると必然的にジグがとっさにローマルを呼ぼうと考えたように、ある程度交流のある者を同行者に選ぶ。


「俺、上級兵士に知り合いなんていないんだけど」


時に、兵士は推薦などで飛び級をすることがある。だが、ジグにそんなコネはない。そもそも、ほとんどの兵士にそんな力はない。だからこそ、地道に任務をこなすのだ。

ジグも飛び級をうらやみはしたが、特別任務はもちろん、その他にもかわいがりなどで派手に働き、仲間の足を引っ張り合って上級兵士に媚びている兵士を見るうちに、すっかりうらやましさなど忘れてしまった。今は遅くても着実に自分で功績を上げ、認められていく方が断然いいと思っている。


ガルナは低くうなった。


「そうであろうな。俺も、お前を知ったのはやつから聞いた後だ。聞いた当初はそんな馬鹿な話、あるわけないと思ったものだが」


「どういうことだ、それ……」


「ん? ああ、お前を襲った獣は西の蛮族が家畜とするスピリトという生き物だ。有角の獰猛な生き物で、知能が高い。中には飛ぶものもいるそうだ。先日、基地上空で仕留められたあれもスピリトの一種らしい。お前が襲われたものはあれでいて小型種に分類される」


「あ、あれで小さいのか? じゃあ、この前オルトアが仕留めたあれが大型……」


「そう思いたいだろうが、あの大きさで中型種と呼ぶらしい。大型種などはほとんど山と変わらんという話だ。それだけに数は少ないだろうが。話がそれたな。何が言いたいかというと、スピリトの突進を受けて骨折程度ですむような輩が≪十六級≫などであるはずがない、というわけだ。それも、もう怪我自体ほとんど完治しているならなおさらな」


「え」


「ならばさっさと五つ六つ階級を上げてやろうではないか、と話になってな」


五つか、六つ。それだけ階級が上がれば生活が一変する。

自分で単車を借用できる。兵舎を出て部屋も借りられるだけの信用も得られる。なにより、故郷に仕送りを増やせる。


「まあ、そう目を輝かせているところ悪いが」

「へ?」

「丈夫さにかけては確かに≪十級ヨド≫ほどはあるだろうが、まともに一撃を食らうような身のこなししかできんようでは、押し上げようがない。つまり、今回、水源を見に行くついでにお前を鍛えてやろうという話になってな」


「え、あ、あんたが? 弟子はとらないって聞いたぞ」

「誰が誰を弟子にするだと。そんな七面倒くさい真似、誰がしてやるか。俺が稽古をつけてやるのは今回だけだ」

「そんな一夜漬けみたいな稽古……。文句言えた立場じゃないけどさ……」


どんな状況でも≪無欠のガルナ≫に稽古をつけてもらえるのは、またとない好機といえる。それに、彼がたびたび口にして、正体を明かすことのない「やつ」というのも気になる。名前をぼかすということは、誰もが知る兵士なのかもしれない。オルトア、とか。


まさか、それはあり得ない。そう自分に言い聞かせたが、可能性としては捨てきれず、今から明日が待ち遠しい。


「お前、水源のこと忘れたわけではないだろうな」

「あ、当たり前だろ。それはそれで。これはこれだしさ」


「それならばいい。日の出と共に出発だ。早く休め」


ガルナの部屋を追い出され、ジグは自分に用意された部屋に戻った。内装はガルナの部屋と変わらないが、寝台の大きさは全然違う。


あれほど大きな体の兵士も珍しい。武器が両手剣という定石さが意外に思えるほどだ。


そういえば、なぜオルトアは双斧なのだろうか。斧は彼が使い始めるまで蛮族の武器と見なされ、敬遠されてきた。悪印象が払しょくされた今でも、扱いが難しいという点で、主力として扱う者は少ない。


そんなことを考えながら眠ったせいで、見た夢はオルトアの夢だった。彼に背を預けられて戦う。最高の夢だった。


だが、目覚めたジグを待っていたのはひたすら過酷な道のりだった。

日の出前に単車の前でガルナを待っていると、走っていくと伝えられてギョッとした。十二番街まで走ることは苦ではないが、そう伝えに来たガルナの背部に両手剣が横になって下げられているのを見たからだ。


「お前が先に出発しろ。百を数えたら追いかける。追いつかれたら死ぬと思って十二番街の井戸まで走れ。応戦しても構わんが、実力差をよく考えることだ。よいか」


「あ、まじか」

「よーい」


ガルナの合図で最初から全力で走って工業都市を出た。武器は重くなるため、ぎりぎりまで出さずに、とにかく走ることに集中した。これだけの速さで進めば一刻(約二時間)でたどり着けるはずだった。


工業都市から貧民街へ向かう道は舗装などされていない。高低差のある荒れ地がひたすら続き、地面からはちょうど足が引っかかる高さの岩などがごろごろしている。順調に半時(約三十分)ほど走った辺りで、ぞくりと嫌なものを感じた。


耳をすませると、ガルナが迫ってくる足音が聞こえた。長い距離を走るような足音ではない。地面を蹴る音が近づく。剣が風を切る音。来た。ジグは階級証を外し、感覚に任せて武器を出した。

振り向いてガルナの剣技をはじいた――つもりだった。


振り向いた場所にガルナはいない。砂埃が舞っているだけだ。


「甘いぞ、わっぱ!」


頭上から聞こえた声に反応して、横に跳んだ。転がると、ジグがいた場所にガルナが太い両手剣を容赦なく振り下ろし、地面が割れる。

少しでも距離を空けるため走ろうとしたが、ガルナに背を向けた時には胴体を薙ぎ払われ目の前が真っ暗になった。


ハッとして目を覚ますと、ガルナが「死ななかったか」と笑っている。


「そら。もう一度だ。よーい」


朦朧としたまま再び走らされた。

今度はずきずきと腕やら腹が痛む状態での疾走。兵士として鍛えられていて、怪我の治りは一般人より早いとはいえ、ガルナに追いつかれるまでに治すなどということは不可能だった。


意表を突かれ、体勢を崩し、一撃を食らう。それは剣であったり、拳であったり。そして気絶して、目覚めては走らされる。


当たり前だが、攻撃を食らえば食らっただけ進みは遅くなる。三度も体を剣で吹っ飛ばされ、痛みだけで気を失いそうなほどだった。


それに、貧民街へ近づくほど道の整備は疎かになり、人が隠れられるほど大きな岩なども撤去されずに残っている。資源利用できそうなものが地下から見つかればこの辺りも工業都市として栄えるようになるのだろうが、放置されているせいで、いつ、どの岩陰からガルナが飛び出してくるのかわからない。


武器を構えて走るべきか。それとも、今、全力を出して走り、井戸へ向かうべきか。ガルナは間違いなく一撃でジグを潰せるだけの力を持っている。手心を加えられている自負はあるが、命の保証まではない気がした。


耐えきれずに死ねばそこまで。


ジグは腰の収納型武器を握り考えた。


そして唯一の活路を見出す。息が上がる。これが通用しなければ本当にここで死ぬかもしれない。上級に稽古をつけられて死ぬ。そんな馬鹿な死に様では納得できない。


挿入口に階級証を差し込み、選択した武器を装備する。それとほぼ同時にガルナが前方の岩陰から飛び出してきた。


ガルナが剣を振りかぶる――そう見せかけて剣を上へ放る。ジグはつい剣に意識が向き、踏み込んでくるガルナに拳を打ち込まれた。


「ん?」


打ち込まれた衝撃で体がひっくり返りそうになるのを何とか耐える。

寸前のところでジグは姿勢を低くし、両腕を縦のように構え、ガルナの拳を受けた。その手には肘まで防御できる拳鍔がはめられている。


ガルナがそれを見てにやりと笑った。


その笑みの意地の悪さには気づけなかった。ジグは素早く動き、大きくすきのできたガルナの腹に拳を打ち込んだ。だが、ジグの一撃はガルナのみぞおちに届く一歩手前で阻まれた。


「見事」


ジグの拳をガルナは素早く防御に回した手のひらで受け止めていた。


そして腹に衝撃が走り、目の前が真っ暗になった。













  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ALEPH―アレフ― janE @lovedoe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ