編集済
面白かったです!
いいですね、こういった話は。ストーリーもとても好きです。
ひとつ気になったのは、もりくぼの小隊様の文章が重く感じた事です。これは実際に重苦しい文章というわけではなく、文章自体はとても上手いと思います。もりくぼの小隊様の癖なのか、読点が非常に少なく、文章のリズムが重くなっているためだと思います。
ただ読みづらくはなかったので、問題ないと言えば問題ないのですが。読点を入れる事で、リズムが生まれるのかなぁとは思いました。
あと『しんと降る雪』が度々出てきますね。これはむしろ、シーンが変わる度に形を変えて、パワーワードのようにすると面白い効果を生むかもしれません。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
ありがとうございます!
あぁ、なるほど読点。実は前に読点が多すぎるという他の方へのアドバイスを聞いて自分にも当てはまるなと思って意識的に付けないようにしてたんですけど、逆にそれがよくなかったのかも知れないですね。今度は読点のバランスを考えてみたいと思います。
パワーワードですか。確かにうまくいけば面白くてできるかも知れませんね。ここももうちょい勉強してみようかしら。アドバイス感謝します。
こちらこそ、最後までお読みいただきありがとうございました!
企画から拝読しました。
秋人の強さが頼もしくもあり、怖くも感じました。
そして彼のこの台詞。「構わんっ! ワシはこの日のためだけに、力を欲しただけじゃあっ」
この台詞、キャッチコピーにも引用されていますが非常に印象深く、秋人の思いを端的に表していて良い台詞だなと感じました。
美冬が泣くシーンが本当に切ないですね……。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この台詞は僕も書き終えて読み直すと印象深く感じたので直しは入れずにキャッチコピーにも引用しました。作者の書いた言葉というよりも秋人の思いの言葉だと思っています。それくらい自然に出たなって。もしかしたら同じの書けと言われたら書けないかもしれません。
こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございました。
どんぐりまなこの秋人がすごく印象的です。存在感があります。あまり感情を感じさせないダークヒーロー的な秋人が、淡々と、粛々と、村の仇である山賊たちを屠っていく描写は、硬めの文体にぴたりとくっついています。
派手な剣戟で盛り上がりを作るのではなく、秋人の内省的なひとり語りでシーンをしめくくるところが渋いです。上質で硬派な時代物を堪能しました!
作者からの返信
返信めちゃくちゃ遅れてすみません。コメントありがとうございます。
粛々と屠ってゆく描写はもう少し派手な動きを入れていたのですが読み直していらないと感じて削っていきました皆さんの反応を読むと削ってよかったと思いました。
秋人のひとり語りは秋人の奥底の感情が筆に乗っていたのでそこも評価していただきありがとうございました。
うわ、これは素晴らしいですね。息を詰めて読んでしまいました。
途中、秋人その人もとても怖かった。それくらい戦慄を感じさせる筆致でした。そして最後も思いもよらなかった。彼の運命は幸福なものかと。彼にとっては幸福なのかもしれませんが。
解題が所々に入っていたのも良かったと思います。最後には、「空を切る風音が雪溶かす炎の圧にかき消えた」にきましたか。
何か指摘を、ということでかなり頑張って探してみたのですが。強いて言うなれば、「しんと降る」という表現が前編でもほぼ同じにあるので、少し変えてみられては。ただ、故意に同じになさっているやもとも思うので(冒頭は揃えられていますし)、そうでしたらご放念ください。
作者からの返信
褒めていただきありがとうございます自分ではまだ未熟だと思っていたので凄く励みになります。
書いた身としては秋人は幸せだったと思います。
「しんと降る」は故意にですが、確かにくどいとは自分でも思いました。適切な表現が浮かばずそのままにしていましたのでもう一度読み直して手を加える事を考えてみたいです。指摘をいただけて嬉しかったです。細部までしっかりとお読みくださり本当にありがとうございました。
おお、秋人がヒーローでしたか!良かった!
いいですねぇ、このちょっと切ないハッピーエンド。これもハッピーエンドと行って良いのかな。私は好きです。
あと個人的に、言葉が好きですね。これはもりくぼさんのお国の方のですか?
作者からの返信
はい、秋人がヒーローでしたっ。
これは、ハッピーなのかなぁ。完全に趣味丸出しなエンディングなんで共感は無いかなと思ったんですけど、
以外と好きと言ってくださる方が多くてなんか嬉しいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
普段使ってる言葉とご近所のじいちゃんばあちゃん達の会話、おかんからよく聞いてた宇部に住んでた美容師の先生の古い言葉を合わせたやつだから正しい方言じゃないですけど、一応山口弁です。あと、書く前に「おーい竜馬!」読んでたんで土佐弁が混じってるかも。方言ガチ勢が読んだら確実に突っ込まれます(笑)
白い雪の深い地であるからこそ血吹雪も実に鮮やかに!
村と彼女を救うために忍びの道に…… 気配を感じさせなかったあたりで人外か? とも思ったのですが、あくまで生きた人間の話なところが素晴らしい!
安易にするっと人外に行ったらやっぱり切なさが違うと思うんですよね。
さてこの後抜け忍となった? 彼は果たして。
そして血吹雪も遺体も全てこの上に積もっていく白い雪の下に……
作者からの返信
ありがとうございます。雪と聞いて最初に浮かんだのが血に染まるだったりします。最初がこれでいいのか?
そう、最所から忍者は決めてたのでここはちょっと人外を臭わせました。前の葉桜が人外だったというのもありますけど、こっちにしてよかったと思います。
あぁ、生き残って抜け忍になってる可能性もありますね。そっちの方が希望は強いですね。
雪積もり死体は消えて雪溶けが血を洗い流すでしょう。現れるはずの死体もなぜか消えていそう。
秋人、あっぱれでございます。
作者からの返信
ありがとうございます!